平成24年人口動態統計(確定数)の概況発表 厚生労働省
厚生労働省は、9月5日、平成24年(2012)人口動態統計(確定数)の概況を発表しました。
結果の概要は次の通りです。
1 出生数は減少
出生数は103万7231人で、前年の105万806人より1万3575人減少し、出生率(人口千対)は8.2で前年の8.3を下回った。合計特殊出生率は1.41で前年の1.39を上回った。
出生数を母の年齢(5歳階級)別にみると、15~34歳の各階級及び50歳以上では前年より減少したが、14歳以下及び35~49歳の各階級では増加した。
合計特殊出生率の内訳を年齢(5歳階級)別にみると、15~29歳の各階級では前年より低下したが、30~49歳の各階級では上昇した。なお、30~34歳の階級が最も高くなっている。
出生順位別にみると、出生数はいずれの出生順位についても前年より減少した。合計特殊出生率の内訳では第1子は前年を下回ったが、第2子及び第3子以上は前年を上回った。
母の年齢(5歳階級)別と出生順位別を併せてみると、出生数は35~39歳では第1子及び第2子が前年より増加し、40~49歳の各階級については、いずれの出生順位についても前年より増加した。合計特殊出生率の内訳は、30~44歳の各階級でいずれの出生順位についても前年を上回った。
2 死亡数は増加
死亡数は125万6359人で、前年の125万3066人より3293人増加し、死亡率(人口千対)は10.0で前年の9.9を上回った。
悪性新生物の死亡数は36万963人で、死亡率(人口10万対)は286.6であり、死亡総数の28.7%を占めて死因順位の第1位となっている。第2位は心疾患、第3位は肺炎である。
年齢調整死亡率(人口千対)は男5.2、女2.7で、前年より男は0.3、女は0.2それぞれ下回った。
3 自然増減数は減少
出生数と死亡数の差である自然増減数は△21万9128人で、前年の△20万2260人より1万6868人減少し、自然増減率(人口千対)は△1.7で、前年の△1.6を下回り、数・率ともに6年連続マイナスとなった。
4 死産数は減少
死産数は2万4800胎で、前年の2万5751胎より951胎減少し、死産率(出産(出生+死産)千対)は23.4で、前年の23.9を下回った。
5 婚姻件数は増加
婚姻件数は66万8869組で、前年の66万1895組より6974組増加し、婚姻率(人口千対)は5.3で前年の5.2を上回った。
6 離婚件数は減少
離婚件数は23万5406組で、前年の23万5719組より313組減少し、離婚率(人口千対)は1.87で前年と同率となった。
※合計特殊出生率は「15歳から49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもの」で、「期間」合計特殊出生率と「コーホート」合計特殊出生率があり、一人の女性がその年齢別出産率で一生の間に生むとしたときの子どもの数に相当する。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei12/index.html