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令和元年度調剤医療費の動向を公表 総額7兆7025億円 厚労省

厚生労働省は、828日、令和元年度調剤医療費(電算処理分)の動向を公表しました。

厚生労働省では、毎月、調剤医療費の動向及び薬剤の使用状況等を迅速に把握するため、電算処理分のレセプトを集計した「調剤医療費(電算処理分)の動向」を公表しています。

このたび、令和元年度の集計結果がまとまったため公表しました。

【調査結果のポイント】

〇令和元年度の調剤医療費(電算処理分に限る)は77,025億円(伸び率+3.7%)であり、処方箋1枚当たり調剤医療費は9,184円(伸び率+3.8%)であった。

その内訳は、技術料が1兆9,771億円(伸び率+2.4%)、薬剤料が57,114億円(+4.2%)、特定保険医療材料料が140億円(伸び率+4.4%)であり、薬剤料のうち後発医薬品が1兆959億円(伸び率+7.0%)であった。

〇処方箋1枚当たりの調剤医療費を年齢階級別にみると、年齢とともに高くなり、75歳以上では10,965円と、0歳以上5歳未満の3,281円の約3.34倍であった。

〇後発医薬品割合は、令和元年度末の数量ベース(新指標)で80.4%(伸び幅+2.8%)、数量ベース(旧指標)で55.4%(伸び幅+1.5%)、薬剤料ベースで18.6%(伸び幅▲1.0%)であり、後発医薬品調剤率が75.7%(伸び幅+2.0%)であった。

〇内服薬の処方箋1枚当たり薬剤料の伸び率は+3.9%となっており、この伸び率を「処方箋1枚当たり薬剤種類数の伸び率」「1種類当たり投薬日数の伸び率」「1種類1日当たり薬剤料の伸び率」に分解すると、各々▲0.3%+3.6%+0.5%であった。

〇令和元年度の調剤医療費を処方箋発行元医療機関別にみると、医科では病院が32,016億円(+5.0%)、診療所が44,760億円(+2.8%)であり、令和元年度末の後発医薬品割合は、数量ベース(新指標)で、病院が81.0%(伸び幅+2.9%)、診療所が80.1%(伸び幅+2.7%)であった。また、制度別にみた場合、最も高かったのは公費の89.8%(伸び幅+1.7%)、最も低かったのが後期高齢者で78.6%(伸び幅+3.1%9であった。

〇令和元年度末の後発医薬品割合を、数量ベース(新指標)の算出対象となる医薬品について、薬効大分類別にみると、薬効大分類別の構成割合が最も大きい循環器官用薬は82.9%、次いで大きい消化器官用薬は89.0%であった。

 

https://www.mhlw.go.jp/topics/medias/year/19/gaiyou.html
2020/09/01(火) 14:42