matsuda's blog

医療機関向けウェブサイトでLancet閲覧サービス開始 ファイザー

ファイザーは、125日から医療機関向けウェブサイト「PfizerPRO(Pfizer for Professionalshttp://www.pfizerpro.jp)上で、「The Lancet(The Lancet.comhttp://www.thelancet.com)の内容を閲覧できる新サービスの契約を締結しました。フルテキストのPDFが掲載されている1996年以降の論文が閲覧対象です。

本年2月に「The New England Journal Medicine(NEJM.org)」と同様のサービスを締結しており、今回はその第2弾となります。PfizerPROにおいて、世界の主要医学誌のうちLancetNEJM2つの医学誌を閲覧できるようになりました。

 

http://www.pfizer.co.jp/pfizer/index.html
2011/12/09(金) 12:09

宮城の施設に寄付 日本イーライリリーが社内ウォークイベントの寄付を

日本イーライリリーは、社団法人宮城県精神保健福祉協会みやぎ心のケアセンターに、社内ウォークイベントで募った2969,000円を寄付しました。

みやぎ心のケアセンターは、東日本大震災による被災者の心的外傷後ストレス障害(PTSD)、うつ病、アルコール依存、自殺等様々な心の問題に対する対応、被災地の精神障害者への地域生活支援、関係機関への技術的支援、人材育成など、総合的な心のケア対策を長期的に推進する拠点として、121日より設置されました。

日本イーライリリーでは、10月上旬に、東日本大震災の被災者を支援するため、ウォーク2kmにつき1,000円を会社がマッチング寄付するという、社員対象のチャリティウォークイベントを実施しました。103日から15日までの2週間で延1,499名の社員が、総計5,938kmの距離を歩きました。

アルフォンゾ・G・ズルエッタ代表執行役社長は「社員の被災地を支援したいとの意識は非常に高く、全国の多くの社員がチームで、または個人で歩くことで、寄付を募ることができました。16年前に神戸本社が神戸本社が阪神淡路大震災を経験した企業として、またニューロサイエンス領域の治療薬を提供する企業として、被災者の心のケアをできる限り支援したいと考えています」と話しています。

 

https://www.lilly.co.jp/

 

2011/12/08(木) 17:16

国民医療推進協議会が受診時定額負担導入反対で衆参両院議長に陳情

国民医療推進協議会は、122日、衆議院議長に対して、「受診時定額負担の導入反対に関する陳情」を行いました。

国民医療推進協議会は、平成1610月、「国民の健康の増進と福祉の向上を図るため、医療・介護・保健および福祉行政の強化をめざし、積極的に諸活動を推進すること」を目的に、日本医師会が各医療関係団体等に呼びかけ、発足しました。これまでの活動としては、混合診療の導入反対、患者負担増反対等、国民皆保険制度を守るための活動や、禁煙推進運動などを行ってきました。40団体が加盟し、会長に日本医師会長、副会長に日本歯科医師会・薬剤師会・看護協会の各会長が就任しています。

現在、東日本大震災からの被災地域の早期復興を願い、持続可能な社会保障体制の確立を求める一方、国民皆保険制度の崩壊に繋がる医療への株式会社の参入や、受診時定額負担の導入などさらなる患者負担増に反対する国民の声を政府に届けることを目的とした"日本の医療を守るための国民運動"を展開しています。

その一環として「受診時定額負担に反対する署名運動」を実施し、全国から寄せられた2,330,619名を代表して、原中勝征国民医療推進協議会会長(日本医師会会長)らが、122日に衆議院議長、同5日に参議院議長に陳情しました。9日には日本医師会において「日本の医療を守るための総決起大会」が開催される予定です。

陳情は下記の通りです。

 

 明日の安心を約束する持続可能な社会保障体制を守ることは、国家が負うべき当然の責務です。

 受診時定額負担の導入は、患者さんの自費負担を増やすとともに、所得によって受けることができる医療に格差をもたらすことになり、国民皆保険の崩壊につながります。

 そうした事態にならないよう、誰もが等しく医療を受けられる公的医療保険制度の恒久的堅持を、国民多数の署名を以って陳情します。

 

2011/12/08(木) 15:55

平成22年の医師・歯科医師・薬剤師調査の概況を発表 厚生労働省

厚生労働省は、126日、平成22(2010)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況を発表しました。これは、平成221231日現在における「医師・歯科医師・薬剤師」の届出数を調査したもので、医師は295,049人、歯科医師は101,576人、薬剤師は276,517人、合計673,142人です。前回(平成20)比増減率は、医師が2.9%増、歯科医師が2.2%増、薬剤師が3.3%増となっており、人口10万対では、医師が230.4人、歯科医師が79.3人、薬剤師が215.9人です。

調査は、医師、歯科医師及び薬剤師について、性、年齢、業務の種別、従事場所及び診療科名(薬剤師を除く)などの分布を明らかにし、厚生労働行政の基礎資料を得ることを目的とするもので、昭和57年までは毎年、同年以降は2年ごとに実施しています。調査事項は、(1)住所、(2)性別、(3)生年月日、(4)登録年月日、(5)業務の種別、(6)主たる業務内容(薬剤師を除く)(7)従事先の所在地、(8)従事する診療科名(薬剤師を除く)(9)取得している広告可能な医師の専門性に関する資格名(医師のみ)です。

 

薬剤師については、276,517人の内訳は、男108,068(総数の39.1%)、女168,449(60.9%)となっています。前回比増減は、8,766人増、人口10万対では6.2人増です。

主な調査結果は次の通りです。

(1)施設・業務の種別にみた薬剤師数

主に従事している業務の種別をみると、「薬局の従事者」は145,603(総数の52.7%)で、前回に比べ9,887人、7.3%増加し、「病院・診療所の従事者」は52,013(18.8%)で、1,677人、3.3%増加している。

「大学の従事者」は7,538人で、前回に比べ1,738人減少し、「医薬品関係企業の従事者」は47,256人で387人減少、「衛生行政機関又は保健衛生施設の従事者」は6,303人で23人増加している。

年齢階級別にみると、「30~39歳」が69,741人(25.2%)と最も多く、次いで「40~49歳」が63,477(23.0%)となっている。

施設の種別に年齢階級をみると、「薬局」「病院・診療所」では「30~39歳」、「大学」では「29歳以下」、「医薬品関係企業」では「40~49歳」が最も多い。

また、施設の種別毎に平均年齢をみると、「薬局」では45.1歳、「病院・診療所」が41.8歳、「医薬品関係企業」が44.7歳となっている。

(2)薬局・医療施設(病院・診療所)に従事する薬剤師数

1)施設の種別にみた薬剤師数

平成22年では「薬局」が145,603人、「病院・診療所」が52,013人となっており、年次推移をみると、「薬局」は増加しており、「病院・診療所」は平成8年以降横ばい傾向となっている。

2)年齢階級・性別にみた薬剤師数

性別にみると、「男」が65,648人で、前回に比べ4,220人、6.9%増加し、「女」は131,968人で、7,344人、5.9%増介している。

また、男女の構成割合を年齢階級別にみると、すべての年齢階級で「女」の割合が多く、「50~59歳」では70.6%、「40~49歳」では70.4%となっている。

3)都道府県(従業地)別にみた10万対薬剤師数

全国の薬局・医療施設(病院・診療所)に従事する「人口10万対薬剤師数」は154.3人で、前回に比べ8.6人増加している。

これを都道府県(従業地)別にみると、徳島県が196.7人と最も多く、次いで東京都189.9人、兵庫県178.5人となっており、福井県が117.1人と最も少なく、次いで沖縄県119.7人、青森県120.9人となっている。

 

http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/33-20.html

 

2011/12/07(水) 14:56

中外製薬が情報提供活動にiPad2を導入

 

中外製薬は、MR(医薬情報担当者)ならびにMA(学術情報担当者)の医療従事者の方々への情報提供活動用ツールとして、20121月中旬から、全MRMAに「iPad2(アップル社製、計1,750)を導入することとしました。

中外製薬では「患者さん一人ひとりの立場に立った情報提供活動」を目指し、MRMAが全国の医療従事者の方々に同社製品の適正使用に関する情報提供を日々行っています。その中には、製品の基本情報、添付文書情報、副作用に関するデータ、臨床試験や製造販売後に集積した使用経験に基づく情報等、医療従事者の方々を通じて患者さんが安心して治療を受けていただけるよう、多種多様な情報が含まれています。これらの必要な情報を迅速かつ適切に医療従事者の方々へ提供することは、今後ますます重要になると考えています。

そこで、iPad2により迅速かつ適切な情報提供活動の実施可能性を検証するトライアルを2010年より3回実施し、今般、良好な結果が得られたことから、iPad2を全MRMAに導入することを決定しました。導入に当たっては、野村総合研究所およびソフトバンクテレコムとの連携のもと、新デバイスの可能性を検討し、MRMAの使いやすさを重視した機能構築を実現しました。同時に、情報管理を徹底し、情報漏洩リスクを最小限にとどめるセキュアな環境も構築しました。

さらに、デジタルコンテンツ配信・ドキュメント管理システムを搭載し、PDF、動画、HTML5の資材を活用することにより、わかりやすく正確、かつスピーディな情報提供を可能とするシステム環境を整備しました。

その他の機能としては、●メール送受信、スケジュール管理、日報入力、実績確認、●MRMAの研修用資料・自己学習資料の閲覧、●副作用・安全性情報をはじめとした製品基本情報の提供 の搭載を予定しています。

今後は、薬剤の適正使用推進を目的とした副作用・安全性情報の活用ツールを順次開発していく予定で、また、iPad2導入後も、情報提供する内容については、従来どおり薬事規制や業界自主規範(製品情報概要記載要領等)を満たすものとし、プロモーションを遵守していきます。

 

http://www.chugai-pharm.co.jp/hc/ss/index.html

 

2011/12/02(金) 16:25

大塚製薬が子どもの排便状況と食物繊維の摂取に関する実態調査

大塚製薬は、121日、「子どもの排便状況と食物繊維の摂取」に関する実態調査の結果を発表しました。

大塚製薬は、松生クリニック(東京都)の松生恒夫院長監修のもと、ベネッセコーポレーション運営の女性クチコミサイト「ウィメンズパーク」で、6~12歳の子どもを持つ女性1,162名を対象に、「子どもの排便状況と食物繊維の摂取」に関する実態調査を実施しました。

その結果、小学生の約4割が11回の排便がなく、現代の子どもたちの排便状況は決して良いとは言えないことが分かりました。また、排便11回未満の子どもの母親の6割以上(62.1%)が子どもの食物繊維不足を実感している一方で、「子どもの排便状況の改善」を考えている母親は全体の約2(21%)に留まり、全体的に意識が低いことが明らかになりました。

調査結果の主なトピックスは次の通りです。

     小学生の約4(41.3%)は毎日の排便がない

排便11回未満の割合は、低学年(1~3)ほど高い(44%)

全体で排便11回未満の割合が1番高いのは小学1年生(47%)

     8(78.8%)の母親が子どもの排便は順調だと思っている

さらに排便11回未満の子どもの母親の6(60%)が、自分の子どもの排便は順調だと考えている

     排便11回未満の子どもの母親の62.1%が「子どもの食物繊維不足」を感じている

全体では、53.6%の母親が「子どもの食物繊維不足」を感じている

     「子どもの快便習慣が出来ていない」を認識する母親は僅か10.2%

子どもの生活習慣で改善したいことのベスト3は「食生活のアンバランスや偏食」「運動不足」「寝不足」で、こどもの「快便習慣」への意識は低い

 

http://www.otsuka.co.jp/

 

2011/12/02(金) 15:44

ネット上の書き込み「白血病患者急増 医学界で高まる不安」について日本医師会が否定

日本医師会は、1129日、ネット上の書き込み「白血病患者急増 医学界で高まる不安」について、ホームページで否定しました。内容は次の通りです。

 

現在、ネット上の掲示板、ツイッター、ブログ等において、「白血病患者急増 医学界で高まる不安」として、以下の内容が出回っています。

 

【ネット上からの引用】

各都道府県の国公立医師会病院の統計によると、今年の4月から10月にかけて、「白血病」と診断された患者数が、昨年の約7倍にのぼったことが21日に判明した。これを受けて、日本医師会会長原中勝征は、原発事故との因果関係は不明として、原因が判明次第発表するとした。

白血病と診断された患者の約60%以上が急性白血病で、統計をとりはじめた1978年以来、このような比率は例が無いという。

また、患者の約80%が東北・関東地方で、福島県が最も多く、次に茨城、栃木、東京の順に多かった。

 

日本医師会が、このような発表を行った事実はありません。

 

本文中には、「各都道府県の国公立医師会病院」との表現がありますが、そもそも医師会病院は、国公立ではありませんし、統計の数値につきましても、現段階でそのようなデータについて確認できず、信憑性を疑わざるを得ないものであります。

また、一部一般紙に掲載されたものであるとの噂もございますが、確認したところ掲載した事実はないとの回答を得ております。

日本医師会は、今回の福島第一原子力発電所事故に関しては、政府に対し正確な情報を国民の皆様に提供するよう求めているところでありますし、本会からの情報の提供に関しては、正確な情報提供に心がけております。

国民の皆様とともに安心・安全な医療を進めて参る所存でございますので、今後ともご理解いただきますようお願い申し上げます。

 

http://www.med.or.jp/

 

2011/12/02(金) 14:17

医療コストへの意識と医師・薬剤師への要望 沢井製薬が認知症介護者の意識調査

沢井製薬は、このほど、認知症介護者の意識調査を実施しました。

これは、高齢者人口の伸びに伴い、2005年には169万人であった患者数も、2015年には250万人にまで達すると言われる認知症について、認知症介護者の医療コストに対する意識や医師・薬剤師への要望を、全国の認知症介護者206名、比較対象として生活習慣病患者206名、合計412名を対象に調査を実施しましたものです。

調査対象は全国の40歳以上の男女412名で、認知症介護者206名は認知症(アルツハイマー型/脳血管性)を患い、処方薬を服用している患者の介護者(同居家族に限る)、生活習慣病患者206名は高血圧症・糖尿病・脂質異常症を患い、処方薬を服用している患者で、インターネット調査により、614~15日に実施しました。

結果の概要は次の通りで、施設利用料・ヘルパー代、薬代の全て負担に感じることが明らかになっています。

      月にかかる薬代は、平均すると、認知症介護者6,418円、生活習慣病患者4,456円で、約2,000円の差がある。生活習慣病患者が気にする医療コストの1位は「薬代」だが、認知症介護者は、「薬代」のみならず、「福祉施設利用料」「介護ヘルパー代」なども含めたあらゆる医療コストに負担を感じている。

      処方薬について重視することは、認知症介護者、生活習慣病患者とともに「効果」「安全性」「医師・薬剤師の薦め」である。さらに認知症介護者は、「飲みやすさ」「剤形」に関する重視度も高い。

      薬剤師に望む情報提供として、認知症介護者、生活習慣病患者ともに「副作用」「飲み方・飲み合わせ」と合わせ、「ジェネリック医薬品の有無」のスコアが高い。

      服用している処方薬のジェネリック医薬品への変更希望意向は、生活習慣病患者で41.7%と高く、認知症介護者では26.2%にとどまっている。認知症介護者、生活習慣病患者とともに、「医師・薬剤師に相談してから考える」のスコアが61.2%46.6%と一番高く、医療従事者からの積極的な情報提供が望まれている。なお、変更したい理由としては「同じ効き目であれば、安く抑えたい」が多く、変更したくない理由としては、「現在服用中の薬で満足している」が多い。

 

http://www.sawai.co.jp/

 

2011/11/30(水) 16:42

日本薬剤師会が薬剤師の将来ビジョンに係る基礎調査実施

日本薬剤師会は、「薬剤師の将来ビジョンに係る基礎調査」を実施しています。1124日の記者会見で明らかにしました。

日本薬剤師会では、現在「薬剤師の将来ビジョン」の策定を進めていますが、今般、同ビジョン策定の基礎調査として、各都道府県薬剤師会から推薦されたサポート薬局の協力を得て、調査を実施するもので、①薬局薬剤師に対し、薬剤師の現状や将来に向けての課題等について調査し、②患者・消費者に対し、薬局の利用状況や薬剤師に対する期待・希望などを調査し、その結果を分析して、ビジョン最終案に反映させる計画です。調査は、㈱矢野経済研究所に委託して実施します。

 

1.薬剤師の将来ビジョンに関する薬局薬剤師向けアンケート調査

1)実施時期:1117~127

2)調査対象:日本薬剤師会サポート薬局(2,500薬局)

3)調査方法:矢野経済研究所のHPにアクセスし、インターネットを通じて回答

 

2.来局患者向け「薬局利用等に関するアンケート調査」

1)実施時期:1117~127

2)調査対象:日本薬剤師会サポート薬局(2,500薬局)に来局された患者

3)調査方法:矢野経済研究所からサポート薬局に「お願い状」「調査票」「返信用封筒」を各4部郵送。サポート薬局で患者4名に配布。

4)回収方法:返信用封筒で患者から矢野経済研究所に直接返送

 

 

http://www.nichiyaku.or.jp/

 

2011/11/29(火) 15:34

後発医薬品521品目を薬価基準収載 厚生労働省

厚生労働省は、1128日、診療報酬において加算等の算定対象となる後発医薬品を官報に告示し、薬価に収載しました。官報は1128日号外第254号で、使用薬剤の薬価(薬価基準)の一部を改正する件(厚生労働省告示第四百四十三号)として収載されました。

今回の収載医薬品は、内用薬が84成分139規格369品目、注射薬が44成分87規格115品目、外用薬が11成分13規格37品目の合計135成分239規格521品目で、会社数は72社です。

後発品が初めて収載され算定された品目は、内用薬が6成分16規格156品目、注射薬が2成分5規格10品目、外用薬が1成分1規格20品目、合計9成分22規格186品目となっています。

収載の多い品目は、その他の中枢神経系用薬・塩酸ドネペジル(先発品はエーザイのアリセプト)が合計101品目(30)、その他のアレルギー用薬・ロラタジン(先発品はMSDのクラリチン)が合計38品目(22)、眼科用剤・レボフロキサシン水和物(先発品は参天製薬のクラビット)が合計20品目(20)などです。

なお、塩酸ドネペジルはアルツハイマー型認知症治療薬、ロラタジンは抗アレルギー薬、レボフロキサシン水和物は抗菌薬です。

 

http://www.mhlw.go.jp/

http://www.mhlw.go.jp/topics/2010/04/tp0423-1.html

 

2011/11/28(月) 16:46