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30年度第3四半期ジェネリック医薬品シェア分析結果を公表 日本ジェネリック製薬協会

日本ジェネリック製薬協会(GE薬協)は、328日、平成30年度第3四半期ジェネリック医薬品数量シェア分析結果を公表しました。

平成30年度第3四半期(3010~12月)のジェネリック医薬品(GE医薬品)の数量シェア分析結果(速報値)は74.7%です。

四半期ごとのGE医薬品数量シェア分析結果(速報値)は、GE薬協理事・監事会社からの出荷数量をもとに、IQVIA社のデータを加え推計した値で、GE医薬品のシェアはGE医薬品の数量をGE医薬品のある先発医薬品の数量+GE医薬品の数量で除したものです。

四半期ごとのGE医薬品数量シェア分析結果の推移(速報値)は、平成29年度第3四半期68.9%、第4四半期74.1%30年度第1四半期72.2%、第2四半期73.2%となっています。

 

https://www.jga.gr.jp/

2019/03/28(木) 17:55

医療機関における外国人患者受入実態調査の結果を公表 厚生労働省

厚生労働省は、327日、「医療機関における外国人患者の受入に係る実態調査」の結果を公表しました。

我が国の訪日外国人旅行者は年間約3,119万人(2018年)、在留外国人は約263万人(20186月)と、近年著しい増加傾向にあります。

政府においては、内閣官房健康・医療推進本部(本部長:内閣総理大臣)が「訪日外国人に対する適切な医療等の確保に関するワーキンググループ」を開催し、20186月に「訪日外国人に対する適切な医療等の確保に向けた総合対策」を取りまとめました。

同総合対策に基づき、各都道府県の衛生主管部(局)と観光部(局)が連携し、地域の関係者の協力を得つつ、課題の解決に向け積極的に取り組むことが重要と考えられ、その際、外国人に対する医療提供体制の現状を把握する必要があることから、厚生労働省において全国の全ての病院と一部の都道府県の診療所を対象とし、医療機関の外国人患者受入能力向上のための基礎資料を得ることを目的として実態調査を実施しました。

調査は、A医療機関における外国人受入体制の把握(医療通訳の配置状況、タブレットの利用状況など)、B医療機関における外国人患者の受入実績の把握(患者数、未収金など)、C周産期医療に係わる外国人患者受入の現状の把握の3調査で、全国全ての病院と沖縄県・京都府の診療所(歯科診療所を含む)を対象とし、調査Cは地域周産期母子医療センター及び総合周産期母子医療センターのみを対象としました。

主な調査事項は、調査票A:医療通訳の配置状況、マニュアルの整備状況、医療コーディネーターの配置状況、院内表示の状況、タブレットの利用状況、外国人患者への診療費請求方法、調査票B:外国人患者数、未収金発生件数、未収金となった各事例の状況、調査票C:母体について(分娩数等)、訪日外国人が分娩した新生児について、です。

調査期間・回収率は、病院A93~928日):対象医療機関数8,417、回収数5,611、回収率66.7%、病院B93~1214日):対象医療機関数8,417、回収数3,980、回収率47.3%、病院C93~928日):対象医療機関数406、回収数318、回収率78.3%、診療所A1026~1114日):対象医療機関数5,240、回収数1,082、回収率20.6%、診療所B1026~114日):対象医療機関数5,240、回収数901、回収率17.2%

○外国人患者の受入実績:都道府県を通じて全ての病院に調査を依頼したところ、3,980病院(約47%)より回答を得た。2018101~31日の外国人患者数を前向きに調査したところ、1,965病院(約49%)で外国人患者の受入があった。外国人患者の受入実績のあった病院において、外国人患者数が1ヶ月間で10人以下であった病院が多いものの(1,062病院)、1,000人以上受入のある病院も10病院あった。

○多言語化(医療通訳・電話通訳・自動翻訳デバイス等)の整備状況:都道府県を通じて全ての病院に調査を依頼したところ、5,611病院(約67%)より回答を得た。外国人患者の受入体制は、医療圏を単位として"面的"にネットワークとして構築すべきであることから、2次医療圏ごとに見てみると、①医療通訳者が配置された病院がある2次医療圏は125医療圏(37.3%)、②電話通訳(遠隔通訳)が利用可能な病院がある2次医療圏は161医療圏(48.1%)、③タブレット端末・スマートフォン端末等の利用可能な病院がある2次医療圏は168医療圏(50.1%)、①②③のいずれかが利用可能な病院がある2次医療圏は233医療圏(69.6%)。回答率が約67%であることから、多言語化の実態はこれらの数値より高い可能性がある。

○訪日外国人旅行者に対する診療価格:訪日外国人に対する診療価格を設定する際に、ほぼ全ての病院において、診療報酬点数票を活用した倍数計算(1点=00円として換算)を行っていた。有効な回答(n=4,899)のうち、訪日外国人旅行客への診療価格として、90%の病院は1点あたり10円(または消費税込みで10.8円か11円)としていた。外国人患者受入が多い病院(n=178)に限ると、61%の病院が1点あたり10円(または消費税込みで10.8円か11円)としているものの、27%の病院が1点あたり20円以上で請求していた。

○医療通訳の費用:訪日外国人旅行者に対して、診療費以外の追加的費用として、通訳料を請求している病院の割合は約1%であった。(外国人患者の受入が多い病院(n=178)に限ると、通訳料を請求している病院の割合は約10%であった)※医療通訳の費用は、自由診療だけでなく、社会保険診療においても、医療機関は患者に請求可能である。

○未収金の発生状況:本調査において、未収とは「請求日より1ヶ月たっても、診療費を全額が払われていないこと」とした。2018101~31日に外国人患者の受入実績のある1,965病院において、372病院(18.9%)が外国人患者による未収金を経験していた。未収金があった病院をみてみると、病院あたりの未収金の発生件数は平均8.5件、総額は平均42.3万円であったが、総額が100万円を超す病院もみられた。

○周産期母子医療センターにおける分娩:全国の地域周産期母子医療センター、総合周産期母子医療センター(n=406)より、318センター(78.3%)から回答を得た。有効な236センターからの回答のうち、10センター(4%)において、201741~2018331日に訪日外国人旅行者の分娩が報告された。分娩数は、センターあたり1~3分娩であった。それらの分娩例のうち、費用の未収金に至った事例もあった。

 

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000173230_00001.html
2019/03/27(水) 15:23

医療関係各師・士国家試験合格発表 厚生労働省

厚生労働省は、325日、26日、医療関係各師・士国家試験の合格を発表しました。

◇第71回診療放射線技師国家試験(221日に実施):出願者数 3,563人(うち新卒者2,922人)、受験者数3,202人(うち新卒者2,590人)、合格者数2,537人(うち新卒者2,315人)、合格率79.2%(うち新卒者89.4%

合格基準:全科目受験者は配点を11点、合計200点満点とし、総得点120点以上/200点で0点の試験科目が1科目以下。試験科目一部免除受験者は配点を11点、合計98点満点とし、総得点59点以上/98点で、0点の試験科目が1科目以下。

◇第65回臨床検査技師国家試験(220日に実施):出願者数 5,101人(うち新卒者4,232人)、受験者数4,817人(うち新卒者4,002人)、合格者数3,620人(うち新卒者3,462人)、合格率75.2%(うち新卒者86.5%

合格基準:配点を11点、合計199点満点とし、総得点120点以上/199

◇第54回理学療法士国家試験及び第54回作業療法士国家試験(224日及び25日に実施):理学療法士は出願者数13,253人(うち新卒者11,183人)、受験者数12,605人(うち新卒者10,608人)、合格者数10,809人(うち新卒者9,845人)、合格率85.8%(うち新卒者92.8%

合格基準:一般問題を11点(155点満点)、実地問題を13点(117点満点)とし、総得点164点以上/272点かつ実地問題41点以上/117

作業療法士は出願者数6,555人(うち新卒者5,289人)、受験者数6,358人(うち新卒者5,137人)、合格者数4,531人(うち新卒者4 ,108 人)、合格率71.3 %(うち新卒者80.0%

合格基準:一般問題を11点(155点満点)、実地問題を13点(120点満点)とし、総得点165点以上/275点かつ実地問題43点以上/120

◇第49回視能療法士国家試験(221日に実施):出願者数858人(うち新卒者831人)、受験者数834人(うち新卒者809人)、合格者数819人(うち新卒者804 人)、合格率98.2 %(うち新卒者99.4%

合格基準:一般問題を11点(129点満点)、臨床問題を12点(40点満点)、合計169点満点とし、総得点102点以上/169

◇第32回臨床工学技士国家試験(33日に実施):受験者数2,828名、合格者数2,193名、合格率77.5%

合格基準:配点を11点、合計180点満点とし、108点以上/180

◇第32回義肢装具士国家試験(222日に実施):受験者数263名、合格者数235名、合格率89.4%

合格基準:一般問題を11点、実地問題を12点、合計130点満点とし、78点以上/130

◇第28回歯科衛生士国家試験(33日に実施):受験者数7,207名、合格者数6,934名、合格率96.2%

合格基準:配点を11点、合計218点満点とし、131点以上/218

◇平成30年度歯科技工士国家試験(217日に実施):受験者数839名、合格者数798名、合格率95.1%

合格基準:学説試験は配点を11点、合計80点満点とし、48点以上/80点(ただし、基礎科目群及び専門科目群別得点のいずれかが、その科目群の総得点の30%未満である者は不合格)。実地試験は1課題を30点、合計90点満点とし、54点以上/90点。学説試験、実地試験それぞれの基準を満たした者。

◇第27回あんまマッサージ指圧師、はり師及びきゅう師国家試験(223日及び24日に実施):あんまマッサージ指圧師は受験者数1,498名、合格者数1,300名、合格率86.8%、はり師は受験者数4,861名、合格者数3,712名、合格率76.4%、きゅう師は受験者数4,655名、合格者数3,656名、合格率78.5%

合格基準:配点を11点、合計150点満点とし、いずれも90点以上/150

◇第27回柔道整復師国家試験(33日に実施):受験者数6,164名、合格者数4,054名、合格率65.8%

合格基準:必修問題については配点を11点とし、全30問中、その得点が総点数の80%以上、24点以上、一般問題については配点を11点とし、全200問中、その得点が総点数の60%以上、120点以上で、必修問題及び一般問題のいずれも合格基準を満たしている者

◇第21回言語聴覚士国家試験(216日に実施):受験者数2,367名、合格者数1,630名、合格率68.9%

合格基準:配点を11点、合計200点満点とし、120点以上/200

 

https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/goukaku.html

2019/03/27(水) 11:18

合格率は70.91% 第104回薬剤師国家試験合格発表 厚生労働省

厚生労働省は、325日、223日及び24日に実施した第104回薬剤師国家試験の合格発表を行いました。

全体では出願者数15,796名(このうち新卒者10,534名)、受験者数14,376名(このうち新卒者9,508名)、合格者数10,194名(このうち新卒者8,129名)、合格率70.91%(このうち新卒者85.50%)です。

この結果を男女別、設置主体別にみると次の通りです。

(1)     男女別合格率①

出願者:総数15,796名、男6,445(40.80%)、女9,351(59.20%)

受験者:総数14,376名、男5,753(40.02%)、女8,623(59.98%)

合格者:総数10,194名、男3,956(38.81%)、女6,238(61.19%)

合格率:総数70.91%、男68.76%、女72.34%

(2)     男女別合格率②

6年制新卒=出願者:総数10,534名、男4,092(38.85%)、女6,442(61.15%)

       受験者:総数9,508名、男3,633(38.21%)、女5,875(61.79%)

      合格者:総数8,129名、男3,137(38.59%)、女4,992(61.41%)

      合格率:総数85.50%、男86.35%、女84.97%

6年制既卒=出願者:総数4,841名、男2,116(43.71%)、女2,725(56.29%)

       受験者:総数4,527名、男1,937(42.79%)、女2,590(57.21%)

      合格者:総数1,950名、男774(39.69%)、女1,176(60.31%)

      合格率:総数43.07%、男39.96%、女45.41%

その他=  出願者:総数421名、男237(56.29%)、女184(43.71%)

      受験者:総数341名、男183(53.67%)、女158(46.33%)

      合格者:総数115名、男45(39.13%)、女70(60.87%)

      合格率:総数33.72%、男24.59%、女44.30%

(3)     設置主体別合格率

6年制新卒=出願者:総数10,534名、国立481名、公立230名、私立9,823

          受験者:総数9,508名、国立477名、公立230名、私立8,801

         合格者:総数8,129名、国立449名、公立219名、私立7,461

         合格率:総数85.50%、国立94.13%、公立95.22%、私立84.77%

6年制既卒=出願者:総数4,841名、国立63名、公立34名、私立4,744

          受験者:総数4,527名、国立57名、公立28名、私立4,442

         合格者:総数1,950名、国立30名、公立17名、私立1,903

         合格率:総数43.07%、国立52.63%、公立60.71%、私立42.84%

その他=  出願者:総数421名、国立119名、公立31名、私立271

          受験者:総数341名、国立110名、公立29名、私立202

         合格者:総数115名、国立71名、公立17名、私立27

         合格率:総数33.72%、国立64.55%、公立58.62%、私立13.37%

合計=   出願者:総数15,796名、国立663名、公立295名、私立14,838

          受験者:総数14,376名、国立644名、公立287名、私立13,445

         合格者:総数10,194名、国立550名、公立253名、私立9,391

         合格率:総数70.91%、国立85.40%、公立88.15%、私立69.85%

 なお、その他は旧4年制卒、受験資格認定者です。

 都道府県別合格者数(合格証書の都道府県別送付枚数)は、東京都1,102名、大阪府784名、神奈川県745名、千葉県618名、埼玉県617名、兵庫県540名、愛知県504名、福岡県397名、北海道373名、広島県295名の順です。

 

https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000199343_00001.html

 

2019/03/26(火) 10:59

合格率は医師89.0%、歯科医師63.7% 国家試験の合格発表 厚生労働省

厚生労働省は、318日、医師国家試験及び歯科医師国家試験の合格を発表しました。

 

◇第113回医師国家試験(29日、10日に実施)

出願者数:全体10,474人、新卒者9,456

受験者数:全体10,146人、新卒者9,176

合格者数:全体9,029人、新卒者8,478

合格率:全体89.0%、新卒者92.4%

合格基準は、

(1)     必修問題は、一般問題を11点、臨床実地問題を13点とし、

総得点が160点以上/200

(2)     必修問題を除いた一般問題及び臨床実地問題については、各々11点とし、

総得点が209点以上/296

 (3 禁忌肢問題選択数は3問以下

 

◇第112回歯科医師国家試験(22日、3日に実施)

出願者数:全体3,723人、新卒者2,452

受験者数:全体3,232人、新卒者2,000

合格者数:全体2,059人、新卒者1,587

合格率:全体63.7%、新卒者79.4%

合格基準は、一般問題(必修問題を含む)を11点、臨床実地問題を13点とし、

1)領域A(総論)58点以上/98

 (2)領域B (各論~Ⅱ)116点以上/171

 (3)領域(各論Ⅲ~Ⅴ)126点以上/205

(4) 必修問題 64点以上/79

但し、必修問題の一部を採点から除外された受験者にあっては、必修問題の得点について総点数の80%以上とする。

 

https://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2019/siken01/about.html

https://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2019/siken02/about.html
2019/03/19(火) 10:14

「いい医療の日」ロゴマークを募集 日本医師会

日本医師会は、31日から628日まで「いい医療の日」ロゴマークを募集しています。

日本医師会では、より良い医療のあり方について国民と医師が共に考えることで、更なる国民医療の向上に寄与していくことを目的として、設立記念日である111日を「いい医療の日」として制定しました。

そこには、この日をきっかけとして、国民に改めて自身や家族の健康について考えてもらいたいとの思いも込められています。

このたび、この「いい医療の日」を、より多くの方々に知ってもらうため、ロゴマークを募集することになりました。

広報活動・メディア等で使用するロゴマークを募集するもので、応募資格はプロ、アマを問わず、誰でも応募可能です。(個人、法人、グループいずれも可)明るく、親しみの持てるロゴマークを制作し、その制作意図を添えて応募すること。

厳正な審査により最優秀作品1点を選考します。採用者には賞金として10万円を贈呈します。

 

http://www.med.or.jp/

2019/03/07(木) 15:43

平成29年患者調査の結果を公表 厚生労働省

厚生労働省は、31日、平成29年(2017年)患者調査の結果を取りまとめ公表しました。

患者調査は、医療施設を利用する患者について、その傷病の状況などを調査し、今後の医療行政の基礎資料を得ることを目的としています。調査は3年ごとに実施しており、今回は全国の医療施設のうち、病院6,427施設、一般診療所5,887施設、歯科診療所1,280施設を抽出し、これらの施設を利用した入院・外来患者約228万人、退院患者約115万人が対象となりました。なお、入院・外来患者は平成2910月の医療施設ごとに指定した1日、退院患者は平成299月の1か月間を調査期間としました。

調査結果のポイントは、【推計患者数】においては、〇入院・外来別にみると、入院1313千人、外来7191千人、○傷病分類別にみると、入院では「精神及び行動の障害」252千人、「循環器系の疾患」229千人、「新生物<腫瘍>」142千人、外来では「消化器系の疾患」1293千人、「循環器系の疾患」889千人、「筋骨格系及び結合組織の疾患」877千人の順でした。【受療率(推計患者数を人口10万対で表した数)】においては、〇入院・外来別にみると、入院1,036(男972、女1,096)、外来5,675(男4,953、女6,360)、○年齢階級別にみると、入院、外来ともに65歳以上が最も高くなっているが、年次推移では低下傾向になっている。

<結果の概要>

 1 推計患者数

 調査日に全国の医療施設で受療した推計患者数は、「入院」1,312.6千人、「外来」7,191.0千人です。

(1)施設の種類・性・年齢階級別

 「入院」1,312.6千人について、施設の種類別にみると「病院」1,272.6千人、「一般診療所」39.9千人、性別にみると、「男」559.4千人、「女」713.2千人、年齢階級別にみると、「65歳以上」960.9千人、「75歳以上」698.8千人となっている。

「外来」7,191.0千人について、施設の種類別にみると「病院」1,630.0千人、「一般診療所」4,213.3千人、「歯科診療所」1,347.7千人、性別にみると、「男」3,053.7千人、「女」4,137.3千人、年齢階級別にみると、「65歳以上」3,644.8千人、「75歳以上」2,080.3千人となっている。

推計患者数の年次推移をみると、入院では平成20年から減少しており、外来では平成17年からほぼ横ばいとなっている。年齢階級別にみると、入院では「0~14歳」「35~64歳」は減少傾向、「65歳以上」は増加傾向となっており、外来では「65歳以上」は増加傾向となっている。

(2)傷病分類別

 入院患者を傷病分類別にみると、多い順に「精神及び行動の障害」252.0千人、「循環器系の疾患」228.6千人、「新生物(腫瘍)142.2千人となっている。外来患者では、多い順に「消化器系の疾患」1,293.2千人、「循環器系の疾患」888.9千人、「筋骨格系及び結合組織の疾患」877.2千人となっている。

(3)在宅医療の現状

 調査日に在宅医療を受けた推計外来患者数は180.1千人であり、これを施設の種類別にみると、「病院」20.3千人、「一般診療所」105.2千人、「歯科診療所」54.6千人となっている。在宅医療の種類別にみると、総数では「往診」44.3千人、「訪問診療」116.3千人、「医師・歯科医師以外の訪問」19.6千人となっている。年次推移をみると、在宅医療を受けた推計外来患者数は平成17年までは横ばいであったが、平成20年からは増加している。

 (4)入院(重症度等)の状況

 入院(重症度等)の状況をみると、「生命の危険がある」5.9%、「生命の危険は少ないが入院治療を擁する」75.2% 、「受け入れ条件が整えば退院可能」12.9%、「検査入院」1.0%となっている。「受け入れ条件が整えば退院可能」は年齢階級が上がるに従い高くなっている。

 2 受療率

 全国の受療率(人口10万対)は、「入院」1,036、「外来」5,675です。

(1)性・年齢階級別

 性別にみると、入院では「男」972、「女」1,096、外来では「男」4,953、「女」6,360となっており、年齢階級別にみると、入院では「65歳以上」2,734、「75歳以上」3,997、「外来」では「65歳以上」10,369、「75歳以上」11,899となっている。

(2)傷病分類別

 傷病分類別にみると、入院では、高い順に「精神及び行動の障害」199、「循環器系の疾患」180、「新生物(腫瘍)112となっている。外来では、「消化器系の疾患」1,021、「循環器系の疾患」702、「筋骨格系及び結合組織の疾患」692となっている。

(3)傷都道府県別

 都道府県(患者住所地)別にみると、入院では、「高知」が2,101と最も高く、次いで「鹿児島」1,880、「長崎」1,803となっている。また、「神奈川」が706と最も低く、次いで「東京」745、「埼玉」753となっている。外来では、「佐賀」が7,115と最も高く、次いで「香川」6,952、「長崎」6,812となっている。また、「沖縄」が4,586と最も低く、次いで「京都」5,014、「長野」5,033となっている。

 3 退院患者の平均在院日数等

 (1)施設の種類・年齢階級別

 平成299月中の全国の退院患者について、在院日数の平均である平均在院日数を施設の種類別にみると、「病院」30.6日、「一般診療所」12.9日となっており、病院、診療所ともに短くなる傾向となっている。年齢階級別にみると、年齢階級が上がるに従い退院患者の平均在院日数は長くなっている。

(2)傷病分類別

 退院患者の平均在院日数を傷病分類別にみると、長い順に「精神及び行動の障害」277.1日、「神経系の疾患」81.2日、「循環器系の疾患」38.1日となっている。

(3)推計退院患者数の構成割合

 退院患者の在院期間別に推計退院患者数の構成割合をみると、病院は「0~14日」が68.2%、「15~30日」が15.7%、一般診療所は「0~14日」が83.5%、「15~30日」が8.1%となっている。

4 入院前の場所・退院後の行き先

 入院前の場所についてみると、推計退院患者1,459.2千人のうち「家庭」が88.0%となっている。また、退院後の行き先についてみると、「家庭」が83.8%となっている。

 5 主な傷病の総患者数

 主な傷病についての全国の総患者数は、「悪性新生物(腫瘍」」1,782千人、「心疾患(高血圧性のものを除く)1,732千人、「脳血管疾患」1,115千人となっている。

 

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/17/index.html

2019/03/04(月) 17:34

Pepperを活用した治験の啓発 日本イーライリリーがパイロット運用の結果を発表

日本イーライリリーは、ソフトバンクロボティクスの人型ロボット「Pepper」を用いて治験の啓発及び治験参加者の募集を促進するパイロット運用を行い、226日、結果を発表しました。Pepperを活用した初の事例で、全3医療機関を対象に行われた実験の結果、Pepperの設置をきっかけに患者さんと医療従事者の間で治験に関する会話が生まれ、3医療機関全てで患者さんからの問い合わせが入るなど、治験に対する認知向上と参加者募集の促進につながりました。

近年では、治験の対象となる患者さんの条件が複雑化したり、患者数が少ない疾患を対象にした試験が増加したりすることで、新薬開発に必要な治験への患者さんの募集が難しくなる傾向にあります。また、現在の医療環境では、患者さんにとって治験に関する情報を得にくく、治験を知る機会が少ないと考えられます。

本パイロット運用では、3医療機関で約1ヵ月から3ヵ月間にわたり、Pepperが待合室に設置され、「治験とは何か」、「クリニックで実施中の治験について」を患者さんに説明し、Pepperの説明を聞いて興味を持った患者さんは、医師や治験コーディネーターから治験の詳細説明を受けることができるようにしました。通常掲示している院内の治験啓発ポスターとPepperのコンテンツを同一にして行われ、ポスターとPepperという媒体の違いによる治験啓発の効果の差やPepperの設置による変化について、医療機関へのアンケート調査により検証しました。

パイロット運用の結果、Pepperの設置により、3医療機関全てで患者さんから問い合わせがあり、同意取得、登録につながった患者さんもいました。また、医療機関からは「患者さんとの会話が弾んだ」「治験のイメージが良くなった」「治験に対する認知・イメージが高まった」という回答が寄せられ、Pepperが治験の認知向上に貢献したことが示唆されました。

同社では、本パイロット運用をもとに、今後開始する治験において、Pepperの活用を院内治験啓発の選択肢の一つとできるように社内プロセスの整備を進め、より患者さんのニーズに沿った治験紹介を目指していきます。

 

https://www.lilly.co.jp/

2019/03/01(金) 10:58

子どもにくすりをのませるコツ 保護者向けサイト公開 くすりの適正使用協議会

くすりの適正使用協議会(RAD-AR)は、220日、保護者向けサイト「子どもにくすりをのませるコツ」を公開しました。

くすり教育・啓発委員会が、小さな子供を持つ保護者向けサイトを協議会ホームページに公開したものです。

乳幼児の服薬実態に関するアンケートの結果を参考に、子どもに薬を飲ませる時の不安を少しでも解消できるように作成しました。

具体的には、育児中の約2,700名の保護者から寄せられた悩みや困った経験をもとに、薬の形状ごとの飲ませ方、薬を飲むときの環境づくり、困った時に誰に何をどう聞くか細かいアドバイスがまとめられています。解りやすい言葉や、一目でわかるイラスト・図表が使われています。監修は石川洋一明治薬科大学薬学部教授です。

なお、サイトのPDF版をホームページから無料でダウンロードできます。

 

https://www.rad-ar.or.jp/
2019/02/20(水) 17:15

アムバロ配合錠自主回収 ファイザー

ファイザーは、28日、高血圧症治療剤アムバロ配合錠「ファイザー」(一般名「バルサルタン/アムロジピンベシル酸塩配合錠」)の自主回収を発表しました。

これは、サルタン系医薬品の有効成分(原薬)に発がんの可能性のある物質(ニトロソアミン)が含まれているとの国内及び海外での報告から、同社が製造販売するバルサルタンの原薬(海外の製造所で製造)の調査を行ったところ、同剤に使用された原薬2パッチに、規格(管理指標)を超えた微量のN-ニトロソジエチルアミン(NDEA)及び、規格は下回るものの微量のN-ニトロソジメチルアミン(NDMA)が含有していたことが判明したことから、当該原薬を使用した5ロットを自主回収するものです。製造番号は100錠(PTP):X66074AF1679140錠(PTP):X66073700錠(PTP):X66072500錠(バラ):X62678

問い合わせ先はアムバロ配合錠「ファイザー」専用ダイヤル:0120281787

2019/02/08(金) 15:06