日本保険薬局協会は、9月14日、「ジェネリック医薬品及びかかりつけ薬局に関するアンケート報告書」を発表しました。
ジェネリック医薬品の使用状況及びかかりつけ薬局に関する実態を調査したもので、会員薬局を対象にオンラインWEB調査を7月30日~8月18日に実施し、2621薬局から回答がありました。
処方箋集中度:90%超48.1%、70%超~90%以下23.2%、70%以下28.7%
月間の平均処方箋受付回数:2,000回未満72.2%、2,000回以上4,000回未満22.6%、4,000階以上5.2%
立地状況:病院前35.0%、クリニック前58.0%、その他(街中含む)7.0%
在庫している全医療用薬品総品目数:500品目未満1.5%、500品目以上1000品目未満40.5%、1000品目以上1500品目未満38.8%、1500品目以上2000品目未満15.0%、2000品目以上4.1%。平均1123.3品目
在庫している後発医薬品品目数:50品目未満0.5%、50品目以上100品目未満2.3%、100品目以上200品目未満15.2%、200品目以上300品目未満24.6%、300品目以上57.4%。平均346.5品目
先発医薬品の調剤状況:後発医薬品のない先発医薬品のみ記載された処方箋の割合10.6%、後発医薬品に変更可能であったが、諸事情により先発医薬品のみ調剤した割合(変更不可の記載の場合を除く)11.6%、変更不可の記載があり、全てを先発医薬品で調剤した割合9.0%、それ以外の処方箋68.7%
後発品に変更しなかった理由:患者様の意向95.0%、薬局の事情38.7%、その他8.1%
一般名で記載された医薬品の現状(一般名で記載されている医薬品を含む処方箋の割合): 45.7%
後発医薬品調剤体制加算の区分状況:体制加算1(18点)27.3%、体制加算2(22点)46.9%、体制加算なし25.8%
直近の後発医薬品の調剤割合:50%以上55%未満6.45%、55%以上60%未満11.09%、60%以上65%未満15.16%、65%以上70%未満20.42%、70%以上75%未満17.50%、75%以上80%未満6.60%
後発医薬品への関心(PR等で患者の関心が高まったと感じるか):かなり感じる14.4%、少し感じる63.9%、変わらない21.1%、その他0.5%
後発医薬品の品切れ状況(注文日を含めた供給不能期間が、平日は2~3日(遠隔地は4日)、土日を挟んだ場合は2~5日(遠隔地は5~6日)以上の場合):あった36.8%、なかった63.2%
かかりつけ薬局としての必要な機能:在宅への取り組み78.9%、健康相談窓口54.9%、患者情報の一元管理53.9%、丁寧な服薬指導48.2%、OTC、健康食品などの販売45.0%、地域住民への情報提供38.3%、電子お薬手帳などIT技術を活用した情報提供、災害対応33.9%、医薬品の備蓄供給体制33.6%、プライバシーの配慮26.3%、介護情報の提供26.0%、24時間対応19.4%
OTCの取り扱い品目:0品目6.7%、1~100品目79.5%、101~300品目8.6%、301~600品目1.7%、601~1000品目1.3%、1001品目以上2.2%
衛生材料、介護用品の取り扱い品目:0品目20.9%、1~30品目70.9%、31~60品目4.7%、61~100品目1.0%、101品目以上2.5%
24時間対応:対応していない14.2%、24時間体制85.5%、24時間開局0.3%
重複投薬・相互作用防止加算の取り組み(重複投薬・相互作用防止加算の月間算定件数):0件25.6%、1~20件69.2%、21~50件4.2%、51~100件0.9%、101件以上0.1%
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