7月の調剤医療費を公表 厚生労働省
厚生労働省は、12月6日、「最近の調剤医療費(電算処理分)の動向・平成24年7月号」を発表しました。電算処理割合は処方せん枚数、医療費とも約99%です。
概要は次の通りです。
(1)平成24年7月の調剤医療費(電算処理分に限る)は5,402億円(対前年度同期比伸び率4.2%)で、処方せん1枚当たり調剤医療費は8,314円(伸び率▲0.2%)であった。
調剤医療費の内訳は、技術料が1,401億円(伸び率6.5%)、薬剤料が3,991億円(伸び率3.4%)で、薬剤料のうち、後発医薬品が399億円(伸び率22.6%)であった。
処方せん1枚当たり薬剤料:5,140円、伸び率▲1.6
処方せん1枚当たり薬剤種類数:2.81種類、伸び率+1.1
1種類当たり投薬日数:21.7日、伸び率+2.0
1種類1日当たり薬剤料:84円、伸び率▲4.6
(2)薬剤料の約85%を占める内服薬(3,340億円、対前年度同期差+87億円)を薬効大分類別にみると、循環器官用薬が915億円(伸び幅▲18億円)と総額が最高で、中枢神経系用薬が伸び幅40億円(総額536億円)と伸び幅が最高であった。
(3)処方せん1枚当たり調剤医療費を都道府県別にみると、全国では8,314円(伸び率▲0.2%)で石川県(10,652円、伸び率▲2.2%)が最高で、佐賀県(7,041円、伸び率1.1%)が最低であった。
また、伸び率は青森県(伸び率1.9%)が最高で、石川県(伸び率▲2.2%)が最低であった。
【後発医薬品薬剤料】399億円(伸び率22.6%、伸び幅74億円)
【後発医薬品割合】
数量ベース27.9%(伸び幅+4.9%)
薬剤料ベース10.0%(伸び幅+1.6%)
後発品調剤率(全処方せん枚数のうち後発医薬品を調剤した処方せん枚数の割合)51.8%(伸び幅+4.3%)
【後発医薬品都道府県別】
処方せん1枚当たり後発医薬品薬剤料:全国614円、最高896円(岩手県)、最低485円(佐賀県)
処方せん1枚当たり後発医薬品薬剤料の伸び率:全国+17.5%、最高+25.9%(鳥取県)、最低+8.0%(沖縄県)
後発医薬品割合(数量ベース):全国27.9%、最高40.8%(沖縄県)、最低23.1%(秋田県)
後発医薬品割合(薬剤料ベース):全国10.0%、最高13.5%(鹿児島県)、最低7.6%(徳島県)
後発医薬品調剤率:全国51.5%、最高65.5%(沖縄県)、最低45.1%(徳島県)
http://www.mhlw.go.jp/topics/medias/c-med/2012/07/index.html