厚生労働省は、8月19日、電子処方箋のモデル事業を実施する4地域を選定し発表しました。
令和5年1月の電子処方箋の運用開始に向けて、運用プロセスの検証や課題整理等を行うため、本年10月末から開始するモデル事業を実施する地域を選定したものです。
4地域は、山形県酒田地域、福島県須賀川地域、千葉県旭地域、広島県安佐地域で、モデル事業では、対象地域において電子処方箋を先行して導入・運用することで、システムや運用面の検証を行うとともに、課題や先進的な取組事例等を収集することとしており、事業を通じて電子処方箋の更なる活用方策について取りまとめる予定です。
今後、地元関係者の理解・協力を得ながら、電子処方箋の導入意欲が特に高い医療機関や薬局とともに準備を進めていくこととしています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27430.html
2022/08/19(金) 16:03
厚生労働省は、8月18日、医療法第25条に基づく令和元年度の病院に対する立入検査結果を公表しました。
医療法第25条の規定に基づく立入検査は、病院等が医療法及び関係法令に規定された人員及び構造設備等を有し、かつ、適正な管理を行っているかについて検査を行うことにより、病院等を良質かつ、適正な医療を行う場にふさわしいものとすることを目的として実施するものです。
立入検査は、令和元年度に都道府県・保健所を設置する市・特別区(東京都23区)が実施。令和元年度の検査実施施設は7,749施設(平成30年度は7,803施設)です。検査項目は、医療従事者数の充足状況(充足率)、安全管理体制の確保状況、院内感染対策の実施状況、診療録等の管理状況などです。
立入検査のポイントは、
〇立入検査の実施率:8,242病院中7,749病院に実施され、実施率は94.0%(平成30年度は8,321病院中7,803病院に実施し、実施率93.8%)
〇医療法に基づく標準数に対する医療従事者数
・医師数の適合率は97.3%(平成30年度97.0%)
・看護師・准看護師数の適合率は99.3%(平成30年度99.0%)
・薬剤師数の適合率は97.1%(平成30年度96.7%)
適合率の数をみると、医師数は平成27年度95.9%、28年度96.4%、29年度96.4%、30年度97.0%、令和元年度97.3%、看護師・准看護師数は平成27年度99.3%、28年度99.4%、29年度99.2%、30年度99.0%、令和元年度99.3%、薬剤師数は平成27年度96.3%、28年度96.6%、29年度96.5%、30年度96.7%、令和元年度97.1%となっています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000118775_00009.html
2022/08/19(金) 09:56