厚生労働省は、4月15日、平成25年10月及び11月の「調剤医療費(電算処理分)の動向」を発表しました。
<平成25年10月>
○概要
(1)平成25年10月の調剤医療費(電算処理分に限る)は6,037億円(伸び率:対前年同期比4.6%)で、処方せん1枚当たり調剤医療費は8,898円(伸び率7.7%)であった。
調剤医療費の内訳は、技術料が1,498億円(伸び率▲1.0%)、薬剤料が4,529億円(伸び率6.5%)で、薬剤料のうち、後発医薬品が516億円(伸び率18.2%)であった。
(2)薬剤料の約85%を占める内服薬(3,788億円、対前年同期伸び幅234億円)を薬効大分類別にみると、総額が最も高かったのは「循環器官用薬」の990億円(伸び幅48億円)で、伸び幅が最も高かったのは「その他の代謝性医薬品」の56億円(総額492億円)であった。
(3)処方せん1枚当たり調剤医療費を都道府県別にみると、全国では8,898億円(伸び率7.7%)で、最も高かったのは石川県(11,193円、伸び率5.4%)、最も低かったのは佐賀県(7,577円、伸び率7.9%)であった。
また、伸び率が最も高かったのは沖縄県(伸び率9.6%)、最も低かったのは福井県(伸び率5.4%)であった。
「後発医薬品の使用状況」
後発医薬品薬剤料は516億円(伸び率18.2%、伸び幅80億円)
後発医薬品割合は数量ベース(新指標)が47.8%、薬剤料ベースが11.4%(伸び幅+1.1%)、後発品調剤率が55.0%(伸び幅+1.9%)。数量ベースを旧指標でみると31.0%(伸び幅+2.1%)です。
<平成25年11月>
○概要
(1)平成25年11月の調剤医療費(電算処理分に限る)は5,853億円(伸び率:対前年同期比4.6%)で、処方せん1枚当たり調剤医療費は8,707円(伸び率4.6%)であった。
調剤医療費の内訳は、技術料が1,478億円(伸び率1.2%)、薬剤料が4,367億円(伸び率5.8%)で、薬剤料のうち、後発医薬品が506億円(伸び率19.0%)であった。
(2)薬剤料の約85%を占める内服薬(3,642億円、対前年同期伸び幅188億円)を薬効大分類別にみると、総額が最も高かったのは「循環器官用薬」の949億円(伸び幅35億円)で、伸び幅が最も高かったのは「その他の代謝性医薬品」の46億円(総額469億円)であった。
(3)処方せん1枚当たり調剤医療費を都道府県別にみると、全国では8,707円(伸び率4.6%)で、最も高かったのは石川県(11,083円、伸び率3.6%)、最も低かったのは佐賀県(7,350円、伸び率4.4%)であった。
また、伸び率が最も高かったのは青森県(伸び率6.3%)、最も低かったのは三重県(伸び率3.1%)であった。
「後発医薬品の使用状況」
後発医薬品薬剤料は506億円(伸び率19.0%、伸び幅81億円)
後発医薬品割合は数量ベース(新指標)が48.5%、薬剤料ベースが11.6%(伸び幅+1.3%)、後発品調剤率が55.7%(伸び幅+2.0%)。数量ベースを旧指標でみると31.3%(伸び幅+2.3%)です。
http://www.mhlw.go.jp/topics/medias/c-med/2013/10/index.html
http://www.mhlw.go.jp/topics/medias/c-med/2013/11/index.html