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診療放射線技師・臨床検査技師など国家試験合格発表 厚生労働省

厚生労働省は、327日、診療放射線技師、臨床検査技師など国家試験の合格を発表しました。

◇第70回診療放射線技師国家試験(222日に実施):出願者数 3,309人(うち新卒者2,901人)、受験者数2,971人(うち新卒者2,589人)、合格者数2,237人(うち新卒者2,196人)、合格率75.3%(うち新卒者84.8%

合格基準:全科目受験者は配点を11点、合計200点満点とし、総得点120点以上/200点で0点の試験科目が1科目以下。試験科目一部免除受験者は配点を11点、合計98点満点とし、総得点59点以上/98点で、0点の試験科目が1科目以下。

◇第64回臨床検査技師国家試験(221日に実施):出願者数 5,101人(うち新卒者4,174人)、受験者数4,829人(うち新卒者3,948人)、合格者数3,828人(うち新卒者3,572人)、合格率79.3%(うち新卒者90.5%

合格基準:配点を11点、合計200点満点とし、総得点120点以上/200

◇第53回理学療法士国家試験(225日に実施):出願者数12,691人(うち新卒者11,520人)、受験者数12,148人(うち新卒者11,033人)、合格者数9,885人(うち新卒者9,679人)、合格率81.4%(うち新卒者87.7%

合格基準:一般問題を11点(160点満点)、実地問題を13点(114点満点)とし、総得点165点以上/274点かつ実地問題40点以上/114

◇第53回作業療法士国家試験(225日に実施):出願者数6,329人(うち新卒者5,418人)、受験者数6,164人(うち新卒者5,289人)、合格者数4,700人(うち新卒者4 ,435 人)、合格率76 .2 %(うち新卒者83.9%

合格基準:一般問題を11点(160点満点)、実地問題を13点(117点満点)とし、総得点167点以上/277点かつ実地問題41点以上/117

◇第48回視能療法士国家試験(222日に実施):出願者数931人(うち新卒者882人)、受験者数910人(うち新卒者861人)、合格者数889人(うち新卒者856 人)、合格率97.7 %(うち新卒者99.4%

合格基準:一般問題を11点(129点満点)、臨床問題を12点(40点満点)、合計169点満点とし、総得点102点以上/169

 

http://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2018/siken06/about.html

http://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2018/siken07/about.html

http://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2018/siken08_09/about.html

http://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2018/siken10/about.html

2018/03/27(火) 16:12

合格率は70.58% 第103回薬剤師国家試験合格発表 厚生労働省

厚生労働省は、327日、224日及び25日に実施した第103回薬剤師国家試験の合格者を発表しました。

全体では出願者数14,876名(このうち新卒者9,555名)、受験者数13,579名(このうち新卒者8,606名)、合格者数9,584名(このうち新卒者7,304名)、合格率70.58%(このうち新卒者84.87%)です。

この結果を男女別、設置主体別にみると次の通りです。

(1)     男女別合格率①

出願者:総数14,876名、男6,146(41.31%)、女8,730(58.69%)

受験者:総数13,579名、男5,495(40.47%)、女8,084(59.53%)

合格者:総数9,584名、男3,739(39.01%)、女5,845(60.99%)

合格率:総数70.58%、男68.04%、女72.30%

(2)     男女別合格率②

6年制新卒=出願者:総数9,555名、男3,652(38.22%)、女5,903(61.78%)

       受験者:総数8,606名、男3,212(37.32%)、女5,394(62.68%)

      合格者:総数7,304名、男2,772(37.95%)、女4,532(62.05%)

      合格率:総数84.87%、男86.30%、女84.02%

6年制既卒=出願者:総数4,834名、男2,200(45.51%)、女2,634(54.49%)

       受験者:総数4,577名、男2,055(44.90%)、女2,522(55.10%)

      合格者:総数2,151名、男907(42.17%)、女1,244(57.83%)

      合格率:総数47.00%、男44.14%、女49.33%

その他=  出願者:総数487名、男294(60.37%)、女193(39.63%)

      受験者:総数396名、男228(57.58%)、女168(42.42%)

      合格者:総数129名、男60(46.51%)、女69(53.49%)

      合格率:総数32.58%、男26.32%、女41.07%

(3)     設置主体別合格率

6年制新卒=出願者:総数9,555名、国立487名、公立229名、私立8,839

          受験者:総数8,606名、国立478名、公立228名、私立7,900

         合格者:総数7,304名、国立442名、公立217名、私立6,645

         合格率:総数84.87%、国立92.47%、公立95.18%、私立84.11%

6年制既卒=出願者:総数4,834名、国立60名、公立32名、私立4,742

          受験者:総数4,577名、国立52名、公立31名、私立4,494

         合格者:総数2,151名、国立30名、公立12名、私立2,109

         合格率:総数47.00%、国立57.69%、公立38.71%、私立46.93%

その他=  出願者:総数487名、国立133名、公立38名、私立315

          受験者:総数396名、国立119名、公立36名、私立240

         合格者:総数129名、国立71名、公立25名、私立33

         合格率:総数32.58%、国立59.66%、公立69.44%、私立13.75%

合計=   出願者:総数14,876名、国立680名、公立299名、私立13,896

          受験者:総数13,579名、国立649名、公立295名、私立12,634

         合格者:総数9,584名、国立543名、公立254名、私立8,787

         合格率:総数70.58%、国立83.67%、公立86.10%、私立69.55%

 なお、その他は旧4年制卒、受験資格認定者で、設置主体別では国立・公立・私立以外のその他で1名の出願・受験がありますが不合格です

 都道府県別合格者数は、東京都1,050名、大阪府741名、神奈川県695名、埼玉県591名、千葉県576名、兵庫県536名、愛知県462名、北海道414名、福岡県348名、広島県241名の順です。

 

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000199343.html
2018/03/27(火) 15:27

保健師・助産師・看護師の国家試験合格発表 厚生労働省

厚生労働省は326日、第104回保健師国家試験、第101回助産師国家試験、第107回看護師国家試験の合格発表を行いました。

 

◇第104回保健師国家試験(216日に実施):出願者数8,265人(うち新卒者7,707人)、受験者数8,191人(新卒者7,675人)、合格者数6,666人(新卒者6,572人)、合格率81.4%(新卒者85.6%

◇第101回助産師国家試験(215日に実施):出願者数2,243人(うち新卒者2,099人)、受験者数2,230人(新卒者2,087人)、合格者数2,201人(新卒者2,074人)、合格率98.7%(新卒者99.4%

◇第107回看護師国家試験(218日に実施):出願者数65,070人(うち新卒者58,288人)、受験者数64,488人(新卒者57,929人)、合格者数58,682人(新卒者55,764人)、合格率91.0%(新卒者96.3%

 

◇第104回保健師国家試験の合格基準:一般問題を11点(74点満点)、状況設定問題を12点(70点満点)とし、総得点87点以上/144点。

◇第101回助産師国家試験の合格基準:一般問題を11点(75点満点)、状況設定問題を12点(68点満点)とし、総得点86点以上/143点。但し、一部の問題において採点対象から除外された受験者にあっては、総得点86点以上/142点となる。

◇第107回看護師国家試験の合格基準:必修問題及び一般問題を11点、状況設定問題を12点とし、(1)(2)の全てを満たす者。(1)必修問題39点以上/48点。但し、必修問題の一部を採点対象から除外された受験者にあっては、必修問題の得点について38点以上/47点、37点以上/46点、36点以上/45点、36点以上/44点、35点以上/43点又は34点以上/42点とする。(2)一般問題・状況設定問題154点以上/247点。

 

http://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2018/siken03_04_05/about.html

2018/03/26(月) 15:44

中高年者縦断調査(中高年の生活に関する継続調査)特別報告の概況を公表 厚生労働省

厚生労働省は、323日、「中高年者縦断調査(中高年の生活に関する継続調査)特別報告の概況」を公表しました。

この報告は、平成17年より毎年調査・公表している「中高年者縦断調査」のデータが、平成27年調査(第11回調査)で10年間分蓄積され、調査対象者も全員60歳以上となったことから、パネルデータの特性を生かした団塊の世代を含む中高年世代の行動変容について、独立行政法人労働政策研究・研修機構の協力を得てまとめたものです。

この調査は、団塊の世代を含む全国の中高年者世代の男女を追跡して、その健康・就業・社会活動について、意識面・事実面の変化の過程を継続的に調査し、行動の変化や事象間の関連性等を把握し、高齢者対策等厚生労働行政施策の企画立案、実施等のための基礎資料を得ることを目的として、平成17年度を初年として実施しているものです。

調査対象は、平成1710月末現在で50~59歳である全国の男女を対象とし、厚生労働省が国民生活基礎調査を基に調査客体を抽出しました。調査は毎年11月の第一水曜日に実施。第5回調査までは調査員による配布・回収、第6回調査以降は郵送により行いました。調査事項は、家族の状況、健康の状況、就業の状況、住居・家計の状況などです。

結果の概要は下記の項目でまとめられています。

1 中高年者の就業継続と介護

(1)     中高年者の就業継続の動向

(2)     介護の開始と就業継続確率

(3)     介護の実施と離職確率(多変量解析による推定)

2 高齢者の就業行動が健康意識の推移に与える影響

3 高齢者の公的年金受給額及び配偶関係別就業確率の観察

4 住宅と中高年期の労働供給

(1)     住宅の所有の有無別にみた就業者の1週間の平均労働時間

(2)     住宅の所有が労働時間に与える影響の推定(多変量解析による分析)

この中で健康に関する調査は次の通りです。

<高齢者の就業行動が健康意識の推移に与える影響>

1年前に集合していない者より、就業している者の方が、「健康」を維持している確率が高い。また、「不健康」が「健康」へ改善される確率も高い

男性を対象に、ある年次に健康意識が「健康」若しくは「不健康」であった者が、翌年「健康」若しくは「不健康」を維持していたのか、「健康」から「不健康」へ、「不健康」から「健康」へと変化したのかをみると、ある年次に就業していた者で「健康」であった者が、翌年も「健康」を維持している確率は92.0%、就業していなかった者では89.2%であった。一方、ある年次に就業していた者で「不健康」から「健康」へと改善がみられた者は39.1%であったのに対し、就業していなかった者では26.0%であった。

女性を対象に同様に集計を行ったところ、ある年次に就業していた者で「健康」であった者が、翌年も「健康」を維持している確率は92.6%、就業していなかった者では91.2%であった。一方、ある年次に就業していた者で「不健康」から「健康」へと改善がみられた者は41.5%であったのに対し、就業していなかった者では31.3%であった。

男女ともに、1年前に就業していない者より、就業している者の方が、「健康」を維持している確率が高く、「不健康」が「健康」へ改善される確率が高い。

 

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/judan/chukou18tokubetu/
2018/03/23(金) 15:23

ニキビに関する意識と実態 マルホが47都道府県調査

マルホは、322日、「ニキビに関する意識と実態 47都道府県調査」の結果を発表しました。ニキビが原因で「行動が制限される人」が3人に1人以上。「外出頻度が減る」「集中度が減る」など日常生活にも影響していることが明らかになりました。

マルホは、全国47都道府県のニキビ・吹き出物が現在ある、もしくは過去に出来た経験のある10~30代の男女9,682人(各都道府県206人)を対象に、ニキビが日常生活に与える影響や、ニキビの初期段階「コメド」の認知度を測るためインターネット調査を実施しました。

◇ニキビに悩む人は9割以上、「外出頻度が減る」「集中度が減る」など日常生活にも影響

・「ニキビに悩んでいる(いた)」と回答した人は9割(92.6%)を超え、そのうち10年以上悩んでいると回答した人は5人に1人(23.2%)にのぼる。

・「ニキビにより外出頻度が減る」と回答した人は3割以上(32.8%)、「ニキビがあると集中度が減る」と回答した人は半数近く(47.4%)と、日常生活に影響を及ぼす実態が明らかになった。

◇ニキビの初期段階「コメド」の名前の認知度は低いが、「コメド」の症状である「ぶつぶつ・ざらざら」は認識

・ニキビの初期段階「コメド」について内容を含め知っていた人の割合は、全体の10.5%

・反面、よくできるニキビの種類に「白いニキビ(肌に表面がぶつぶつ・ざらざらした状態)」と回答した割合は43.4%と、皮膚科では通常「コメド」と呼ばれる症状は認識されていた。

47都道府県で差がある、ニキビや「コメド」の意識だが、全体として低い結果

・「コメド」についての認知度は一番高かった千葉県でも32.0%で、平均は25.2%4人に1人の認知度だった。

・「1年以内のニキビ・吹き出物への対処方法として皮膚科などの病院で対処」との回答は平均で7.6%と、皮膚科などの専門医での治療意識はまだまだ低いことが明らかになった。

 

※コメド:古い角質や角栓が毛穴に詰まったり、性ホルモンの影響で皮脂分泌が過剰になったりすることで、皮脂が毛穴にたまった状態。コメドを放っておくと、炎症を起こしたニキビになる可能性がある。継続的な治療によりコメドを改善することで、ニキビが出来にくい肌を保つことができる。

 

https://www.maruho.co.jp/

2018/03/23(金) 11:51

マタニティーマークの啓発活動に参画 フェリング・ファーマ

フェリング・ファーマは、320日、CSR(企業の社会的責任)活動の一環として、「マタニティ-マークの啓発活動への参画」を発表しました。妊産婦にやさしい環境を提供することに貢献します。

今回、マタニティ-マークの趣旨に賛同し、ステッカーを都営地下鉄の一部車両の優先席付近に掲出しました。予定期間は20182月末から1年間です。

この取り組みは、フェリング・ファーマの不妊治療及び産婦人科領域の世界的なリーディングカンパニーとしての活動をさらに強化し、不妊治療に悩む患者さん、妊産婦及びその家族の皆さんの健康と笑顔に貢献していくことの取り組みにも繋がっています。

 

https://www.ferring.co.jp/

2018/03/22(木) 16:03

合格率は医師90.1%、歯科医師64.5% 国家試験の合格発表 厚生労働省

厚生労働省は、319日、医師国家試験及び歯科医師国家試験の合格を発表しました。

 

◇第112回医師国家試験(210~11日に実施)

出願者数:全体10,351人、新卒者9,227

受験者数:全体10,010人、新卒者8,924

合格者数:全体9,024人、新卒者8,330

合格率:全体90.1%、新卒者93.3%

合格基準は、

(1)     必修問題については、一般問題を11点、臨床実地問題を13点とし、

総得点が160点以上/200

   但し、必修問題の一部を採点から除外された受験者にあっては、必修問題の得点について総点数の80%以上とする。

(2)     必修問題を除いた一般問題及び臨床実地問題については、各々11点とし、

総得点が208点以上/299

 (3 禁忌肢問題選択数は3問以下

 

◇第111回歯科医師国家試験(23~4日に実施)

出願者数:全体3,721人、新卒者2,469

受験者数:全体3,159人、新卒者1,932

合格者数:全体2,039人、新卒者1,505

合格率:全体64.5%、新卒者77.9%

合格基準は、一般問題(必修問題を含む)を11点、臨床実地問題を13点とし、

1)領域A(総論)59点以上/99

 (2)領域B (各論~Ⅱ)125点以上/169

 (3)領域C  (各論Ⅲ~Ⅴ)131点以上/205

(4) 必修問題 64点以上/80

但し、必修問題の一部を採点から除外された受験者にあっては、必修問題の得点について総点数の80%以上とする。

 

http://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2018/siken01/about.html

http://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2018/siken02/about.html

2018/03/19(月) 14:27

HTLV-1の啓発活動に体内細胞擬人化TVアニメを起用 厚生労働省

厚生労働省は、315日、「ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)」の啓発活動に体内細胞擬人化TVアニメ「はたらく細胞」を起用することを発表しました。擬人化した「ヘルパーT細胞」が『HTLV-1を正しく知ってください。』と呼びかけます。

厚生労働省は、「ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)の認知拡大と理解促進を目的に、TVアニメ「はたらく細胞」(原作:講談社「月間少年シリウス」で連載中)とコラボレーションを行い、ポスターとリーフレットの配布などを通じた啓発活動を実施します。

HTLV-1」は、血液中にあるリンパ球に感染するウイルスですが、このウイルスに感染しても、そのほとんどの人が生涯病気を発症しないため、疾患そのものへの関心が持たれにくいという現状があります。また、医療従事者の間でも「HTLV-1」の認知度は低いため、HTLV-1関連疾患である「成人T 細胞白血病・リンパ腫(ATL)」や、「HTLV-1関連脊髄症(HAM)」の診断が遅れてしまうこともあります。

HTLV-1」の感染者は、全国で約82万人いると推計されており、さらなる感染者を増やさないためには、若者から中高年までの幅広い層に向けて、このウイルスに関する認知を広め、母子感染の予防などによって、次世代にウイルス感染を伝えない取り組みが必要です。そこで、今回、「はたらく細胞」とのコラボレーションを通じた啓発活動を行うこととなりました。

「はたらく細胞」は、累計発行部数150万部突破の体内細胞擬人化漫画で、今年7月にTVアニメ化が決定した作品です。リンパ球の一種であるヘルパーT細胞は、「HTLV-1」に感染することで異常を起こし、「ATL」や「HAM」を発症させると言われているため、今回、擬人化したヘルパーT細胞のキャラクターが、ポスターやリーフレットの中で、『HTLV-1を正しく知ってください。』と呼びかけます。

ポスター(A2サイズ、約3,200部)とリーフレット(A4サイズ、約13万部)は、全国の自治体・保健所などへ配布します。また、画像は、315日から厚生労働省ウェブサイトでダウンロードできます。

 

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000197632.html
2018/03/15(木) 16:06

「終末期医療 アドバンス・ケア・プランニング(ACP)から考える」を作成 日本医師会

日本医師会は、37日、「終末期医療 アドバンス・ケア・プランニング(ACP)から考える」の作成を発表しました。

超高齢社会を迎え、患者さんの人生の締めくくりの時期に、家族や医療・ケア関係者等がどのように寄り添うかが、これまで以上に大きな課題となっています。

そのため、日本医師会第XV次生命倫理懇談会では、会長諮問「超高齢社会と終末医療」について検討を行い、平成2911月に報告書を取りまとめ、答申しました。

報告書では、患者さんの意思を尊重した医療及びケアを実現していくために、アドバンス・ケア・プランニング(Advance Care PlanningACP)の重要性が指摘されるとともに、地域包括ケアシステムの要を担う「かかりつけ医」の役割の重要性が述べられています。

この提言を受け、日本医師会は「かかりつけ医」の先生方に、終末期医療に対する意識をより一層高めていただきと考え、「終末期医療 アドバンス・ケア・プランニング(ACP)から考える」を作成しました。

ACPAdvance Care Planning)とは、将来の変化に備え、将来の医療及びケアについて、患者さんを主体に、そのご家族や近しい人、医療・ケアチームが、繰り返し話し合いを行い、患者さんの意思決定を支援するプロセスのことで、患者さんの人生観や価値観、希望に沿った、将来の医療及びケアを具体化することを目標にしています。

 

http://www.med.or.jp/

2018/03/09(金) 15:23

「がん対策推進基本計画」の変更を公表 厚生労働省

厚生労働省は、39日、「がん対策推進基本計画」の変更を公表しました。

「がん対策推進基本計画」については、がん対策基本法に基づき策定するものであり、がん対策の総合的かつ計画的な推進を図るため、がん対策の基本的方向について定めるとともに、都道府県がん対策推進計画の基本となるものです。

今般の変更は、当日同時に閣議決定された「健康増進法の一部を改正する法律案」を踏まえ、受動喫煙に関する個別目標として、「2020年東京オリンピック・オアラリンピックに向けて受動喫煙対策を徹底し、本基本計画の計画期間中において、望まない受動喫煙のない社会をできるだけ早期に実現することを目標とする。」を本基本計画に盛り込むこととしたものです。

当日、閣議決定されたことを踏まえ、その内容を公表しました。

<第3期がん対策推進基本計画>(平成3039日閣議決定)(概要)

第1       全体目標

 「がん患者を含めた国民が、がんを知り、がんの克服を目指す。」

    科学的根拠に基づくがん予防・がん検診の充実

    患者本位のがん医療の実現

    尊厳を持って安心して暮らせる社会の構築

第2       分野別施策

1. がん予防

(1)     がんの1次予防

(2)     がんの早期発見、がん検診(2次予防)

2. がん医療の充実

(1)     がんゲノム医療

(2)     がんの手術療法、放射線療法、薬物療法、免疫療法

(3)     チーム医療

(4)     がんのリハビリテーション

(5)     支持療法

(6)     希少がん、難治性がん(それぞれのがんの特性に応じた対策)

(7)     小児がん、AYA世代のがん、高齢者のがん

(8)     病理診断

(9)     がん登録

(10)  医薬品・医療機器の早期開発・承認等に向けた取組

3. がんとの共生

(1)     がんと診断された時からの緩和ケア

(2)     相談支援、情報提供

(3)     社会連携に基づくがん対策・がん患者支援

(4)     がん患者等の就労を含めた社会的な問題

(5)     ライフステージに応じたがん対策

4. これらを支える基盤の整備

(1)     がん研究

(2)     人材育成

(3)     がん教育、普及啓発

第3       がん対策を総合的かつ計画的に推進するために必要な事項

1. 関係者等の連携協力の更なる強化

2. 都道府県による計画の策定

3. がん患者を含めた国民の努力

4. 患者団体等との協力

5. 必要な財政措置の実施と予算の効率化・重点化

6. 目標の達成状況の把握

7. 基本計画の見直し

 

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000181704.html
2018/03/09(金) 11:59