日本薬剤師会は、5月9日、「かかりつけ薬剤師・薬局」普及推進を目的とした特設ウェブサイト公開を発表しました。
患者・生活者に対して「かかりつけ薬剤師・薬局」に関する情報発信を強化するため特設ウェブサイトを公開したものです。
日本薬剤師会では、これまで、リーフレットや新聞での記事広告等による「かかりつけ薬剤師・薬局」の啓発活動を行ってきましたが、今回の取り組みは、「かかりつけ薬剤師・薬局」に特化した情報を集約(データベース化)、蓄積し、患者・生活者からの認知をさらに高めることを目的とするものです。
今後は、一般紙への記事広告、各種リーフレット、ポスターなど、「かかりつけ薬剤師・薬局」をテーマとしたすべての制作物から、本特設サイトへの誘導を促し、詳細情報の閲覧を促進します。また、本特設サイトへのアクセス数を指標とした効果検証も行っていきます。
併せて、健康サポート薬局や、薬と健康の週間に関するコンテンツも順次追加する予定にしています。
「かかりつけ薬剤師・薬局」特設サイトへのURL
http://www.nichiyaku.or.jp/kakaritsuke/
http://www.nichiyaku.or.jp/
2017/05/11(木) 17:25
日本医師会は、5月10日、「受動喫煙の防止対策を強化・実現するための署名」の展開を発表しました。
横倉義武会長名で出された趣意書は次の通りです。
2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会の開催にあたり、国際オリンピック委員会(IOC)から「たばこのないオリンピック」の実現が求められています。わが国は世界に向け、たばこ対策に抜本的に取り組む姿勢を示す必要があります。
なかでも、わが国の受動喫煙による健康被害への対策は、世界保健機関(WHO)から「世界最低レベル」に分類されており、少なくとも年間1万5千人が受動喫煙を受けなければ、がん等で死亡せずに済んだと推計されています。
このような状況を考えれば、屋内における喫煙は単なるマナー嗜好の問題ではなく、国民の健康被害の問題として捉えなければなりません。
非喫煙者、とくに働く若い人を受動喫煙による健康被害から完全に守るためには、日本全体で屋内100%全面禁煙とする国際水準の受動喫煙防止法や条例の制定が不可欠であります。
われわれ医師会は、「国民の健康を守る専門家集団」として、国民の健康を第一に考え、例外規定や特例を設けることなく受動喫煙の防止対策を強化・実現するための署名活動を行うことといたしました。
国民の皆様にも広くこの活動の趣旨をご理解いただき、ひとりでも多くの方にご署名賜り、国への働きかけの力とさせていただきたいと存じます。
http://www.med.or.jp/
2017/05/11(木) 16:49
アストラゼネカは、5月8日、卵巣がん疾患啓発ウェブサイト『卵巣がん.jp』の開設を発表しました。
「世界卵巣がんデー」に合わせ、卵巣がんの疾患啓発を目的として、日本の卵巣がん患者さんとご家族向けの卵巣がん疾患啓発ウェブサイトを開設したものです。
近年、日本において卵巣がんは増加傾向にあり、毎年9,000人以上の女性が卵巣がんと診断されています。卵巣がんは初期の自覚症状がほとんどなく、患者さんの半数以上が進行した状態で診断される、婦人科がんの中で最も生存率の低いがんです。そのため、患者さんは、治療や自身の経過に対して幅広い情報を求めていることが考えられます。
このことから、アストラゼネカは、患者さんが疾患や治療についての正しい知識を身につけ、自らが納得する治療を選択することが重要だと考えています。この度開設した『卵巣がんjp』では、海外で展開する卵巣がん疾患啓発サイト"My OC Journey"の内容に加え、日本人の疫学情報や国内の診断や治療、医師とのコミュニケーション内容を紹介するなど、日本の卵巣がん患者さん一人ひとりの治療を応援するために包括的な情報を提供しています。
ウェブサイトを監修した京都大学医学研究科婦人科学産科学分野教授の万代昌紀医師は、本サイトについて「卵巣がんは一般女性には比較的なじみのないがんだと思いますが、婦人科がんの中では重要な病気です。このサイトが患者さん、あるいは患者さんを支えるご家族やご友人が卵巣がんに対する理解を深め、上手に付き合う一助となることを期待します」と述べています。
アストラゼネカは、オンコロジー領域における新薬の開発をリードするバイオ・医薬品企業として、今後も卵巣がん患者さんとそのご家族のニーズに応える活動を展開し、サポートを続けていきます
https://www.astrazeneca.co.jp/
2017/05/09(火) 16:10
厚生労働省は、5月9日、第31回管理栄養士国家試験の合格を発表しました。
◇第31回管理栄養士国家試験(3月19日に実施)
受験者数19,472名、合格者数10,622名、合格率数54.6%
〇学校区分別合格者
管理栄養士養成課程(新卒):受験者数9,425名、合格者数8,704名、合格率92.4%
管理栄養士養成課程(既卒):受験者数1,918名、合格者数353名、合格率18.4%
栄養士養成課程(既卒):受験者数8,129名、合格者数1,565名、合格率19.3%
〇合格基準:配点を1問1点とし、総合点120点以上/200点
<年次別受験者数・合格者数・合格率>
平成25年(第27回):受験者数20,455名、合格者数7,885名、合格率38.5%
平成26年(第28回):受験者数21,302名、合格者数10,411名、合格率48.9%
平成27年(第29回):受験者数19,884名、合格者数11,068名、合格率55.7%
平成28年(第30回):受験者数19,086名、合格者数8,538名、合格率44.7%
2017/05/09(火) 14:33
日本新薬は、4月27日、第9回「日本新薬こども文学賞」最優秀作品決定を発表しました。
「日本新薬こども文学賞」は、絵本を通じて、未来を担うこどもたちの"ゆめ"を彩り、健やかな"こころ"の成長を見守りたいとの願いから、日本児童文芸家協会の後援を得て、日本新薬創立90周年に当たる2009年に創設したものです。
9回目となる今回は、昨年11月から今年2月まで物語と絵画を募集し、全国から物語1,538点、絵画427点、合計1,965点の作品が寄せられ、物語と絵画各部門の最優秀賞を含む17点の入賞作品を決定しました。
応募作品は、絵本作家の岡信子氏、京都精華大学学長の坪内成晃氏、小児科医の細谷亮太氏ほか4名の合計7名からなる審査員によって厳正に審査され、物語部門最優秀賞は、こどもの部より冨川晴名さん(10歳:山形県在住)の「ことば忍法オノマトペ」が、また絵画部門最優秀賞には、いげたゆかりさん(32歳:神奈川県在住)の「よるのあしおと」が選ばれました。
絵画部門では、本審査とは別に、日本新薬社員による投票を実施し、青山一樹さん(51歳:埼玉県在住)「みんなでたくさんつくろうよ」、ワサアオイさん(8歳:大阪府在住)の「虹色空街」の2点を「日本新薬特別賞」として選出しました。入賞者には、10月に開催予定の表彰式で賞金等を贈呈します。
日本新薬では、最優秀賞を受賞した物語をもとに、絵画部門の最優秀賞を受賞したいげたゆかりさんが絵をつけた絵本3万冊を制作し、今年10月の完成を目指します。出来上がった絵本は、全国の小児科医院等の医療機関や公共施設等を通じて、広くこどもたちのもとに届けられるほか、同社のホームページでも閲覧できる予定です。
http://www.nippon-shinyaku.co.jp/
2017/05/01(月) 16:39
厚生労働省は、4月25日、「がん患者と家族に対する緩和ケア提供の現況に関する調査」の結果を公表しました。
終末期に限らず、がんなどと診断された時から患者と家族のあらゆる苦痛を和らげ、生活の質を向上させるための「緩和ケア」を提供する病院について、調査結果を取りまとめたものです。
今回の調査は、効果的な取り組みを自治体や医療機関などに情報提供することを目的に、「地域がん診療連携拠点病院」の中で、緩和ケアを提供する体制に工夫がされている5つの病院を対象として実施したものです。
地域がん診療連携拠点病院は、二次医療圏内において、全国で等しく専門的な質の高いがん医療を提供するため、がん診療の連携体制構築や患者と家族の相談支援を実施、がんの診療体制や診療実績などの要件に基づき、全国で348の病院(平成29年4月1日現在)が指定されています。
今回対象となった5つの病院は、日本海総合病院(山形県酒田市)、川崎市立井田病院(神奈川県川崎市)、聖隷三方原病院(静岡県浜松市)、市立豊中病院(大阪府豊中市)、松江市立病院(島根県松江市)です。
【調査結果のポイント】
1. 患者の各状況(診断・通院・入院・退院・在宅療養時)に応じた支援体制を構築
・「がん看護外来」-告知を受けた早期から専門知識を持つ看護師が相談対応
・「緩和ケア外来」-化学療法など積極的治療の段階から痛みを緩和
・「緩和ケアチーム」-患者と家族の心身の苦痛に多職種が対応
・「緩和ケア病棟」-患者が自分らしく過ごせるよう環境に配慮
・「在宅ケア体制」-退院後に在宅で療養する患者を緩和ケア医師が訪問診療
2.「がん相談支援センター」において各種の取り組みを実施
治療・療養、経済面、就労などに関する患者と家族の悩みに相談員が無料で対応
・「がんサロン」「患者会」-がんの患者と家族が情報交換し気持ちを共有
・「アピアランスケア」-がんの治療に伴う外見の変化への悩みに対応
厚生労働省では、今回の報告書は事務連絡やホームページへの掲載を行い、がん対策を推進する自治体や医療関係者などへ情報提供します。また、こうした情報提供を通じて、緩和ケアが「よりよく生きるひとつの方法」との理解が国民に広まることを期待しています。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000162621.html
2017/04/26(水) 12:14
日本新薬は、4月21日、前立腺肥大症に関する情報サイト「オトコジシン.com」開設を発表しました。患者さん向け疾患啓発活動の一環として開設したものです。(http://otoko-jishin.com)
「オトコジシン.com」では、前立腺肥大症の病態や治療法、血流改善のススメ、前立腺肥大症のチェックシートなど専門医師が判りやすく紹介しています。
多くの男性は、加齢とともに前立腺が肥大し、尿トラブルを抱えるようになります。しかし、年齢を理由にして放置していると症状の悪化を招き、QOLが低下する恐れがあります。
尿トラブルは、適切な治療を受けることによって改善する病気です。症状があっても、何となく恥ずかしいという気持ちから受診をためらう方も多いようですが、早めに受診し治療することで"オトコのジシン"を取り戻し、より良い生活を送ることが期待できます。
日本新薬は、前立腺肥大症に対する社会的認知度の向上と、患者さんの治療環境の改善を目指した活動を通じて、人々の健康と豊かな生活に貢献したいと考えています。
http://www.nippon-shinyaku.co.jp/
2017/04/25(火) 14:53
中外製薬は、4月5日、AYA世代がん患者さん・ご家族向けサイト『AYA Life(あやらいふ)』(-がんと生きているAYA世代の未来のために-)の新規開設を発表しました。
中外製薬は、「患者さんが希望をもって前向きに立ち向かえるがん医療の実現」を目指し、若年層のがん患者さん向けウェブサイト『AYA Life(あやらいふ)』(https://aya-life.jp/)(監修:国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院精神腫瘍科清水研先生)を開設したものです。
AYAとは、「Adolescent
and Young Adult」の略で、15~39歳前後の思春期・若年成人を意味します。通学、進学、就労、結婚等といったAYA世代の多くが持つ悩みに加え、がんに罹患していることの悩みが加わることにより、問題が複雑になりがちです。しかし、AYA世代がん患者さんは若年層以降のがん患者さんと比べると人数が少ないため、同じ病気を抱える相談相手や相談場所を見つけたり、AYA世代に特有の情報を入手するのが難しい状況にあります。
『AYA Life(あやらいふ)』は、AYA世代がん患者さんがどのようにがんに向き合い、どのような気持ちの変遷をたどったのかなど、体験談を中心に構成したサイトです。がんと向き合うAYA世代の患者さんやそのご家族の不安を軽減し、悩みの解消に少しでも役立つサイトを目指しています。
コンテンツの概要
①
悩みの背景:学業、就職、恋愛、結婚、出産などAYA世代の患者さんの悩みについて考えます。
②
体験談:AYA世代がん患者さんにインタビューし、体験談を紹介しています。
③
AYAボイス:20代のがん患者さんにアンケートにご協力いただき、様々な思いや悩みを振り返っていただきました。
④
専門家アドバイス:AYA世代がん患者さんの心を軽くするための、専門家からのアドバイスです。
⑤
用語集:AYA世代がん患者さんに特に関連する用語を解説しています。
https://www.chugai-pharm.co.jp/index.html
2017/04/14(金) 16:52
日本新薬は、4月13日、疾患啓発活動の一環として、新たに肺動脈性肺高血圧症(PAH)の患者さん向け無料アプリ「PAHケアノート」(https://pah-carenote.welby.jp/)の提供を開始したことを発表しました。
「PAHケアノート」は、株式会社ウェルビーが開発したスマートフォンアプリで、ウェルビーが運営し、日本新薬が提供します。
アプリでは、PAHの患者さんが、日々の症状や治療薬の服薬状況を記録し、データ化することで、グラフやレポートによって振り返ることができます。また、診察時には、治療医とのコミュニケーションツールとしても役立てることができます。
日本新薬は、このようなパーソナル・ヘルス・レコード(PHR)アプリを提供することにより、PAHの患者さんの服薬アドヒアランス向上や問診の効率化、患者さんと医師との信頼関係構築及び安心感向上などに役立つことを期待しています。
なお、日本新薬では、疾患啓発活動の一環として、PAHのほかアルコール依存症、生理痛、ED、アレルギー性鼻炎に関するWEBサイトを開設しています。
PAHは、心臓から肺へ向かう血管である肺動脈の異常により肺動脈圧が高くなる病気です。肺動脈圧が高くなると、肺への血液循環が悪くなり、右心不全症状を来すなど、QOLを損なう予後不良の疾患です。
PAH患者さんの治療上の悩みは、
・専門医が限られていることもあって、診察のインターバルが長い(2~3ヵ月に1度のケースも多い)。
・PAHに伴う多様な症状(息切れ、だるさ、痛み、むくみ、めまいなど)が、いつ、どんな時に出たのか記録しておくことが難しく、さらに、こうした日常の症状を的確に医師に伝えることが難しい。
・処方された薬剤を指示されたとおりに使用することが難しい
などがあり、
PAHケアノートでは、こうした患者さんの悩みをサポートするために、「かんたん記録」「振り返り」「レポート共有」「お忘れ防止」の機能・コンテンツを用意しています。
http://www.nippon-shinyaku.co.jp/
2017/04/14(金) 10:29
東和薬品は、4月12日、「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」の認証及びイクメン推進企業認証取得を発表しました。3月31日付で「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」の最高レベルである二つ星企業として認証を取得したものです。
大阪市女性活躍リーディングカンパニー事業は、法令の遵守に留まらず、「意欲のある女性が活躍し続けられる組織づくり」「仕事と生活の両立(ワーク・ライフ・バランス)支援」「男性の育児や家事、地域活動への参画支援」について積極的に推進する企業などを大阪市が一定の基準に則り認証するものです。
東和薬品は、女性が働きやすい環境を推進する取り組みや、女性活躍の実績が評価され、最高レベルとなる二つ星認証を取得しました。また、男性の育児参加等を支援する企業としてイクメン推進企業としても認められました。
同社は、女性が活躍しやすい職場づくりや、男性の育児参加の促進を積極的に行い、全社員が仕事と生活の調和を図れる会社にすることでより良い企業活動につなげていきます。
http://www.towayakuhin.co.jp/
2017/04/13(木) 16:13