近畿厚生局は、8月4日、「保険薬剤師の登録の取消の延期」について発表しました。
近畿厚生局長は、網野克子、米田眞理子、坪倉秀美及び田中延彦薬剤師の4名に対し、平成26年7月14日付で保険薬剤師の登録を取り消すとして、通知したところ、そのうち、網野克子氏を除く3名から大阪地方裁判所に対し、保険薬剤師の登録取消処分の取消を求めて訴訟(取消訴訟)が提起され、あわせて当該処分の効力の停止を求めて執行停止の申立てがされました。
執行停止の申立てに関しては、平成26年7月22日に、大阪地方裁判所において、取消訴訟の第1審判決言渡し後60日が経過する日まで取消処分の効力を停止する旨の決定がされました。
このため、当該保険薬剤師の登録の取消しは、取消訴訟の第1審判決言渡し後60日が経過する日までは行わないことになったため、公表したものです。
なお、網野克子氏(保険薬剤師未登録期間の保険調剤)に対する保険薬剤師の登録の取消しについては変更ありません。
また、指定取消相当とされた「りんご薬局」(堺市)に対する指定の取消相当の取扱いについても変更はありません。
http://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kinki/
2014/08/07(木) 16:01
厚生労働省は、8月1日、「平成26年度がん検診50%達成に向けた体験談コンテスト」について発表しました。
がん検診につきましては、がん対策推進基本計画(平成24年閣議決定)において、平成28年度までに受診率を50%以上とすることを目標の一つとしています。
この目標を達成するため、国、地方自治体、企業、検診機関、患者団体などが一体となって、がん検診の受診率向上に向けた取り組みを行っており、その範囲は徐々に広がりつつあります。
がん検診の受診率向上を図るためには、がんに関する正しい知識の普及が重要であり、がん検診による「早期発見」と、そこからつながる「早期治療」により、救える命があることを国民に広く知っていただくことが、がん対策の推進に必要だと考えています。
そこで、一般の方々を対象として、がん検診のキャッチフレーズ『がん検診 愛する家族への 贈りもの』にちなんだ体験談を公募し、がん検診に対する理解を深めるきっかけとなる作品を選考・表彰することにより、私たち一人一人が、家庭や地域において、がんについて話し合える場を作ることを目指して、作品を募集するものです。
募集するのはキャッチフレーズにちなんだ日本語の体験談(400字詰め原稿用紙1枚程度)で、年齢性別等を問いません。作品の内容は、自らの体験であるか否かは問いませんが、現実の出来事に基づくものである必要があります。
応募先は、〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2 厚生労働省健康局がん対策・健康増進課 がん検診50%推進本部事務局「体験談コンテスト係」宛、締め切りは8月22日(当日必着)。最優秀賞1点、優秀賞2点を選定し表彰します。最優秀作品については、10月4日に東京都内で開催予定の「平成26年度がん検診50%推進全国大会」において、賞状を贈呈する予定です。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000053053.html
2014/08/05(火) 16:25
厚生労働省は、8月1日、「健康意識に関する調査」の結果を公表しました。
この調査は、健康に関する意識の傾向を捉え、「平成26年度厚生労働白書」の作成等に当たっての資料を得ることを目的として、平成26年2月に実施したものです。
【調査結果例】
●「健康感」とその判断要素
普段の健康状態について、自分を「非常に健康だと思う」と答えた人は7.3%、「健康な方だと思う」と答えた人66.4%おり、合わせて73.7%の人が自分を健康だと考えていた。
また、健康状態について判断する際に重視した事項としては「病気がないこと」が63.8%で最も多く、次いで「美味しく飲食できること」が40.6%、「身体が丈夫なこと」が40.3%となっていた。
●「健康に関して抱える不安」
自身の健康についての不安が「ある」と回答した人が61.1%となっていた。不安が「ある」と回答した人に対し、不安の内容を尋ねたところ「体力が衰えてきた」が49.6%と最も多く、次いで「持病がある」が39.6&、「ストレスが溜まる・精神的に疲れる」が36.3%となっていた。
調査は、健康に関する意識の傾向を分析するため、全世代を対象に、健康状態や健康に対する意識、生活習慣、死生観等に関する意識調査を実施しました。
調査方法は、アンケート調査をみずほ情報総研に委託し、インターネットモニター会社に登録しているモニターに対して回答を依頼。調査期間は2014年2月21日~2月26日で、回答数は5,000件です。
調査項目は、
「属性情報」は、性別・年齢・居住地域・家族構成・最終学歴・世帯年収・職業。
「意識調査項目」は1)幸福感/幸福感の判断要素、2)健康感/健康感の判断要素、3)健康に関する不安の有無/内容、4)自分の体型に関する感覚、5)健康にとってのリスク、6)健康に関する情報源への接触度/信頼度、7)健康に関して必要な情報、8)勤務先の健康づくりに対する評価、9)居住自治体の健康づくりに対する評価、10)健康のために支出してよい額/実際の支出額、11)普段から健康について意識しているか、12)健康について気を付けていること、13)健康に気を付けるようになったきっかけ、14)健康のために何も行っていない理由、15)今後、健康のために気を付けたいこと、16)健康のための食生活への配慮の有無、17)健康のため食生活で気を付けていること、18)健康食品やドリンク剤についての考え、19)健康食品やドリンク剤の利用頻度、20)睡眠で休養がとれているか、21)不安や悩みを感じることの有無、22)不安や悩みの具体的な内容、23)不安や悩みがあるときの対応法、 24)不安や悩みを相談する相手、25)休みがとれたらどのように過ごしたいか、26)実際の休みの日の過ごし方、27)何歳くらいまで生きたいか、28)何歳くらいまで生きられると思うか、です。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000052548.html
2014/08/04(月) 11:05
厚生労働省は、8月1日、「平成26年版厚生労働白書」-健康長寿社会の実現に向けて-を公表しました。
これは、8月1日の閣議で「平成26年度版厚生労働白書」(平成25年度厚生労働行政年次報告)を報告したため公表したものです。
「厚生労働白書」は、厚生労働行政の現状や今後の見通しなどについて、広く国民に伝えることを目的に毎年取りまとめており、平成26年版は平成13(2001)年の「厚生労働白書」発刊から数えて14冊目となります。
厚生労働白書は2部構成となっています。
第1部では、毎年テーマを決めて執筆しており、今年は「健康長寿社会の実現に向けて~健康・予防元年~」としました。
具体的には、これまでの健康に関する施策の変遷に触れつつ、国民の健康に関する意識を分析した上で、健康づくりに関する取組が広がるよう、自治体や企業等の事例を紹介しています。
第2部「現下の政策課題への対応」では、子育て、雇用、医療・介護、年金など、厚生労働行政の各分野について、最近の施策の動きをまとめています。
「平成26年版厚生労働白書」は、厚生労働省ホームページの「統計情報・白書」のページ(http://www.mhlw.go.jp/toukei_hakusho/hakusho/)で閲覧、ダウンロードできます。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000052241.html
2014/08/04(月) 11:03
日本ジェネリック製薬協会は、7月28日、平成25年度(通年)及び平成25年度第4四半期のジェネリック医薬品(GE医薬品)のシェア分析結果を発表しました。
平成25年度(25年4月~26年3月)のGE医薬品のシェアは、新指標で数量が45.1%、旧指標では数量が27.8%、金額が11.4%でした。
GE医薬品の過去5年間のシェア推移(旧指標)では、数量が21年度20.3%、22年度23.0%、23年度23.3%、24年度25.8%、25年度27.8%、金額が21年度8.5%、22年度9.4%、23年度9.6%、24年度10.5%、25年度11.4%です。
年度別・投与経路別のシェア(旧指標)は、数量シェアでは、21年度が内用薬20.5%、注射薬23.2%、外用薬16.9%、全体20.3%、22年度が内用薬23.4%、注射薬25.1%、外用薬17.5%、全体23.0%、23年度が内用薬23.7%、注射薬26.5%、外用薬16.7%、全体23.3%、24年度が内用薬26.3%、注射薬27.7%、外用薬16.8%、全体25.8%、25年度が内用薬28.4%、注射薬29.0%、外用薬18.7%、全体27.8%。金額シェアでは、21年度が内用薬8.4%、注射薬8.0%、外用薬10.2%、全体8.5%、22年度が内用薬9.6%、注射薬8.3%、外用薬10.9%、全体9.4%、23年度が内用薬10.0%、注射薬8.6%、外用薬10.1%、全体9.6%、24年度が内用薬11.4%、注射薬8.6%、外用薬10.0%、全体10.5%、25年度が内用薬12.6%、注射薬8.7%、外用薬10.6%、全体11.4%となっています。
なお、平成25年度の四半期ごとのシェア(速報値)は、新指標(数量)では、第1四半期43.1%、第2四半期43.1%、第3四半期44.9%、第4四半期49.5%。旧指標では、数量が第1四半期26.6%、第2四半期26.7%、第3四半期27.8%、第4四半期30.2%。金額が第1四半期10.9%、第2四半期11.1%、第3四半期11.4%、第4四半期12.0%です。
※新指標:「GE医薬品のある先発医薬品数量+GE医薬品の数量」に占める「GE医薬品の数量」の割合
旧指標:「すべての医薬品の数量」に占める「GE医薬品の数量」の割合
http://www.jga.gr.jp/
2014/08/01(金) 16:22