厚生労働省は、12月22日、平成26年6月分と7月分の調剤医療費(電算処理分)の動向を公表しました。
<6月>
(1)平成26年6月の調剤医療費(電算処理分に限る)は5,561億円(伸び率:対前年同期比2.8%)で、処方せん1枚当たり調剤医療費は8,640円(伸び率0.4%)であった。
調剤医療費の内訳は、技術料が1,391億円(伸び率1.8%)、薬剤料が4,160億円(伸び率3.2%)で、薬剤料のうち、後発医薬品が534億円(伸び率22.0%)であった。
(2)薬剤料の約85%を占める内服薬3,451億円(対前年同期伸び幅91億円)を薬効大分類別にみると、総額が最も高かったのは「循環器官用薬」の876億円(伸び幅▲23億円)で、伸び幅が最も高かったのは「中枢神経系用薬」の36億円(総額584億円)であった。
(3)処方せん1枚当たり調剤医療費を都道府県別にみると、全国では8,640円(伸び率0.4%)で、最も高かったのは石川県(10,857円、伸び率▲1.5%)、最も低かったのは佐賀県(7,416円、伸び率1.5%)であった。
また、伸び率が最も高かったのは千葉県(伸び率2.0%)、最も低かったのは愛媛県(伸び率▲2.3%)であった。
「後発医薬品の使用状況」
後発医薬品薬剤料は534億円(伸び率22.0%、伸び幅96億円)
後発医薬品割合は数量ベース(新指標)が55.1%(伸び幅+9.1%)、薬剤料ベースが12.9%(伸び幅+2.0%)、後発品調剤率が59.1%(伸び幅+6.1%)。数量ベースを旧指標でみると35.9%(伸び幅+5.8%)。
<7月>
(1)平成26年7月の調剤医療費(電算処理分に限る)は5,962億円(伸び率:対前年同期比1.1%)で、処方せん1枚当たり調剤医療費は8,844円(伸び率0.6%)であった。
調剤医療費の内訳は、技術料が1,474億円(伸び率0.5%)、薬剤料が4,478億円(伸び率1.3%)で、薬剤料のうち、後発医薬品が587億円(伸び率20.8%)であった。
(2)薬剤料の約85%を占める内服薬3,725億円(対前年同期伸び幅30億円)を薬効大分類別にみると、総額が最も高かったのは「循環器官用薬」の935億円(伸び幅▲52億円)で、伸び幅が最も高かったのは「中枢神経系用薬」の32億円(総額641億円)であった。
(3)処方せん1枚当たり調剤医療費を都道府県別にみると、全国では8,844円(伸び率0.6%)で、最も高かったのは石川県(11,077円、伸び率▲1.4%)、最も低かったのは佐賀県(7,537円、伸び率1.8%)であった。
また、伸び率が最も高かったのは福岡県(伸び率2.5%)、最も低かったのは愛媛県(伸び率▲1.8%)であった。
「後発医薬品の使用状況」
後発医薬品薬剤料は587億円(伸び率20.8%、伸び幅101億円)
後発医薬品割合は数量ベース(新指標)が55.1%(伸び幅+8.8%)、薬剤料ベースが13.1%(伸び幅+2.1%)、後発品調剤率が59.4%(伸び幅+6.1%)。数量ベースを旧指標でみると36.4%(伸び幅+6.0%)。
http://www.mhlw.go.jp/topics/medias/c-med/2014/06/index.html
http://www.mhlw.go.jp/topics/medias/c-med/2014/07/index.html