matsuda's blog

2020年11月

強酸性電解水で新型コロナウイルスを不活化できることを確認 大阪医科大学とカイゲンファーマ

大阪医科大学微生物学教室とカイゲンファーマが実施した共同研究で、医療用内視鏡の消毒に用いる有効塩素濃度10ppmの強酸性電解水(次亜塩素酸水の一種)が新型コロナウイルスを不活性化できることを明らかにしました。112日に両者によって発表されました。

独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)による先行研究において新型コロナウイルスを不活性化させるために有効な次亜塩素酸水の有効濃度は35ppm以上と発表されましたが、本研究により有効塩素濃度10ppmの強酸性電解水で新型コロナウイルスを十分に不活性化できることが確認されました。すなわち、強酸性電解水とウイルス液を19:1の混合比率で1分間処理すると99.99%以上の不活性化、混合比率を99:1に増やすと不活性化効果がさらに向上することも確認されました。

なお、本研究成果をまとめた論文は現在学術誌投稿に向け準備中です。

 

https://www.osaka-med.ac.jp/

https://www.kaigen-pharma.co.jp/#gsc.tab=0
2020/11/05(木) 17:32

くすり教育用中高生向け小冊子配布 宝くじ協会の助成受け くすりの適正使用協議会

一般社団法人くすりの適正使用協議会(RAD-AR)は、1028日、日本宝くじ協会の助成を受け、くすり教育用中高生向け小冊子1万冊の配布を発表しました。

RAD-ARは、一般社団法人日本宝くじ協会の助成を2019年度に初めて取得し、くすり教育用中高生向け小冊子の配布を行っており、本年度も引き続き実施しています。

本助成事業は、中高生向け小冊子「くすりは正しく使ってこそくすり!」を1万冊(年間)配布するもので、科学技術館(東京都)の「くすりの部屋-クスリウム」(日本製薬工業協会運営)と、内藤記念くすり博物館(岐阜県)、大阪科学技術館(大阪府)に配架しています。

本年度は、新型コロナウイルスの影響により、対象の施設の閉館や入場制限がありましたが、10月に入り、コロナ対策を行っての運営が軌道に乗り始め、3施設での配架、活用が始まりました。科学や薬に関心の高い子どもたちや保護者へのくすり教育の啓発活動につながるものと思われます。

なお、宝くじ協会は、毎年、公益法人など約100団体が行う公益事業に対して助成を行っており、RAD-ARが実施する子どもたちへのくすり教育の啓発事業が高く評価されています。

小冊子PDFD版、PPT版の閲覧・ダウンロード:

https://www.rad-are.com/items/

2020/11/02(月) 14:38