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日本人の心不全に関する意識調査を実施 ノバルティスファーマ

ノバルティスファーマは、日本人の心不全に関する意識調査を実施。827日に調査結果を発表し、「心不全を正確に理解している人は約4人に1人」と明らかにしました。

調査は、高齢化の進展に伴い患者が増加している心不全について、一般生活者の認知状況や意識の実態について把握することを目的に、20205月、全国の成人1,004名(男性522名、女性482名)を対象にオンラインで実施しました。

調査結果では、心不全には「急性心不全」と「慢性心不全」があることを認識している人は全体の半分にも満たない47%、また認識していても「徐々に心臓の機能が衰えていく病気である」という慢性心不全の病態についてまで理解できている人はその中の57%のみでした。結果として、心不全について正確に理解している人は全体の27%、約4人に1人にしか過ぎないことが明らかになりました。

また心不全は、高齢化が進む日本において、毎年約1万人ずつ患者数が増加し、2020年には120万人、2030年には130万人になると推計されていますが、今回に調査で、一般生活者の「心不全」への関心は9%と、「がん(悪性新生物)」の43%に比べて約5分の1と低く、また心疾患の中でも特に低いことから、心不全という病気の認知率の高さに反し、「心不全」を自分事として捉えている人が少ないことが示唆されました。

更に、一般生活者の中で「息切れ」「むくみ」といった心不全の初期症状で受診を検討する人は少なく、早期にBNP濃度測定で発見できることを知っている人は3%に留まりました。一方で、約8割の患者はこうした検査があること知っていれば受けたいということが分かりました。

今回の調査結果から、同社は、心不全の正しい認知橋上はもとより、超高齢社会を迎えた日本の社会課題である心不全治療において、「早期発見」「早期治療」の大切さにつながる正しい情報を伝えていくことで、患者や家族の、より充実した健やかな毎日に貢献していきたいと考えています。

 

https://www.novartis.co.jp/

2020/08/27(木) 15:47