ファイザー株式会社は、ハチに刺されたことのある20歳以上の男女500名を対象に「ハチ刺され予防策」や「ハチ毒アレルギー」に関してインターネット調査を実施、7月19日に結果を発表しました。
調査の結果、ハチ刺され予防策、ハチに遭遇した際の適切な行動、ハチ刺されに対する適切な応急措置に関する認識が十分ではなく、さらには、ハチ毒アレルギーによるアナフィラキシーについての認識が不十分であり、アナフィラキシーへの危機意識が乏しいことが明らかになりました。毎年20人ほどがハチ毒アレルギーによるアナフィラキシー・ショックで死亡しています。ハチ毒アレルギーによる死亡事故等を防ぐためにも、ハチ刺され予防策およびハチ毒アレルギーについて、更なる啓発の必要性が示唆されました。
結果の概要は次の通りです。
<ハチに遭遇した際の行動/ハチに刺された時の応急措置に関する認知>
■ ハチが向かってきた場合、約4割がハチを刺激する行動をとる可能性あり
■ 効果が無いにもかかわらず約半数が「アンモニア水を塗る」のは適切と回答
<ハチ毒アレルギーによるアナフィラキシーに関する認知>
■ 57.0%がハチ毒アレルギーによるアナフィラキシーへの危機意識なし
■ アナフィラキシーの疑いがある危険な症状「痺れ」「むくみ」「蕁麻疹」「腹痛」「下痢」を8割以上が知らず
■ 「ハチ刺され経験者の5人に1人がハチ毒アレルギーによるアナフィラキシー発症リスクを持っている」ことを7割近くが知らず
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/index.html
2013/07/26(金) 13:03
日本新薬は、7月25日、イラストレーターの黒田征太郎さんとリハビリに励む患者の皆さんや地域の子ども達が力を合わせて、病院の壁に絵を描く「日本新薬×黒田征太郎 笑顔のアートプロジェクト」を8月3日に開催することを発表しました。
日本新薬は、黒田征太郎氏のホスピタルアートを支援する「日本新薬×黒田征太郎 笑顔のアートプロジェクト」全国キャラバンを行っています。ホスピタルアートは、病院の壁や柱などに絵を描く、彫刻を飾るといった芸術の力を借りて、患者の心を癒す方法のことで、キャラバンの第二弾として、8月3日13時30分から15時30分まで、医療法人朋愛会朋愛病院(大阪市東成区大今里1-25-11)を訪問し、地域の皆様とともにホスピタルアートを実施する運びとなりました。
「日本新薬×黒田征太郎 笑顔のアートプロジェクト」は、イラストレーターの黒田征太郎氏をリーダーに日本各地を訪問し、地域の人々が力を寄せ合って病院や介護施設などで絵を描くプロジェクトです。地域の病院の医師と患者、高齢者、子ども、学生など様々な人達が一緒に絵を描くことで絆を深め、笑顔になるプロジェクトを目指しています。
第1回は、今年3月31日に東日本大震災により甚大な被害を受けた公立小野町地方綜合病院で開催、長年地域医療に貢献してきた病棟に地域の子ども達・保護者・病院関係者らと壁絵を描きました。
第2回の開催場所となる朋愛病院は、1995年に開設されたケアミックス型病院で、一般・療養病棟だけでなく、回復期リハビリテーション病棟や源泉100%の天然温泉「朋愛 玉の湯」を有する総合リハビリテーション承認施設で、大阪市内初めての温泉水中運動療法などを行っており、多くの患者さんが懸命にリハビリに励んでおられます。
そこで、地域の医療に貢献してきた病棟に、本プロジェクトを通して、患者さんやそのご家族の笑顔を生み出したいとの思いから、今回の開催場所としました。
当日は、黒田征太郎氏をリーダーに、リハビリを行っておられる患者さんをはじめ、そのお子さんやお孫さん、病院関係者や地域の子ども達とともに同院の壁に絵を描きます。
http://www.nippon-shinyaku.co.jp/
2013/07/25(木) 16:32
日本学術会議は、8月3日13:00~15:45に京都大学薬学部記念講堂で「未来社会を築く生命科学と医療のフロンティア」と題する公開学術講演会を開催します。主催は、日本学術会議第二部(生命科学)、日本学術会議近畿地区会議、京都大学です。
近年、生命科学あるいはこれを基盤とする医療が著しく発展し、未来社会の姿にも大きな影響を与えるものと考えられています。本講演会は、医療と生命科学のフロンティアを紹介し未来社会のあり方を議論することを目的とするもので、「ゲノムコホート研究」、「iPS細胞研究と再生医療」、「創薬」の3つの視点から、生命科学の進歩を俯瞰し、将来の医療や社会のあり方について総合的に議論を行います。
講演は次の通りです。
「ヒト生命情報統合研究の拠点構築-国民の健康の礎となる大規模コホート研究-」
本庶佑(日本学術会議連携会員、静岡県公立大学法人理事長、京都大学大学院医学研究科免疫ゲノム医学講座客員教授)
「iPS細胞研究が切り開く未来の医療」
中畑龍俊(日本学術会議連携会員、京都大学iPS細胞研究所副所長・特定拠点教授)
「オールジャパンのアカデミア創薬研究」
長野哲雄(日本学術会議第二部幹事、東京大学創薬オープンイノベーションセンター特任教授)
なお、本講演会は参加費無料で事前登録も必要ありません。
2013/07/18(木) 15:55
厚生労働省は、7月12日、「かかりつけ医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン」について発表しました。
「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」では、その計画の一つとして「認知症の薬物治療に関するガイドライン」の策定を予定していたところですが、今般、平成24年度厚生労働科学研究費補助金厚生労働科学特別研究事業において行われた「認知症、特にBPSDへの適切な薬物使用に関するガイドライン作成に関する研究」の成果として、当該ガイドラインが策定されたため公表しました。
ガイドラインは、「BPSDに対する薬物療法の進め方」、「ガイドライン作成の背景と目的」、「BPSDの治療に使われている主な向精神薬と使い方の留意点」で構成され、抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬、睡眠導入薬に分けて解説されています。
作成の背景と目的は次の通りです。
○ かかりつけ医は、高齢者の身体疾患への日常的な対応や健康管理などを通じて、状態の変化をいち早く捉えることが可能である。さらに、認知症を取り巻く家族の状況を含めた環境についても把握しやすい立場である。BPSDが多要因によって発現あるいは修飾されることを考えれば、かかりつけ医が認知症疾患医療センターなどの専門的な医療機関と連携することにより早期の対応が可能となり、BPSDの悪化防止に寄与することができる。
○ 認知症者のQOLは多要因によって規定され、BPSDあるいはその治療のための向精神薬によっても影響を受ける。
○ 24年度に行われたかかりつけ医による認知症者に対する向精神薬の使用実態調査結果では、かかりつけ医(2960人に調査票が発送され、604人から有効票回収。回収率19.5%)の94.5%に認知症患者が通院し、89.2%が向精神薬を服用していたが、常に同意を得ているかかりつけ医は19.1%という低い率にとどまっていた。
○ 同調査の22種類のBPSDについて向精神薬を処方することがあるかどうかの設問では多弁、過食、異食、徘徊、介護への抵抗など向精神薬の有効性に関する報告がないBPSDに対しても向精神薬が処方されている実態が示された。
○ 認知症の治療ガイドラインはすでに日本神経学会によってまとめられたものがあるが、ここではそのエビデンスを踏まえて実践的なガイドライン作成を意図した。
○ 向精神薬の使用に際して、身体拘束を意図した投薬は避けるべきであり、いかなる場合でも認知症になっても本人の意思が尊重される医療サービスが提供されるように努めるべきである。なお、治療によりBPSDが改善しない場合には認知症疾患医療センターなどの専門的な医療機関へ紹介などの連携をとることが望ましい(診療情報提供料Ⅰの認知症専門医療機関連携加算、認知症専門診断管理料2など、BPSDが悪化した場合のかかりつけ医と認知症疾患医療センターの連携について診療報酬上も評価がなされている)
※BPSD:Behavioral and Psychological symptoms of Dementia(認知症の行動・心理症状)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000036k0c.html
2013/07/18(木) 10:33
厚生労働省は、7月10日、7月28日の第2回日本肝炎デーを記念して、第2回日本肝炎デー(世界肝炎デー)プレイベント及び第2回日本肝炎デー(世界肝炎デー)記念イベントを開催することを発表しました。
厚生労働省では、肝炎への正しい知識・情報の発信と肝炎ウイルス検査受診の啓発を目的とした肝炎総合対策推進国民運動事業「知って、肝炎」プロジェクトを立ち上げ、肝炎対策のためのキャンペーンに取り組んでいます。このたび、7月28日の第2回日本肝炎デー(世界肝炎デー)に先立ち、東京および大阪でプレイベントを開催します。
当日は、肝炎に関するパネル展示のほか、会場付近で「知って、肝炎」シリコンバンドなどの啓発ツールの配布などを実施します。本イベントを通じ、肝炎への正しい知識・情報を知っていただくとともに、多くの方に肝炎ウイルス検査受診の大切さを理解していただくことを狙いとしています。
「世界肝炎デー」に於ける普及啓発プレイベント
東京・有楽町:7月21日13時~13時30分、JR有楽町駅前広場
①歌手・石川ひとみさんによる肝炎対策啓発トークセッション
②フォトセッション・囲み取材の実施
肝炎対策啓発のためのパネル展示、啓発ツール配布
大阪:7月23日10時~18時(予定)、JR大阪駅5階時空の広場
①パネル展示
②啓発ツール配布
※石川ひとみさん:1959年生まれの53歳、1987年に慢性B型肝炎を発症。翌年に復帰。今では、講演会等でエイズや肝炎に関係した活動もしており、闘病記も発刊している。
また、7月28日の世界肝炎デーに、西武ドームにおいて、第2回日本肝炎デー(世界肝炎デー)Guinness World Recordにチャレンジ!」を開催します。
当日は世界肝炎連盟(WHA)が推進する"三猿ポーズ"のギネス記録に挑戦します。三猿ポーズには、「私たちは、肝炎に対する偏見や差別の風評は『見ません、聞きません、話しません』。そして、私たちは肝炎をよく知り、肝炎に向き合って克服をめざします」という意味が込められており、西武ドーム以外でも世界各国が協力し、世界中の複数の開催地で24時間以内に「見ざる、聞かざる、言わざる」の「三猿」動作を最も多くの人たちが行うという記録に挑戦します。
同イベントには、コメンテーターでタレントの小倉智昭さん、元西武ライオンズ監督の東尾修さんがゲストで登場します。そのごサプライズゲストによるスペシャルライブも予定しています。
第2回日本肝炎デー(世界肝炎デー)記念イベントGuinness World Recordsにチャレンジ!:7月28日16時30分~17時15分、西武ドーム
①小倉智昭さん、東尾修さんの登場
②サプライズゲストによるスペシャルライブ
③一般の方々とともに「三猿ポーズ」ギネス記録への挑戦
④出演者フォトセッション・囲み取材の実施
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000036ceu.html
2013/07/12(金) 13:00
厚生労働省は、7月1日、「第2回健康寿命をのばそう!アワード」の応募受付を開始することを発表しました。
厚生労働省では、国民の生活習慣を改善し、健康寿命をのばすことを目的として取り組んでいる「スマートライフプロジェクト」の一環として、健康づくりのために優れた取組を行う企業などを表彰する「第2回健康寿命をのばそう!アワード」の応募受付を開始します。
これは、「スマートライフプロジェクト」が掲げる3つのテーマ(適度な運動・適切な食生活・禁煙)について、生活習慣病の啓発や健康増進のための優れた取組を行っている企業・団体・自治体を表彰するもので、初めての開催となった昨年度は、応募総数166件の中から、19件の企業、団体、自治体を表彰しました。
受賞した取組については、紹介冊子を作成し、「スマートライフプロジェクト」の公式ウェブサイトなどの各種メディアで紹介します。また、受賞企業などでは、アワード受賞ロゴマークを使用することができます。
応募期間は7月1日~8月30日で、応募部門は1.企業部門、2.団体部門、3.自治体部門。応募対象は、生活習慣病予防の啓発活動、健康寿命をのばすことを目的とする、優れた取組を行っている企業・団体・自治体で、応募は「スマートライフプロジェクト」公式ウェブサイトまたはSmart Life Project事務局へ。公式ウェブサイト(http://www.smartlife.go.jp/)から応募、または専用応募用紙(PDF)をダウンロードのうえ、郵送またはメール送信で応募すること。
表彰は、厚生労働大臣/最優秀賞1件、優秀賞3部門各1件、厚生労働省健康局長/優良賞3部門各5件以内で、11月に東京都内で表彰式を開催予定です。
※ 「Smart Life Project」(スマートライフプロジェクト)とは
厚生労働省では、国民の健康寿命延伸のため、主に生活習慣病の予防を目的とした「すこやか生活習慣国民運動」を実施し、「適度な運動」「適切な食生活」「禁煙」を促進してきました。
平成22年度からは、この活動を広めるために、幅広い企業や団体との連携を主体とした「Smart Life Project」をスタートし、「適度な運動」「適切な食生活」「禁煙」いう3つのテーマで、具体的アクションへの認知と理解向上を目指し、さらなる普及を図っています。賛同企業・団体は平成25年6月30日現在、1357団体に上ります。
. Smart Life Project事務局
〒104-0045 東京都中央区築地4-7-3-8F
TEL:03-3524-0786、FAX:03-3524-0779
E-mail:info@smartlife.go.jp
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000035pwu.html
2013/07/02(火) 13:11
厚生労働省は、7月1日、第107回医師国家試験・第108回歯科医師国家試験の施行を発表しました。
○ 第107回医師国家試験:平成26年2月8日~10日、試験地は北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、熊本県及び沖縄県、合格発表は3月18日
○ 第108回歯科医師国家試験:平成26年2月1日~2日、試験地は北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県及び福岡県、合格発表は3月18日
http://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/ishi/
http://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/shikaishi/
2013/07/01(月) 16:30