令和2(2020)年医療施設(静態・動態)調査(確定数)・病院報告の結果を公表 厚生労働省
厚生労働省は、4月27日、令和2(2020)年「医療施設(静態・動態)調査(確定数)」、「病院報告」の結果(年報)を公表しました。
「医療施設調査」は、全国の医療施設から提出された開設・廃止などの申請・届出を基に、毎月「動態調査」として、医療施設数、病床数、診療科目などの動向を把握しています。また、3年ごとに「静態調査」として、職種別従事者数(医師、看護師、事務職員など)や、検査・手術の実施状況や診療設備の保有状況などの診療機能の詳細な調査を実施しており、令和2年は「静態調査」の実施年に当たります。「病院報告」は、全国の医療施設(病院、療養病床を有する診療所)からの報告を基に、毎月、1日平均在院・外来患者数、病床利用率、平均在院日数などを集計しています。
【調査結果のポイント】
Ⅰ 医療施設(静態・動態)調査
〇 医療施設数・病床数
病院:8,238施設・1,507,526床(前年と比べて62施設の減少、21,689床の減少)
一般診療所:102,612施設・86,046床(前年と比べて4施設の減少、4,779床の減少)
歯科診療所:67,874施設・61床(前年と比べて626施設の減少、4床の増加)
〇「小児科」を標榜する一般病院:2,523施設(前年と比べて16施設の減少)
「小児科」を標榜する一般診療所:18,798施設(平成29年調査と比べて849施設の減少)
〇「産婦人科」または「産科」を標榜する一般病院:1,291施設(前年と比べて9施設の減少)
「産婦人科」または「産科」を標榜する一般診療所:3,143施設(平成29年調査と比べて184施設の減少
〇「分娩」を実施した一般病院:946施設(平成29年調査と比べて49施設の減少)
「分娩」を実施した一般診療所:999施設(平成29年調査と比べて145施設の減少)
〇病院の人口10万人に対する常勤換算医師数:全国192.7人
最も多いのは高知県316.9人、次いで徳島県275.1人
最も少ないのは埼玉県137.8人、次いで茨城県153.6人
Ⅱ 病院報告
〇 病院の患者数
「1日平均在院患者数」:1,165,389人(前年と比べて5.6%、68,755人の減少)
「1日平均外来患者数」:1,193,205人(前年と比べて9.9%、131,624人の減少)
〇 病院の平均在院日数:283日(前年と比べて1.0日の延伸)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/20/index.html