9月25日は「世界薬剤師デー」です。
2009年9月、トルコ・イスタンブールにて開催された国際薬剤師・薬学会議(FIP)評議会において、薬剤師職能に対する意識向上を図るため、9月25日を「世界薬剤師デー」と制定する提案があり、2010年より正式に実施されました。
4回目となる今年の世界薬剤師デーのテーマは、"Pharmacists-simplifying your medicine use,no matter how complex"です。
詳細につきましてはFIP関連ホームページで見ることができます。
これに関して、児玉日本薬剤師会長のコメントがサンデー毎日10月6日号(9月23日発売)に掲載されます。
http://www.nichiyaku.or.jp/
2013/09/21(土) 17:02
大阪府と大阪市は、9月11日、国際戦略特区の提案について発表しました。
国では、「日本再興戦略」において、国家戦略特区の創設が位置づけられました。この国家戦略特区は、国・地方公共団体・民間が一体となって国の経済成長に大きなインパクトを与えるプロジェクトに、規制改革等を実行する体制のもとに取り組むもので、現在、国においてプロジェクトを組成するための具体的な提案募集が実施されています。
大阪府と大阪市は共同で医療イノベーション、世界と戦える都市などの提案を内閣府に対して行いました。
なお、国家戦略特区は国の「国家戦略特区ワーキンググループ」等で検討し、内閣総理大臣を長として設置される予定の国家戦略特区諮問会議で決定される予定です。
提案は、国家戦略特区プロジェクト提案(「世界最高水準の民の都」が日本をけん引!)と国家戦略特区に関する提案(岩盤規制に風穴を開け、民によるイノベーションを創出)で、国家戦略特区プロジェクト提案は総論と1.医療、2.世界都市、3.環境・エネルギー、4.インフラ・人材、5.税制・効果で構成されています。
「医療」は、「課題解決型のリーディング産業「健康医療産業」の創出」プロジェクトで、・医療産業の世界的な競争が激化する中、我が国の医療品・医療機器の貿易赤字は拡大し、世界に打って出られていない。再生医療、個別化医療など世界的に研究が進む分野でも実用化に遅れ、医療イノベーションの推進の取り組みが不可欠、とし、・世界最高研究水準の再生医療の実用化、日本とりわけ大阪の強みである「ものづくり力」を活かした医療機器の開発、がん治療の次世代技術開発など研究開発環境を整備し、医療イノベーションを大阪から世界に発信。世界市場の獲得と世界の健康寿命の延伸に寄与、として、
①免疫・再生医療等の未来医療産業化国際展開拠点の整備
②国際級のオープンイノベーション「複合医療産業拠点」形成
③集学的がん治療創出の国際拠点整備
④次世代がん治療法BNCTの国際医療研究拠点の整備
⑤健康食品の機能性表示認証制度の創設
⑥医療機器事業化促進プラットフォーム事業
⑦ロボット介護機器の実用化促進拠点の整備
を揚げています。
また、国際戦略特区に関する提案は、○御堂筋エリアなど都心部を対象とした「チャレンジ特区」、○最先端の医療サービスを提供する「国際メディカル特区」、○公立病院の経営改革に資する先進医療の保険診療併用特区、○「楽しい街」=「大阪高度集密都市」特区で、「国際メディカル特区」に関しては、1.外国人医療スタッフによる特区内医療看護の規制緩和、2.先進医療の推進・具体化のための混合診療の実施など、3.高度医療を提供するため、内外から患者を受け入れる医療機関に対する病床規制の見直し、4、株式会社による病院・診療所の参入拡大、を挙げています。
公立病院の経営改革に資する先進医療の保険診療併用特区に関しては、大阪府立病院機構の大阪府立急性期・総合医療センター、大阪府立成人病センター、大阪府立母子保健総合医療センター(大阪府立呼吸器・アレルギーセンター)、および大阪市立総合医療センターに限定し、「患者への治療効果を上げる」「患者の経済的負担を軽減する」「公立病院の経営改善を図る」「公立病院の医療提供機能の向上と、病院運営の持続可能性を高める」ことを目的として、・未だ厚生労働大臣に認められていない先進医療の保険診療との併用を弾力的に可能とする規制緩和を行い、大阪府立病院及び大阪市立病院において、先進医療を患者に実施する、・患者の負担軽減に寄与するとともに、医業収益の増加による赤字縮小、経営改善を図る、としています。
2013/09/13(金) 16:36
厚生労働省は、9月5日、平成24年(2012)人口動態統計(確定数)の概況を発表しました。
結果の概要は次の通りです。
1 出生数は減少
出生数は103万7231人で、前年の105万806人より1万3575人減少し、出生率(人口千対)は8.2で前年の8.3を下回った。合計特殊出生率は1.41で前年の1.39を上回った。
出生数を母の年齢(5歳階級)別にみると、15~34歳の各階級及び50歳以上では前年より減少したが、14歳以下及び35~49歳の各階級では増加した。
合計特殊出生率の内訳を年齢(5歳階級)別にみると、15~29歳の各階級では前年より低下したが、30~49歳の各階級では上昇した。なお、30~34歳の階級が最も高くなっている。
出生順位別にみると、出生数はいずれの出生順位についても前年より減少した。合計特殊出生率の内訳では第1子は前年を下回ったが、第2子及び第3子以上は前年を上回った。
母の年齢(5歳階級)別と出生順位別を併せてみると、出生数は35~39歳では第1子及び第2子が前年より増加し、40~49歳の各階級については、いずれの出生順位についても前年より増加した。合計特殊出生率の内訳は、30~44歳の各階級でいずれの出生順位についても前年を上回った。
2 死亡数は増加
死亡数は125万6359人で、前年の125万3066人より3293人増加し、死亡率(人口千対)は10.0で前年の9.9を上回った。
悪性新生物の死亡数は36万963人で、死亡率(人口10万対)は286.6であり、死亡総数の28.7%を占めて死因順位の第1位となっている。第2位は心疾患、第3位は肺炎である。
年齢調整死亡率(人口千対)は男5.2、女2.7で、前年より男は0.3、女は0.2それぞれ下回った。
3 自然増減数は減少
出生数と死亡数の差である自然増減数は△21万9128人で、前年の△20万2260人より1万6868人減少し、自然増減率(人口千対)は△1.7で、前年の△1.6を下回り、数・率ともに6年連続マイナスとなった。
4 死産数は減少
死産数は2万4800胎で、前年の2万5751胎より951胎減少し、死産率(出産(出生+死産)千対)は23.4で、前年の23.9を下回った。
5 婚姻件数は増加
婚姻件数は66万8869組で、前年の66万1895組より6974組増加し、婚姻率(人口千対)は5.3で前年の5.2を上回った。
6 離婚件数は減少
離婚件数は23万5406組で、前年の23万5719組より313組減少し、離婚率(人口千対)は1.87で前年と同率となった。
※合計特殊出生率は「15歳から49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもの」で、「期間」合計特殊出生率と「コーホート」合計特殊出生率があり、一人の女性がその年齢別出産率で一生の間に生むとしたときの子どもの数に相当する。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei12/index.html
2013/09/06(金) 11:12
厚生労働省は、9月2日、各種国家試験の施行を発表しました。
第37回救命救急士国家試験:平成26年3月9日、北海道、東京都、愛知県、大阪府、福岡県で実施。合格発表は3月31日。
第60回臨床検査技師国家試験:平成26年2月19日、北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県で実施。合格発表は3月31日。
第49回理学療法士国家試験:筆記試験が平成26年2月23日、口述試験及び実技試験が2月24日、筆記試験は北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、香川県、福岡県及び沖縄県、口述試験及び実技試験は東京都で実施。合格発表は3月31日。
第66回診療放射線技師国家試験:平成26年2月20日、北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、香川県及び福岡県で実施。合格発表は3月31日。
第22回柔道整復師国家試験:平成26年3月2日、北海道、宮城県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県で実施。合格発表は3月27日。
第23回歯科衛生士国家試験:平成26年3月2日、北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県で実施。合格発表は3月27日。
第44回視能訓練士国家試験:平成26年2月20日、東京都及び大阪府で実施。合格発表は3月31日。
第49回作業療法士国家試験:筆記試験が平成26年2月23日、口述試験及び実技試験が2月24日、筆記試験は北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、香川県、福岡県及び沖縄県、口述試験及び実技試験は東京都で実施。合格発表は3月31日。
第16回言語聴覚士国家試験:平成26年2月15日、北海道、東京都、愛知県、大阪府、広島県及び福岡県で実施。合格発表は3月27日。
第27回義肢装具士国家試験:平成26年2月28日、東京都で実施。合格発表は3月27日。
第22回はり師国家試験:平成26年2月23日、晴眼者は北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、鹿児島県、沖縄県、視覚障害者は各都道府県(山形、山梨、福井、高知各県を除く)で実施。合格発表は3月27日。
第22回きゅう師国家試験:平成26年2月23日、晴眼者は北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、鹿児島県、沖縄県、視覚障害者は各都道府県(山形、山梨、福井、高知各県を除く)で実施。合格発表は3月27日。
第27回臨床工学技士国家試験:平成26年3月2日、北海道、東京都、大阪府及び福岡県で実施。合格発表は3月27日。
第22回あん摩マッサージ指圧師国家試験:平成26年2月22日、晴眼者は宮城県、東京都、愛知県、大阪府、香川県、鹿児島県、視覚障害者は各都道府県(山形、山梨、福井、高知各県を除く)で実施。合格発表は3月27日。
2013/09/03(火) 11:35