0~16歳までの子ども2,452人の親に聞いた「子どもの花粉症」調査結果発表 ロート製薬
ロート製薬は、1月21日、0~16歳までの子ども2,452人の親に聞いた「子どもの花粉症」調査結果を発表しました。父母が実感する「子どもの花粉症」は、2012年25.7%→2014年32.7%へ増加。「花粉症」は「アトピー性皮膚炎」(10.6%)の3倍以上になっています。発症年齢は"5歳まで"43.6%、"10歳まで"80.4%で、低年齢化傾向にあり、目の充血やかゆみがあっても、5人に1人は"目薬を使っていない"ことが明らかになりました。
調査は、2014年12月、花粉症対策への啓発を目的に、0~16歳の子どもを持つ父母を対象とした「子どもの花粉症」アンケート調査で、このうち回答を頂いた父母1,522人及びその子ども2,452人の症状や実態等について、集計・分析を行いました。
<調査結果のポイント>
「子どもが花粉症だと思う」は、2012年25.7%→2014年32.7%へ増加
0~16歳の子どもを持つ父母のうち、子どもが「花粉症だと思う」と実感していう割合は32.7%となりました。「花粉症だと思う」は、2012年のアンケートでは25.7%、2013年では28.8%となっており、子どもの花粉症が年々増加していると考えられます。
子どもの「花粉症」は、「アトピー性皮膚炎」の3倍以上
父母が実感する子どものアレルギー症状について聞いたところ、「花粉症」(32.7%)、「通年性アレルギー性鼻炎」(24.7%)、「アトピー性皮膚炎」(10.6%)、「喘息」(8.3%)という結果になりました。
「花粉症」は、「アトピー性皮膚炎」に悩む子どもの割合と比べると3倍以上になりました。
発症年齢は低年齢化。花粉症の子どものうち、5歳までの発症は4割弱、10歳までの発症は8割超
自分の子どもの花粉症を実感している親にその発症年齢を聞いたところ、0歳から5歳までが43.8%(2012年36.6%、2013年41.8%)、0歳から10歳までが80.4%(2012年69.3%、2013年78.6%)という結果で、過去3年の調査と比較すると、花粉症の発症年齢の低年齢化うかがわれます。
目の充血やかゆみがあっても、5人に1人の子どもが"目薬を使っていない"
「お子様は目をこすったり、かいたりすることはありますか?」と聞いたところ、34.0%の子どもが「目や目の周りの皮膚をかいている」という結果になりました。また「充血やかゆみがあり目をかいている」子どもは24.8%となり、これらの子どものうち19.0%が目薬を使っていませんでした。親が子どもの目のかゆみに気づいていても、約5人に1人が目薬を使っていない実態が明らかになりました。