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薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループのとりまとめを公表 厚生労働省

厚生労働省は、711日、「薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ」のとりまとめ「薬剤師が地域で活躍するためのアクションプラン」を公表しました

同ワーキンググループは、令和36月の「薬剤師の養成及び資質向上に関する検討会」のとりまとめにおいて抽出された薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関する課題の検討を行うことなどを目的として開催されたもので、薬局薬剤師の業務及び薬局の機能のあり方や具体的な対応の方向性(アクションプラン)を取りまとめたものです。

厚生労働省では、関係者とも連携のうえ、取りまとめに記載された具体的な対策(アクションプラン)を踏まえ、検討を進めていく予定です。

<とりまとめ概要>

◇基本的な考え方

①対人業務の更なる充実:処方箋受付時以外の対人業務の充実が必要。また、対物業務を含む対人業務以外の業務の効率化が不可欠。

ICT化への対応:各種医療情報を活用して、薬局薬剤師DXを実現していくことが必要。

③地域における役割:地域全体で必要な薬剤師サービスについて、地域の薬局全体で提供していくという観点が必要。

◇具体的な対策(アクションプラン)

1.対人業務の充実

〇処方箋受付時以外の対人業務(①調剤後のフォローアップの強化、②医療計画における5疾病、③調剤レビュー、④リフィル処方箋への対応等)を推進すべき。

〇好事例を均てん化するための方策や課題の収集、分析を行うべき。

2.対物業務の効率化

〇調剤業務の一部外部委託、処方箋の40枚規制、院外処方箋に関する問合わせの簡素化等の議論。

〇調剤業務の一部について、とりまとめの内容を踏まえて具体的な安全基準等を検討する。

委託可能な業務:一包化(直ちに必要とするものを除く)、委託先:同一3次医療圏内の薬局

3.薬局薬剤師DX

〇薬局薬剤師DXの先進的な取組について、好事例の共有が必要。

〇データ連携基盤の構築を進めていくことが必要。

〇薬局以外の場所でのオンライン服薬指導を可能とする方向で検討。

4.地域における薬剤師の役割

〇他職種や病院薬剤師との連携:①退院時のカンファレンス等への参加の促進、②他の医療提供施設への情報の発信等。

〇健康サポート業務の推進のための取組:健康サポート機能のエビデンスの収穫・周知や自治体等と連携した取組等。

〇薬局間連携:薬局間を調整するまとめ役の薬局について、地域連携薬局の拡充又は発展形(機能強化型)で検討を進めることでどうか。

 

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26701.html
2022/07/11(月) 16:56