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令和2年度医療費の動向を公表 厚生労働省

厚生労働省は、831日、「令和2年度医療費の動向~概算医療費の年度集計結果~」を公表しました。

厚生労働省では、毎月、医療費の動向を迅速に把握するため、医療機関からの診療報酬の請求に基づいて、医療保険・公費負担医療分の医療費を集計し、「医療費の動向」として公表しています。

このたび、令和2年度分の集計結果をまとまったため公表したものです。

本資料における医療費は速報値であり、労災・全額自費等の費用を含まないことから概算医療費と呼称しています。概算医療費は、医療機関などを受診し傷病の治療に要した費用全体の推計値である国民医療費の約98%に相当しています。

本調査は、審査支払機関(社会保険診療報酬支払基金及び国民健康保険団体連合会)から診療報酬に関する審査支払業務において集まる医療費情報の提供を受け、これらを集約することで、医療費の動向を迅速に把握し、医療保険行政のための基礎資料を得ることを目的としたものです。

【調査結果のポイント】

〇 令和2年度の医療費は42.2兆円となり、前年度に比べて約1.4兆円の減少となった。

〇 医療費の内訳を診療種類別にみると、入院17.0兆円(構成割合40.4%)、入院外14.2兆円(33.7%)、歯科3.0兆円(7.1%)、調剤7.5兆円(17.9%)となっている。

〇 医療費の伸び率は▲3.2%。診療種別にみると、入院▲3.4%、入院外▲4.4%、歯科▲0.8%、調剤▲2.7%となっている。

〇 医療機関を受診した延患者数に相当する受診延日数の伸び率は▲8.5%。診療種別にみると、入院▲5.8%、入院外▲10.1%、歯科▲6.9%となっている。

〇 1日当たり医療費の伸び率は+5.8%。診療種別にみると、入院+2.6%、入院外+6.4%、歯科+6.6%、調剤+7.3%となっている。

 

https://www.mhlw.go.jp/topics/medias/year/20/dl/iryouhi_data.pdf

 

 

2021/09/01(水) 17:21

令和2年度調剤医療費の動向を公表 総額7兆4,987億円 厚労省

l厚生労働省は、831日、令和2年度調剤医療費(電算処理分)の動向を公表しました。

厚生労働省では、毎月、調剤医療費の動向及び薬剤の使用状況等を迅速に把握するため、電算処理分のレセプトを集計した「調剤医療費(電算処理分)の動向」を公表しています。

このたび、令和2年度の集計結果がまとまったため公表しました。

【調査結果のポイント】

〇令和2年度の調剤医療費(電算処理分に限る)は74,987億円(伸び率▲2.6 %)であり、処方箋1枚当たり調剤医療費は9,849 円(伸び率+7.2 %)であった。

その内訳は、技術料が1兆8,779億円(伸び率▲5.0%)、薬剤料が56,058億円(▲1.8%)、特定保険医療材料料が150億円(伸び率+7.2%)であり、薬剤料のうち後発医薬品が1兆1,337億円(伸び率+3.4%)であった。

〇処方箋1枚当たりの調剤医療費を年齢階級別にみると、年齢とともに高くなり、最も高い80歳以上85歳未満では11,448円と、0歳以上5歳未満の3,623円の約3.2倍であった。

〇後発医薬品割合は、令和2年度末の数量ベース(新指標)で82.1%(伸び幅+1.7%)、数量ベース(旧指標)で59.1%(伸び幅+3.7%)、薬剤料ベースで21.4%(伸び幅+2.7%)であり、後発医薬品調剤率が77.6%(伸び幅+1.9%)であった。

〇内服薬の処方箋1枚当たり薬剤料の伸び率は+7.4%となっており、この伸び率を「処方箋1枚当たり薬剤種類数の伸び率」「1種類当たり投薬日数の伸び率」「1種類1日当たり薬剤料の伸び率」に分解すると、各々▲1.0%+12.7%、▲3.7%であった。

〇令和2年度の調剤医療費を処方箋発行元医療機関別にみると、医科では病院が31,842億円(▲0.5%)、診療所が42,896億円(▲4.2%)であり、令和2年度末の後発医薬品割合は、数量ベース(新指標)で、病院が82.6%(伸び幅+1.6%)、診療所が81.9%(伸び幅+1.8%)であった。また、制度別にみた場合、最も高かったのは公費の90.5%(伸び幅+0.7%)、最も低かったのが国保組合で80.4%(伸び幅+1.7%)であった。

〇令和2年度末の後発医薬品割合を、数量ベース(新指標)の算出対象となる医薬品について、薬効大分類別にみると、薬効大分類別の構成割合が最も大きい循環器官用薬は85.4%、次いで大きい消化器官用薬は90.1%であった。

 

https://www.mhlw.go.jp/topics/medias/year/20/gaiyou.html


 

2021/09/01(水) 16:56

PTPシートの誤飲で医療安全情報 日本医療機能評価機構

公益財団法人日本医療機能評価機構は、816日、医療事故情報収集等事業 医療安全情報No.177PTPシートの誤飲(第3報)」及び添付資料「お薬を服用される方へ」を提供しました。

医療安全情報No.5720118月)および医療安全情報No.8220139月)で、PTPシートを誤飲した事例を取り上げていますが、その後、類似の事例が52件報告されており、そのうち、32件は看護師がPTPシートのまま患者に渡した事例です(集計期間:201671~2021630日)。この情報は、第64回報告書「再発・類似事例の分析」で取り上げた内容をもとに作成しました。「看護師が薬剤をPTPシートから取り出さずに渡し、患者が誤飲した事例が報告されています。」

事例1:看護師はイーケプラ錠と酸化マグネシウム錠を渡す際、患者から「薬はもう少ししてから飲む」と言われた。看護師は、薬剤をPTPシートから取り出して渡すことになっていたが、患者は70歳代で受け答えに問題がなかったため、PTPシートのまま容器に入れて渡した。10分後に訪室すると、患者は「シートごと飲んでしまった」と言った。X-CT検査で食道にPTPシートを認め、上部消化管内視鏡で摘出した。

事例2:患者は70歳代で認知機能の低下はなく、いつもは薬剤をPTPシートから取り出して内服していた。準夜帯看護師は、PTPシートのブロチゾラム錠と分包から取り出したニバジール錠を容器に入れて患者に渡した。患者は、容器にはPTPシートから取り出された薬剤が入っていると思い、服用した。翌朝、患者は「喉のあたりがチクチクする」と言った。X-CT検査で食道にPTPシートを認め、上部消化管内視鏡で摘出した。

<事例が発生した医療機関の取り組み>

・切り離したPTPシートは誤飲の危険性があることを院内で周知する。

・看護師は、薬剤をPTPシートから取り出して患者に渡す。

<取り組みのポイント>

PTPシートの誤飲は、年齢や認知機能に関わらず発生している。

 

https://jcqhc.or.jp/

2021/08/17(火) 13:40

令和2年度ジェネリック医薬品シェア分析結果を公表 日本ジェネリック製薬協会

日本ジェネリック製薬協会(GE薬協)は、730日、令和2年度ジェネリック医薬品シェア分析結果を公表しました。

令和2年度(令和24~令和33月)のジェネリック医薬品(GE医薬品)の数量シェア分析結果(速報値)は79.4%です。

令和2年度第4四半期(令和31~3月)のGE医薬品の数量シェアは80.1%で、四半期ごとのGE医薬品数量シェア分析結果の推移(速報値)は、平成31年度第4四半期78.5%、令和2年度第1四半期79.3%、第2四半期78.9%、第3四半期79.4%4四半期80.1%となっています。

なお、数量は製販業者からの出荷数量で、四半期ごとのGE医薬品シェア数値は、GE薬協理事会社からのデータ及びIQVIA社のデータをもとに推計した速報値で、年度の数値は、GE薬協全会員会社のデータ及び一部IQVIA社のデータに基づく数値です。シェアの計算方法は、「GE医薬品の数量/GE医薬品のある先発医薬品の数量+GE医薬品の数量」です。

 

https://www.jga.gr.jp/

2021/08/02(月) 10:17

公式Twitterを開設 日本OTC医薬品協会

日本OTC医薬品協会は、71日、公式Twitterの開設を発表しました。

健やかな毎日を送るためのセルフメディケーションやセルフケア情報を提供します。

https://twitter.com/JsmiOfficial

 https://www.jsmi.jp/
2021/07/02(金) 15:53

令和2(2020)年社会医療診療行為別統計の概要を公表 厚生労働省

厚生労働省は、630日、令和2社会医療診療行為別統計の概要を公表しました。

社会医療診療行為別統計は、医療保険制度における医療の給付の受給者に係る診療行為の内容、傷病の状況、調剤行為の内容、薬剤の使用状況等を明らかにし、医療保険行政に必要な基礎資料を得ることを目的な毎年作成しているもので、社会保険診療報酬支払基金支部、国民健康保険団体連合会に提出され、令和26月審査分として審査決定された医療保険制度のレセプト(医科診療と歯科診療の診療報酬明細書及び保険薬局の調剤報酬明細書)のうち、レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)に蓄積されている全数を集計の対象としています。

今回公表する結果は、医科68,168,704(一般医療46,714,194件、後期医療21,454,510件)、歯科14,124,412件(一般医療11,441,554件、後期医療2,682,858件)、保険薬局44,919,108件(一般医療30,294,587件、後期医療14,624,521件)のレセプトについて集計したものです。なお、医科の内訳は病院17,795,622件(一般医療11,144,362件、後期医療6,651,260件)、診療所50,038,280件(一般医療35,333,632件、後期医療14,704,648件)です。医科にはデータ上で病院・診療所別を取得できなかったものを含みます。

[結果のポイント]

1. 医科入院の診療の状況

 ・1件当たり点数は57,074.2点(対前年5.3%増)

 ・1日当たり点数は3,446.6点(同2.3%減)

2. 医科入院外の診療の状況

 ・1件当たり点数は1,445.0点(対前年4.9%増)

 ・1日当たり点数は979.0点(同7.0%増)

3. 歯科の診療の状況

 ・1件当たり点数は1,327.7点(対前年10.7%増)

 ・1日当たり点数は757.6点(同7.3%増)

4. 薬局調剤の状況

 ・1件当たり点数は1,179.7点(対前年9.7%増)

 ・受付1回当たり点数は996.9点(同12.0%増)

5. 後発医薬品の使用状況(薬剤種類数に占める割合)

 ・総数では75.6%(対前年2.5ポイント上昇)

 ・入院では72.5%(同3.2ポイント上昇)

 ・院内処方(入院外・投薬)では65.5%(同2.4ポイント上昇)

・院外処方(薬局調剤)では78.2%(同2.4ポイント上昇

 

薬局調剤については以下の通りです。

 [薬局調剤]

◇調剤行為の状況

薬局調剤の1件当たり点数は1,179.7点で、前年に比べ104.8点、9.7%増加している。受付1回当たり点数は996.9点で、前年に比べ107.1点、12.0%増加している。調剤行為別にみると、「薬剤料」750.2点(構成割合75.3%)が最も高く、次いで「調剤技術料」196.0点(同19.7%)となっている。1件当たり受付回数は1.18回で、前年に比べ0.02回減少している。

一般医療-後期医療・年齢階級別にみた調剤行為の状況

薬局調剤の1件当たり点数は、一般医療1,070.4点、後期医療1,406.3となっている。受付1回当たり点数は、一般医療.926.8点、後期医療1,131.9点となっている。年齢階級別にみると、階級が高くなるにつれて受付1回当たり点数が高くなっている。1件当たり受付回数は、一般医療.1.15回、後期医療1.24回となっている。

「薬剤の使用状況」

[医科診療及び薬局調剤]

◇薬剤点数の状況

診療報酬明細書(医科入院外)及び調剤報酬明細書1件における使用薬剤の薬剤点数について、院内処方、院外処方別に薬剤点数階級別の件数の構成割合をみると、ともに「500点未満」が最も多く、それぞれ68.1%59.3%となっている。年齢階級別にみると、院内処方、院外処方ともに階級が高くなるにつれて500点以上の割合が高くなっている。

◇薬剤種類数の状況

診療報酬明細書(医科入院外)及び調剤報酬明細書1件における使用薬剤の薬剤種類数について、院内処方、院外処方別に薬剤種類数階級別の件数の構成割合をみると、ともに「1種類」「2種類」が多くなっている。年齢階級別にみると、院内処方、院外処方とも「75歳以上」で「7種類以上」の割合が高くなっている。1件当たり薬剤種類数は、院内処方で3.34種類、院外処方で3.70種類となっている。

◇薬効分類別にみた薬剤の使用状況

使用薬剤の薬剤点数について、入院、院内処方、院外処方別に薬効分類別の薬剤点数の構成割合をみると、入院では「腫瘍用薬」22.8%が最も多く、次いで「中枢神経系用薬」15.6%、「生物学的製剤」11.3%の順となっている。院内処方では「腫瘍用薬」21.5%が最も多く、次いで「その他の代謝性医薬品」15.6%、「循環器官用薬」9.9%、院外処方では「その他の代謝性医薬品」15.7%が最も多く、次いで「循環器官用薬」14.8%、「中枢神経系用薬」14.4%の順となっている。

◇後発医薬品の使用状況

入院、院内処方、院外処方別に薬剤点数に占める後発医薬品の点数の割合をみると、総数18.0%、入院14.6%、院内処方16.0%、院外処方18.4%となっている。また、薬剤種類数に占める後発医薬品の種類数の割合をみると、総数75.6%、入院72.5%、院内処方65.5%、院外処方78.2%となっており、前年に比べ総数2.5ポイント、入院3.2ポイント、院内処方2.4ポイント、院外処方2.4ポイント上昇している。後発医薬品の薬効分類別の薬剤点数について構成割合をみると、入院では「抗生物質製剤」22.7%、院内処方では「循環器官用薬」26.6%、院外処方では「循環器官用薬」28.3%が最も多くなっている。

◇薬剤料の比率

医科(薬局調剤分(医科分)を含む)における薬剤料の比率は、入院は9.1%で前年に比べ0.6ポイント減少、入院外は43.5%で前年に比べ3.0ポイント増加している。「投薬」「注射」についてみると、入院では「投薬」よりも「注射」の比率が高く、入院外では「注射」よりも「投薬」に比率が高くなっている。

 

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/sinryo/tyosa20/

2021/07/02(金) 11:13

令和2年度2月の調剤医療費の動向を公表 厚生労働省

厚生労働省は、625日、最近の調剤医療費(電算処理分)の動向として令和2年度2月(令和32月)分を公表しました。

(1)   令和32月の調剤医療費(電算処理分)6,031億円(伸び率:対前年度同期比▲4.9%)で、処方箋1枚当たり調剤医療費は9,764(伸び率+6.8%)であった。調剤医療費の内訳は、技術料が1,536億円(伸び率▲7.1%)、薬剤料が4,483億円(伸び率▲4.1%)で、薬剤料のうち、後発医薬品が965億円(伸び率+9.1%)であった。

(2)   薬剤料の多くを占める内服薬の処方箋1枚当たり薬剤料5,670(伸び率+6.8%)を、処方箋1枚当たり薬剤種類数、投薬日数、1種類1日当たり薬剤料の3要素に分解すると、各々2.73種類(伸び率▲1.3%)27.9(伸び率+12.5%)74(伸び率▲3.8%)であった。

(3)   内服薬の薬剤料3,502億円(伸び幅:対前年度同期差▲182億円)を薬効大分類別にみると、総額が最も高かったのは循環器官用薬の601億円(伸び幅▲37億円)で、伸び幅が最も高かったのは腫瘍用薬の+29億円(総額369億円)であった。

(4)   処方箋1枚当たり調剤医療費を都道府県別にみると、全国では9,764(伸び率+6.8%)で、最も高かったのは北海道11,621(伸び率+6.4%)、最も低かったのは佐賀県8,201(伸び率+6.4%)であった。また、伸び率が最も高かったのは徳島県(伸び率+9.4%)、最も低かったのは和歌山県(伸び率+2.9%)であった。

後発医薬品の使用状況については、後発医薬品割合は数量ベース(新指標)82.1%(伸び幅+1.8%)、薬剤料ベースが21.5%(伸び幅+2.6%)、後発品調剤率が77.8%(伸び幅+1.7%)であった。なお、数量ベース(旧指標)では59.2%(伸び幅+3.7%)であった。数量ベース(新指標)は、「後発医薬品の数量」/「後発医薬品のある先発医薬品の数量」+「後発医薬品の数量」で算出。

後発医薬品の都道府県別状況をみると、処方箋1枚当たり後発医薬品薬剤料は全国1,562円で、最高が北海道2,009円、最低が佐賀県1,289円、処方箋1枚当たり後発医薬品薬剤料の伸び率は全国+22.6%で、最高が徳島+27.2%、最低が和歌山県+18.9%、新指標による後発医薬品割合(数量ベース)は全国82.1%で、最高が沖縄県89.5%、最低が徳島県78.5%、後発医薬品割合(薬剤料ベース)は全国21.5%で、最高が鹿児島県25.4%、最低が京都府18.4%、後発医薬品調剤率は全国77.8%で、最高が沖縄県83.9%、最低が東京都72.7%、旧指標による後発医薬品割合(数量ベース)は全国59.2%で、最高が沖縄県66.8%、最低が東京都55.1 %となっている。

 

https://www.mhlw.go.jp/topics/medias/c-med/2021/02/

 

2021/06/30(水) 17:16

マンガでわかるバイオ医薬品 くすりの適正使用協議会が患者・一般向け資材公開

一般社団法人くすりの適正使用協議会(RAD-AR)は、614日、患者・一般向け資材「マンガでわかるバイオ医薬品~がん治療薬編~」PDF版をHP上に公開しました。

バイオ医薬品とは、微生物や動物細胞を用いて製造されたタンパク質を有効成分とする医薬品のことで、がんを含む様々な病気の治療に使われていますが、本資材は、がん治療に用いられるバイオ医薬品について基礎的なことを学べる患者・一般向け資材で、内容は5つのQ&Aで構成し、バイオ医薬品の効く仕組みなどをマンガやイラストを用いてわかりやすく解説しています。

バイオ医薬品のキャラクター「バイオ君」・「バイオちゃん」の対話と解説の形式で、漫画を取り入れてやさしく表現。ノーベル賞受賞対象となった免疫チェックポイント阻害剤も取り上げ、日進月歩のがん治療薬について正確に現状を紹介しています。

12ページで、①バイオ医薬品ってどんなもの?、②がん治療に用いられるバイオ医薬品とは?、③バイオ医薬品の特徴はなんだろう?、④バイオ医薬品が高額な理由は?バイオシミラーってなに?、⑤バイオ医薬品に特徴的な副作用はあるの?で構成されています。

協議会では、これからがん治療を始める患者や家族、身近にがん患者がいる方の参考になることを願っています。また、がん患者への服薬指導を行う薬剤師の活用も期待しています。

協議会HPでの紹介のほか、日本病院薬剤師会、日本臨床腫瘍薬学会など関連する団体等とも連携して普及を図っていく予定です。

 

https://www.rad-ar.or.jp/bio/index_ippan.html

https://www.rad-ar.or.jp/

2021/06/15(火) 12:58

令和2年度1月の調剤医療費の動向を公表 厚生労働省

厚生労働省は、527日、最近の調剤医療費(電算処理分)の動向として令和2年度1月(令和31月)分を公表しました。

(1)   令和31月の調剤医療費(電算処理分)5,961億円(伸び率:対前年度同期比▲4.3%)で、処方箋1枚当たり調剤医療費は10,147(伸び率+10.1%)であった。調剤医療費の内訳は、技術料が1,472億円(伸び率▲8.3%)、薬剤料が4,476億円(伸び率▲2.9%)で、薬剤料のうち、後発医薬品が947億円(伸び率+10.5%)であった。

(2)   薬剤料の多くを占める内服薬の処方箋1枚当たり薬剤料6,098(伸び率+11.5%)を、処方箋1枚当たり薬剤種類数、投薬日数、1種類1日当たり薬剤料の3要素に分解すると、各々2.82種類(伸び率+0.1%)28.5(伸び率+15.5%)76(伸び率▲3.6%)であった。

(3)   内服薬の薬剤料3,582億円(伸び幅:対前年度同期差▲115億円)を薬効大分類別にみると、総額が最も高かったのは「その他の代謝性医薬品」の632億円(伸び幅+26億円)で、伸び幅が最も高かったのは「腫瘍用薬」の+34億円(総額393億円)であった。

(4)   処方箋1枚当たり調剤医療費を都道府県別にみると、全国では10,147(伸び率+10.1%)で、最も高かったのは高知県12,185(伸び率+10.8%)、最も低かったのは佐賀県8,345(伸び率+7.6%)であった。また、伸び率が最も高かったのは富山県(伸び率+14.8%)、最も低かったのは秋田県(伸び率+6.3%)であった。

後発医薬品の使用状況については、後発医薬品割合は数量ベース(新指標)82.0%(伸び幅+1.8%)、薬剤料ベースが21.2%(伸び幅+2.6%)、後発品調剤率が77.9%(伸び幅+1.5%)であった。なお、数量ベース(旧指標)では58.9%(伸び幅+3.4%)であった。数量ベース(新指標)は、「後発医薬品の数量」/「後発医薬品のある先発医薬品の数量」+「後発医薬品の数量」で算出。

後発医薬品の都道府県別状況をみると、処方箋1枚当たり後発医薬品薬剤料は全国1,612円で、最高が北海道2,059円、最低が佐賀県1,322円、処方箋1枚当たり後発医薬品薬剤料の伸び率は全国+27.1%で、最高が栃木県+32.8%、最低が三重県+23.4%、新指標による後発医薬品割合(数量ベース)は全国82.0%で、最高が沖縄県89.3%、最低が徳島県78.0%、後発医薬品割合(薬剤料ベース)は全国21.2%で、最高が鹿児島県25.0%、最低が京都府18.1%、後発医薬品調剤率は全国77.9%で、最高が沖縄県84.2%、最低が東京都73.1%、旧指標による後発医薬品割合(数量ベース)は全国58.9%で、最高が沖縄県66.6%、最低が東京都54.9 %となっている。

 

https://www.mhlw.go.jp/topics/medias/c-med/2021/01/

 

2021/05/27(木) 17:21

医療用医薬品の情報入手先 インターネットからが増加 くすりの適正使用協議会が調査 

一般社団法人くすりの適正使用協議会(RAD-AR)は、520日、医療用医薬品の情報入手先に関する調査結果を発表しました。これは、過去3年間に医療用医薬品を処方されたことがある一般の方1,200名を対象に、医療用医薬品の調べ方について調査したもので、情報の入手先はインターネットからが増加しています。

スマホ利用率が83%を超えた現在、医療用医薬品の関する情報の入手先は、医療関係者と同程度までにインターネットの利用が増加しました。協議会が1995年から行ってきた調査と比較しても、インターネットを利用した情報検索が増加している傾向が伺われます。

<処方された医療用医薬品の調べ方>

インターネットで調べる(アプリ含む):57.5%、薬剤師に聞く:51.5%、医師に聞く:51.4%、看護師に聞く:5.1%、電子お薬手帳についているリンクで調べる:4.8%、家族・知り合い(医療者でない)に聞く:4.2%、書籍・雑誌で調べる:3.5%、その他:0.2%、調べることはない:12.2%

一方、医療用医薬品の情報をインターネットで調べる際、64.8%は「決まった情報やサイトはない」としており、うち22.2%は検索上位を見ているという結果になっています。健康や医療では、信頼できる情報へのアクセスが大切ですが、検索上位が必ずしも正しい情報とは限らないことには注意が必要、としています。

医療用医薬品の情報を提供している主なサイトの認知状況は、「知っている」がいずれも6%以下で、どのサイトも認知度が低い状況です。

 調査対象は、全国の20~79歳男女(医療従事者は除く)1,200人で、2020923~24日にインターネット調査により行われました。

 

https://www.rad-ar.or.jp/

2021/05/21(金) 17:56