matsuda's blog

2012年12月

ファイザーが「心とからだのヘルスケア」に関する市民活動・市民研究支援

ファイザーは、1216日、「ファイザープログラム~心とからだのヘルスケアに関する市民活動・市民研究支援」として、2012年度助成対象16件のプロジェクトに3,000万円の助成が決定したことを発表しました。「中堅世代(30~50歳代)の心身のケアに関する課題」も支援するユニークな助成プログラムで、本年度は、新規助成の応募225件の中から8件が選出され、前年度の助成対象団体が応募資格を有する継続助成として8件が選出されました。ファイザープログラムは、企業による市民活動助成プログラムとしては国内最大級の助成規模です。

「ファイザープログラム~心とからだのヘルスケアに関する市民活動・市民研究支援」は、ファイザーの社会貢献活動の一環として2000年に創設した市民活動助成事業です。同プログラムは、2000年の創設以来、「心とからだのヘルスケア」の領域の課題に取り組む市民活動を支援してきました。

2007年から今後の市民活動の進展や社会環境の変化を予測し、従来から助成対象としていた、社会的受け皿がないために「心身のケアを得ることが困難な人々の健康の保障に関する課題」に加え、社会で重要な役割を担っている「中堅世代の人々(30~50歳代)の心身のケアに関する課題」、更に、上記各課題の解決に関連した「ヘルスケアを重視した社会の実現に関する課題」を重点課題とし、市民活動だけでなく市民団体が行う市民研究も助成対象としました。選考に関しては、プロジェクトの独創性、試行性などが選考基準となります。

ファイザープログラムは、20009月に創設した市民活動助成事業で、「心とからだのヘルスケア」領域の課題に取り組む市民活動、市民研究を支援しています。3年間の継続助成制度、人件費を助成対象とする制度などを先駆的に導入し、2007年度から内容をより発展させた新プログラムをスタートさせました。これまでの13年間に、延べ3,277(新規3,076件、継続220)の応募の中から、新規助成・継続助成合わせて290件のプロジェクトに対し、55,555万円を助成金として支援してきました。

 

http://www.pfizer.co.jp/pfizer/index.html

2012/12/08(土) 15:40

協和発酵キリンが福島県飯舘村で卓球交流会を応援 復興応援 キリン絆プロジェクト

協和発酵キリンは、126日、復興応援 キリン絆プロジェクト「飯舘村×協和発酵キリン」を発表。福島県飯舘村の「思いやり・までいラリーピンポン交流会」を応援することを明らかにしました。

協和発酵キリンは、キリングループで推進する「復興応援 キリン絆プロジェクト」の一環として、2012129日に福島市青少年会館体育館にて開催される「思いやり・までいラリーピンポン交流会」を飯舘村社会福祉協議会と共催します。

「までい」とは、左右揃えた手を意味する「真手」という古語に由来する方言で、転じて「手間隙を惜しまず」「丁寧に」「心を込めて」「時間をかけて」「じっくりと」、そんな心が"までい"には込められています。

「思いやり・までいラリーピンポン交流会」は、飯舘村が「までい」を広く理解してもらうことを目的に実施してきたもので、相手から点を取ることを競うのではなく、相手といかに長くラリーを続けられるかという村独自のルールで卓球を楽しみます。

本交流会は、2005年以降毎年の恒例行事でしたが、2011年の東日本大震災の影響で中止となりました。飯舘村は、原子力発電所の事故に遭い、計画的避難区域に指定され、いまだに全村民が避難を余儀なくされていますが、2012年は場所を福島市に移して開催します。

協和発酵キリンは、201111月以来、「子どもの笑顔づくり支援 協和発酵キリン卓球教室」を岩手県、宮城県、福島県の15会場で小中高生を対象に開催しています。さらに、2012年からは仮設住宅の集会所においても卓球教室を開催し、誰もが楽しめる卓球を通じて被災地の方々の笑顔の輪を広げる活動を展開しています。

協和発酵キリンは、飯舘村の方々が故郷を大切に思う気持ちに共鳴するとともに、本交流会の復活によって飯舘村の方々が元気に前向きに復興に立ち向かっていく決意を強める一助となることを願い、本交流会を応援します。

本交流会では、実業団トップクラスの同社卓球部員が参加して交流を深めます。また、参加賞には「がんばろう東北!」Tシャツやラケットなどを用意するとともに、卓球台10台を飯舘村社会福祉協議会に寄贈します。卓球台は本交流会使用後、飯舘村唯一の飯舘中学校(仮校舎、福島市飯野町)や、今回の会場となる福島県青少年会館体育館に設置し、飯舘村の方々や体育館を利用される方々の新しいコミュニティーづくりに役立てていただけると考えています。

 

http://www.kyowa-kirin.co.jp/

2012/12/07(金) 15:39

7月の調剤医療費を公表 厚生労働省

厚生労働省は、126日、「最近の調剤医療費(電算処理分)の動向・平成247月号」を発表しました。電算処理割合は処方せん枚数、医療費とも約99%です。

概要は次の通りです。

(1)平成247月の調剤医療費(電算処理分に限る)5,402億円(対前年度同期比伸び率4.2%)で、処方せん1枚当たり調剤医療費は8,314(伸び率▲0.2%)であった。

調剤医療費の内訳は、技術料が1,401億円(伸び率6.5%)、薬剤料が3,991億円(伸び率3.4%)で、薬剤料のうち、後発医薬品が399億円(伸び率22.6%)であった。

処方せん1枚当たり薬剤料:5,140円、伸び率▲1.6

処方せん1枚当たり薬剤種類数:2.81種類、伸び率+1.1

1種類当たり投薬日数:21.7日、伸び率+2.0

1種類1日当たり薬剤料:84円、伸び率▲4.6

(2)薬剤料の約85%を占める内服薬(3,340億円、対前年度同期差+87億円)を薬効大分類別にみると、循環器官用薬が915億円(伸び幅▲18億円)と総額が最高で、中枢神経系用薬が伸び幅40億円(総額536億円)と伸び幅が最高であった。

(3)処方せん1枚当たり調剤医療費を都道府県別にみると、全国では8,314(伸び率▲0.2%)で石川県(10,652円、伸び率▲2.2%)が最高で、佐賀県(7,041円、伸び率1.1%)が最低であった。

また、伸び率は青森県(伸び率1.9%)が最高で、石川県(伸び率▲2.2%)が最低であった。

【後発医薬品薬剤料】399億円(伸び率22.6%、伸び幅74億円)

【後発医薬品割合】

数量ベース27.9%(伸び幅+4.9%)

薬剤料ベース10.0%(伸び幅+1.6%)

後発品調剤率(全処方せん枚数のうち後発医薬品を調剤した処方せん枚数の割合)51.8%(伸び幅+4.3%)

【後発医薬品都道府県別】

処方せん1枚当たり後発医薬品薬剤料:全国614円、最高896(岩手県)、最低485(佐賀県)

処方せん1枚当たり後発医薬品薬剤料の伸び率:全国+17.5%、最高+25.9%(鳥取県)、最低+8.0%(沖縄県)

後発医薬品割合(数量ベース):全国27.9%、最高40.8%(沖縄県)、最低23.1%(秋田県)

後発医薬品割合(薬剤料ベース):全国10.0%、最高13.5%(鹿児島県)、最低7.6%(徳島県)

後発医薬品調剤率:全国51.5%、最高65.5%(沖縄県)、最低45.1%(徳島県)

 

http://www.mhlw.go.jp/topics/medias/c-med/2012/07/index.html

2012/12/07(金) 12:06

糖尿病患者さんの治療費負担で調査 日本イーライリリー

日本イーライリリーは、インスリン療法を受けている糖尿病患者さんの治療費負担について、患者さんと医師双方の意識・実態を把握するため、医師200名及び患者200名を対象にインターネット調査を実施、1128日にその結果を発表しました。

厚生労働省が発表する「国民医療費の概況」によると、平成21年度の糖尿病の医療費は12149億円(前年度11854億円)で、前年度に比べ295億円増加しています。今回の調査を通じて、治療費に悩みつつ、医師に相談できないでいる患者さん方の実情が浮き彫りになりました。

主な調査結果は以下の通りです。

 

<調査①糖尿病患者さんの治療費負担に関する調査>

調査対象:1型糖尿病患者、及びインスリン療法を受けている2型糖尿病患者

有効回答数:200名(1型糖尿病患者100名、インスリン療法を受けている2型糖尿病患者100名)

調査時期:201281日~82

 

1.インスリン療法を受けている糖尿病患者さんにとって、治療の一番の不満は「治療費が高いこと」

2.糖尿病の治療費の負担から約5割の患者さんが「趣味・娯楽費」を抑制し、3割の患者さんは「食費・生活費」も切り詰めている。

3.治療費の負担について、4割の患者さんが「(医師に)相談してみたいと思ったことはあるが、相談したことはない」と回答した。「相談したことがある」患者さんは全体の1割に留まる。治療費について相談したいと思ったとしても、実際に医師に話すのは躊躇する患者さんが多いと思われる。

4.「インスリンが製剤によって価格に違いがあることを知っている」患者さんは3割に留まる。

5.より安価なインスリン製剤の処方を医師に依頼したことはあるか聞いたところ、全体の93.5%の患者さんが「依頼したことはない」と回答。「医師から提案され、依頼したことがある」患者さんも3%に留まる。

6.現在使用しているインスリン製剤よりも安価なインスリン製剤があれば、「使用したい」と回答した患者さんは9割にも上る。(同等の効果が期待でき、かつ副作用のリスクも同等の場合)

7.より安価なインスリン製剤を医師に推奨されたら、8割以上の患者さんが「切り替えたいと思う」と回答。

 

<調査②インスリン製剤を処方している医師の、患者さんの治療費負担に関する調査>

調査対象:全国の糖尿病患者にインスリン製剤を処方している医師

有効回答数:200

調査時期:2012914日~917

 

1.インスリン製剤を処方している医師の7割は、治療費が高いことが患者さんの不満になっていることを認識している。

2.インスリン製剤の切り替えなど患者さんに薬剤費を軽減するための提案をしたことがある医師は全体の半数以下。

3.患者自身からの要望があれば、より安価なインスリン製剤の処方をしたいと考えている医師は8割に上る。

 

この調査結果から、日本イーライリリーでは次の通りコメントしています。

今回の調査からは、患者さんはインスリン療法を経済的に負担に感じており、医師もまたそれを理解していながらも、治療費について双方の間で話し合われることが少ない実情が浮き彫りになりました。忙しい外来で、時間が限られた診療時間内では、医師が治療費に関してまで言及する余裕がない可能性も考えられます。また、患者さんがインスリンは製剤によって価格差があることを知らないことも、治療費について話し合われない一因となっていると考えられます。

医師は患者さんから要望があれば、患者さんは医師から推奨があれば、より安価なインスリン製剤を積極的に使用したいと思っており、今後、双方がよりオープンにコミュニケーションを図ることができれば、患者さんの治療費負担の軽減にも繋がっていくと考えられます。

 

https://www.lilly.co.jp/

2012/12/03(月) 17:40

一般紙への啓発広告を掲載 日本薬剤師会

日本薬剤師会は、1130日の記者会見で「一般紙への啓発広告掲載」について発表しました。

日本薬剤師会は、昨年度と同様に、国民向けのPRの一環として啓発広告を掲載することとしたもので、掲載紙は読売新聞全国版朝刊、掲載日とテーマは次の通りです。

1回:平成241223

「お薬の専門家。それが薬剤師です。」

2回:平成25120

「薬剤師はさまざまな場面で活躍しています。」

3回:平成25224

「正体を隠した危険物。それが違法ドラッグです。」

4回:平成25324

「街の健康ステーション。それが、薬局です。」

 

http://www.nichiyaku.or.jp/
2012/12/03(月) 13:34