AYA世代専用病棟を開設 大阪市立総合医療センター
大阪市立総合医療センターは、4月9日、「AYA世代専用病棟」を開設します。
AYAとはAdolescent and
Young Adultの略で思春期・若年成人を意味しますが、AYA世代の患者さんの疾患ごとに応じた、AYA緩和ケアチーム、精神科リエゾンチーム、保育士、医療ソーシャルワーカー(MSW)などが対応する、15歳から30歳代半ばの患者さん専用の「AYA世代専用病棟」を開設するものです。
「AYA世代専用病棟」の設置は、静岡県立がんセンターに続き、国内2番目となります。また、唯一、「AYA世代専用の病棟」を持つ「地域がん診療連携拠点病院」かつ「小児がん拠点病院」となり、これまでの成人と小児領域双方でのがん医療の実績に基づき、その双方の世代の狭間になりがちであったAYA世代がんの診療についても、今後は貢献していきます。
AYA世代専用病棟が開設されるのは、大阪市立総合医療センターさくら15階病棟内で、面積は約1,020㎡、病床数は27床で、プレイルーム用テーブル及び椅子、ソファ、本棚(本)、テレビ、楽器(ミニピアノ、ギター)、ゲーム類、おもちゃなどが設備されています。
<目的>
・AYA世代に特化した医療的、心理社会的支援を有効に行うことができる。
・患者さん同士の年齢が近く、ピアサポートが醸成されやすい。
・年齢にとらわれるのではなく、よりそれぞれの疾患に適した医療チームが診療に当たることができる。
・「Bright café」(プレイルーム)や個室の整備等により家族や友達と気兼ねなく会うことができる。
2018/04/06(金) 14:46