matsuda's blog

2018年4月

血管炎に関する疾病の呼称の取扱いで通知 厚生労働省

厚生労働省は、424日、医薬・生活衛生局医薬品審査管理課長及び医薬安全対策課長名で、各都道府県衛生主管部(局)長宛に、「医薬品の効能又は効果等における血管炎に関する疾病の呼称の取扱い」について通知を発しました。

血管炎に関する疾病の呼称については、2012年に開催された血管炎に関する国際会議であるChapel Hill Consensus Conference 2012における変更等により、国内でも、新たな呼称が指定難病の病名、診療報酬請求に係る傷病名、医学に関する用語集、診療ガイドライン及び教科書における疾病名等として広く使用され、認知されています。

こうした状況を踏まえ、医薬品の効能又は効果、添付文書等における血管炎に関する疾病の呼称等を変更することとしました。

血管炎に関する呼称について、医薬品の効能又は効果、添付文書等において記載すべき呼称を改めます。

大動脈炎症候群→高安動脈炎

ヴェゲナ肉芽腫症→多発血管炎性肉芽腫症

Churg-Strauss症候群/チャーグ・ストラウス症候群/アレルギー性肉芽腫性血管炎→好酸球性多発血管炎性肉芽腫症

シェーンライン・ヘノッホ紫斑病/ヘノッホ・シェーンライン紫斑病/アナフィラクトイド紫斑(単純型、シェーンライン型、ヘノッホ型)/アレルギー性紫斑病→IgA血管炎

結節性動脈周囲炎、多発性動脈炎→結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発血管炎

2018/04/26(木) 12:55

人生100年時代の未病ライフと健康リテラシー 日本健康生活推進協会が設立2周年記念シンポジウム

一般社団法人日本健康生活推進協会は、人生100年時代において、今後ますます顕在化すると思われる、健康と病気の間を連続的に変化する「未病」の生活のあり様=「未病ライフ」と、そこにおいて益々重要となる「健康リテラシー」について、関係識者による講演、パネルディスカッションを5241330~1600に東京都田町・女性就業支援センターホールで開催します。

「未病」は、政府の成長戦略の中でも採り上げられ、目下神奈川県をはじめ、各自治体や企業、市民の中でもその考え方に基づく様々な取り組みが広がっています。

今回のシンポジウムでは、この「未病」の状態で過ごす期間が更に長くなることが予想される人生100年時代を見据え、その「未病ライフ」とそれを支える「健康リテラシー」について考えます。

プログラムは次の通りです。

主催者挨拶/キーノート・スピーチ:日本健康生活推進協会理事長大谷泰夫

講演:日本医師会副会長/日本健康生活推進協会理事今村聡、筑波大学教授久野譜也

パネルディスカッション:今村聡、久野譜也、女優・タレント杉田かおる、順天堂大学准教授福田洋、モデレーター大谷泰夫

参加料は無料で定員200名です。

詳細・申し込みはWebで(https://kenken.or.jp/

2018/04/24(火) 10:31

小冊子「名探偵メディソンと6つのなぞ」を掲載 日本製薬工業協会

日本製薬工業協会は、416日、くすりまるごとブック「名探偵メディソンと6つのなぞ」の小冊子をホームページに掲載しました。

名探偵メディソンがくすりの「なぜ」「どうして」に迫る、くすりのなぞについて解説した若年層向けの冊子で、①くすりはどうして必要なんだろう?、②大昔はどうやって病気を治していたのだろう?、③くすりをどうやって見つけたのだろう?、④くすりにいろんな形があるのはなぜだろう?、⑤くすりの未来はどうなるのだろう?、⑥新しいくすりはどうやって生まれるのだろう?という「6つのなぞ」に答えているほか、「くすりのQ&A」や「くすりのきまり」も掲載しています。

 

http://www.jpma.or.jp/

2018/04/16(月) 16:01

地域包括ケアシステムにおける薬剤師・薬局の取り組み事例集公表 日本薬剤師会

日本薬剤師会は、410日、平成29年度「地域包括ケアシステムにおける薬剤師・薬局の取り組み事例集」を公表しました。

これは、地域医療・保健委員会(地域包括ケアシステムワーキンググループ)において取りまとめたもので、地域包括ケアシステムにおける薬剤師・薬局の取り組みの見える化および推進を図るため、現在行われている取り組みや既に行われた取り組みの事例を収集し、横展開の参考資料となることを目的としています。

内容は、県薬剤師会・地域薬剤師会・薬局・行政(県庁、市役所、保健所等)・その他(商店街等)の分野で合計32例を紹介しています。

 

http://www.nichiyaku.or.jp/

2018/04/10(火) 14:47

小冊子「もっと知りたい!新薬のこと」を掲載 日本製薬工業協会

日本製薬工業協会は、44日、小冊子「もっと知りたい!新薬のこと」をホームページに掲載しました。

新薬開発の歴史や製薬産業の新薬開発への挑戦について、解りやすく解説した冊子で、〇製薬産業Today、〇くすりヒストリー、〇新薬トリビア、〇新薬、誕生、〇くすり未来ナビ、で構成されています。

 

http://www.jpma.or.jp/

2018/04/09(月) 16:12

世界保健機関と世界医師会が覚書に調印

昨年10月に世界医師会長に就任した横倉義武日本医師会長は、45日、スイスのジュネーブにある世界保健機関(WHO)本部において、WHOと世界医師会(WMA)が両組織の間の協力関係を確認するとともに、今後その関係をより強固なものとすることを目的とした覚書(MOU)に調印を行いました。WMAWHOがこのような正式な覚書に調印するのは初めてのことです。

WMAから45日に出されたプレスリリースは次の通りです。

<世界保健機関(WHO)と世界医師会(WMA)が覚書に調印>

WHOWMAは、両組織の間の協力関係を確認するとともに強化するための覚書(MOU)に署名した。

本日、ジュネーブのWHO本部における調印式にて、WHOWMAは、健康の開発、改善と保護、および健康の社会的決定要因に関する対策を含む、共通して関心のあるトピックについての理解を促進することで合意した。

WHOのテドロス・アダノム・ゲブレェサス事務総長とWHAの横倉義武会長は、覚書に共同で署名し、その中で両組織にとって二つの優先目標は、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成と緊急災害対策の改善であると明言している。

横倉WMA会長は、「WMAは、公的関係を持ってきたWHOと長年にわたり協力関係を続けている。しかし、本日署名の覚書は、われわれ両組織が国家・地域レベルでも世界レベルでも取り組むことができるいくつかの具体的な協力分野を設定している」と述べた。

これには、医師とその専門職組織の役割に重点を置いたユニバーサル・ヘルス・カバレッジ・オブ・オールの実現が含まれており、これは医療従事者の概念や積極的な参加、およびその教育、雇用ならびに管理の強化について理解を容易にするものである。

また、さらにこれに含まれるものとしては、健康関連の人権を積極的に促進することと世界中の人々のために医の倫理の十分な尊重を保証することであり、これには健康の社会的決定要因への対策実施による「ヘルスケア分野での差別撤廃に関する国連共同声明」の実行のための支援も含まれる。

最後に、WHOWMAは、医師とその専門職組織の役割に重点を置いた国家および国際レベルでの緊急災害対策システムの強化と発展について合意した。

2018/04/09(月) 14:15

AYA世代専用病棟を開設 大阪市立総合医療センター

大阪市立総合医療センターは、49日、「AYA世代専用病棟」を開設します。

AYAとはAdolescent and Young Adultの略で思春期・若年成人を意味しますが、AYA世代の患者さんの疾患ごとに応じた、AYA緩和ケアチーム、精神科リエゾンチーム、保育士、医療ソーシャルワーカー(MSW)などが対応する、15歳から30歳代半ばの患者さん専用の「AYA世代専用病棟」を開設するものです。

AYA世代専用病棟」の設置は、静岡県立がんセンターに続き、国内2番目となります。また、唯一、「AYA世代専用の病棟」を持つ「地域がん診療連携拠点病院」かつ「小児がん拠点病院」となり、これまでの成人と小児領域双方でのがん医療の実績に基づき、その双方の世代の狭間になりがちであったAYA世代がんの診療についても、今後は貢献していきます。

AYA世代専用病棟が開設されるのは、大阪市立総合医療センターさくら15階病棟内で、面積は約1,020㎡、病床数は27床で、プレイルーム用テーブル及び椅子、ソファ、本棚(本)、テレビ、楽器(ミニピアノ、ギター)、ゲーム類、おもちゃなどが設備されています。

<目的>

AYA世代に特化した医療的、心理社会的支援を有効に行うことができる。

・患者さん同士の年齢が近く、ピアサポートが醸成されやすい。

・年齢にとらわれるのではなく、よりそれぞれの疾患に適した医療チームが診療に当たることができる。

・「Bright café」(プレイルーム)や個室の整備等により家族や友達と気兼ねなく会うことができる。

2018/04/06(金) 14:46

小冊子「くすりは正しく使ってこそくすり!」のシンプル版スライドを公開 日本薬剤師会とくすりの適正使用協議会

日本薬剤師会とくすりの適正使用協議会は、中高生向け小冊子「くすりは正しく使ってこそくすり!」のシンプル版スライドの公開を発表しました。201710月に公開した小冊子のシンプル版PPTを公開したものです。

 前回の公開時には、PDF版と小冊子をそのままPPT化したバージョンを掲載していましたが、この度公開したのは、イラストとキーワードが中心で一部アニメーションも使ったシンプルバージョンです。

 授業や指導の際の使いやすさを念頭に、イラストやキーワードを大きく配置し、ノート部分には教えるべき事項を記載しています。

 

https://www.rad-ar.or.jp/

2018/04/05(木) 14:48

医療関係者向けがん情報サイトリニューアル 沢井製薬

沢井製薬は、42日に、医療関係者向けがん情報サイト(sawai oncology)をリニューアルしました。

今回、がん治療におけるレジメンで使用される抗がん剤・支持療法剤の投与方法やスケジュールを確認できるコンテンツ「レジメン紹介&薬価計算」に患者さん自己負担額計算機能を追加しました。

・レジメンごとに、患者さん個々に合わせた自己負担額を確認できます。

・高額療養費制度を利用した場合の自己負担金額のシミュレーションができます。

・高額療養費制度の概要を医療従事者が患者さんへ分かりやすく、簡易に説明することができるようPDFを用意しています。

医療関係者向けがん情報サイトでは、7つのがん種の標準レジメン、起こりうる副作用と重症化させないための副作用マネジメント、患者さんのQOL向上のために食事やケアなどの日常生活の工夫を会員登録なしで確認できます。

sawai oncologyhttp://med.sawai.co.jp/oncology/

 

https://www.sawai.co.jp/

2018/04/03(火) 15:52

作業療法士国家試験合格発表訂正 厚生労働省

厚生労働省は、330日、第53回作業療法士国家試験の正答・合格発表の訂正を公表しました。

合格発表は327日に実施しましたが、公表した正答の他にも正答があったため訂正したものです。今回の訂正により得点が増えた受験者がおり、新たに合格基準に達する受験者は85名で、合格者は4,785名となります。

今回の訂正を反映した合格者数、合格率などは次の通りです。

出願者数:全体6,329人(うち新卒者5,418人)、受験者数:6,164人(うち新卒者5,289人)、合格者数4,785人(うち新卒者4,506人)、合格率:77.6%(うち新卒者85.2%

 

http://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2018/siken08_09/about_tsuika.html

2018/04/02(月) 12:48