matsuda's blog

2015年3月

一般用医薬品のインターネット販売の実態調査結果を発表 くすりの適正使用協議会

くすりの適正使用協議会(RAD-AR)は、227日、一般用医薬品のインターネット販売解禁から半年後の実態調査結果を発表しました。薬のインターネット販売利用者は、安易な価格偏向が明らかになっています。

平成266月から一般用医薬品のインターネット販売が解禁され、半年以上が経過しました。そこで、くすりの適正使用協議会は、インターネット販売解禁後の一般市民の意識と行動を明らかにするため、昨年6月以降にインターネットで一般用医薬品を購入した経験がある20-60代の男女500名を対象に調査を実施しました。

調査結果から、利用者は医薬品を選ぶポイントとして副作用や飲み合わせには関心が低く、圧倒的に価格を重視しており、購入サイトに関しては店舗の情報よりも、属しているオンラインモールの大きさで選択していることなどが分かりました。一般用医薬品のインターネット販売制度に関して、正しい知識を持たないまま利用している人が多数で、インターネットでの購入においても、医薬品は一般消費材と異なることを意識し、"医薬品リテラシー"をつけた上で利用する必要性が今回の調査により確認されました。

Point1:購入に当たり重視するのは、副作用や飲み合せ等よりも「価格」

インターネット販売で一般用医薬品を選ぶポイントは圧倒的に「価格」。本来重要視すべき副作用や飲み合せは考慮されない傾向に。

Point2:販売サイトの選択ポイントは、店舗の情報よりも「属しているオンラインモール」

6割以上がサイトを運営する店舗(薬局)の詳細よりも、販売サイトが属しているオンラインモールを基準にサイトを選択。

Point3:インターネット販売に関する知識が不足

インターネット販売が出来る薬局には、実際に店舗があることを知らない人が約8割。

インターネット販売を行う店舗は厚生労働省HPの一覧で確認できることを知らない人が約6割。

 

https://www.rad-ar.or.jp/

2015/03/03(火) 13:17

危険ドラッグ買上調査で麻薬を発見 大阪府

大阪府は、32日、「危険ドラッグ買上調査」で麻薬を発見したことを発表しました。

大阪府は、平成2612月に、インターネットにより危険ドラッグを買い上げ、分析を行った結果、府外の業者が販売した4製品から麻薬及び厚生労働大臣指定薬物を検出。法律違反を確認し、関係機関に通報しました。

大阪府では、危険ドラッグの乱用による健康被害や麻薬、覚醒剤等の乱用の契機となることが懸念されることから、これら製品の流通実態の把握と取締りを行うために、平成23年度から市場流通品を購入し、分析を行う「危険ドラッグ買上調査」を実施しています。

今回は、平成2611月から12月にかけて28製品の買上を実施し、府立公衆衛生研究所で分析した結果、2製品から1種の麻薬、2製品から1種の厚生労働大臣指定薬物を検出しました。

製品の製造又は輸入業者は不明ですが、販売業者は、麻薬を検出した製品が茨城県、厚生労働大臣指定薬物を検出した製品が神奈川県の業者であることから、各県に違反内容を通知し、府民に対しては注意喚起を行っています。

 

http://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=18922

2015/03/03(火) 12:30

閉経後の女性の骨粗鬆症に対する意識・実態調査の結果を発表 ファイザー

ファイザーは、227日、『閉経後の女性の骨粗鬆症に対する意識・実態調査』の結果を発表しました。

ファイザーは、「女性の健康週間(3/1~3/8)」を前に、201525日から27日にかけて、50代以上の閉経後女性3,090人を対象に、骨粗鬆症への意識や実態に関するインターネット調査を実施しました。

日本産科婦人科学会と日本産婦人科医会では、女性の健康を生涯にわたり総合的に支援することを目指し、31日から8日までを「女性の健康週間」として定め、2005年より活動を開始しています。また、厚生労働省も、2008年より、女性の健康づくりにつなげる国民運動として活動を展開してきました。さらに、2013年から開始された「健康日本21(第二次)」に合わせ、平均寿命が長い女性の健康寿命を延伸することなどの女性特有の健康問題への対策を目的に、新たに「女性の健康週間実施要綱」も改正されました。

ファイザーでは、女性の健康寿命延伸を目指したプロジェクト「女性のミカタ」を2012年より展開しています。今回、女性の健康寿命延伸を阻害する要因となっている骨粗鬆症に対し、発症リスクが高まる閉経後の女性がどのように認識し、行動しているかについて把握することを目的に、意識調査を実施しました。

その結果、「骨粗鬆症の不安を感じながらも、4割近くが検査経験なし」「骨粗鬆症に関する認知率自体は高いが、大切な情報がまだ十分知られていない」「発症リスクに不安を感じながらも、検査までつながらない実態」「兆候があったり、診断を受けながらも自己判断で治療を受けない患者さん像」が明らかになりました。

結果概要は次の通りです。

<骨粗鬆症に関する認知率自体は高いが、大切な情報がまだ十分知られていない>

■ほぼすべての回答者(99.8%)が、骨粗鬆症について認識しており、約8(76.6%)は、「どのような病気か詳しく知っている」と回答。

■骨粗鬆症の情報として知っていることのトップは、「骨がスカスカになる(91.0%)」、次いで「骨がもろくなりちょっとしたことで骨折しやすくなる(88.2%)」、「骨折して寝たきりの原因にもなる(76.0%)」。

■一方、「糖尿病などの生活習慣病と関連がある(12.9%)」、「放っておくと悪化し寿命が短くなる(19.3%)」、「骨折しても痛みや自覚症状がないことがある(34.7%)」、「治療すると骨折をある程度防ぐことができる(45.7%)」など、重要な情報であるにも関わらず、十分知られていない情報も多い。

■また、骨粗鬆症になった場合に、どの診療科に受診すればよいかわからないと回答した人も1割強(14.9%)存在し、50歳代では約2(19.0%)に上る。

<発症リスクに不安を感じながらも、検査までつながらない実態>

7割以上(72.1%)の人は、自身が骨粗鬆症になる可能性があると回答。一方、「可能性がないと思う」と回答した理由は、「食事に配慮しているから(49.2%)」、「適度な運動をしているから(47.7%)」が上位で、自己解決できると認識。

3人に1人は、骨粗鬆症の検査を「一度も受けたことがない」と回答。50代女性では、その割合が2人に1人まで増加。また、身近な人で骨粗鬆症になった人がいながらも検査を受けたことがない人は2割以上。

■検査を受けたことがない理由として最も多いのは、「気になる症状がなかったから(44.8%)」、次いで「検査を受けに行くきっかけがなかったから(44.6%)」。

<兆候があったり、診断を受けながらも自己判断で治療を受けない患者さん像>

■約4割の人が「若い頃より2センチ以上身長が縮んだ」と回答し、骨折している可能性があるにも関わらず、7割以上の人は診断されず、治療もしていない。

■骨粗鬆症と診断されているにもかかわらず治療をしていない理由の上位は、「痛みなどの症状がないから(43.7%)」、「食事や運動で治せると思うから(37.9%)」、「薬を飲みたくないから(33.3%)」。

 

http://www.pfizer.co.jp/pfizer/index.html

2015/03/02(月) 16:21