新型コロナウイルス関連肺炎への対応で会員に要請 3団体が
日本薬剤師会・日本チェーンドラッグストア協会・日本保険薬局協会は、1月29日、連名で会員に対して新型コロナウイルス関連肺炎への対応で要請しました。
中華人民共和国湖北省武漢市等において、新型コロナウイルス関連肺炎の発生が報告されており、薬局・ドラッグストアの各店舗においては、来局者・来店者へ標準予防策を心がけるため、以下の情報提供に努めるよう要請しています。また、マスクの安定供給に支障が生ずることのないよう、厚生労働省から協力要請があったため、併せて対応するよう求めています。
1. 新型コロナウイルス関連肺炎の対策のポイン
・流水と石鹸による手洗いを頻回に行いましょう。
・特に外出した後や咳をした後、口や鼻、目等に触る前には手洗いを徹底しましょう。
・咳をする場合には口や鼻をティッシュで覆う等の咳エチケットを守り、周りの人への感染を予防するため、サージカルマスクを着用し、人が多く集まる場所は避けましょう。
2. 国民の皆様へのメッセージ
・国民の皆様におかれては、過剰に心配することなく、季節性インフルエンザと同様に咳エチケットや手洗いなどの感染症対策に努めていただくようお願いいたします。
・武漢市から帰国・入国される方におかれましては、席や発熱等の症状がある場合には、マスクを着用するなどし、事前に医療機関へ連絡したうえで、受診していただきますよう、御協力をお願いします。また、医療機関の受診にあたっては、滞在歴があることを事前に申し出てください。
3. マスクの安定供給について
・マスクの安定的な供給の確保の観点から、製造販売業者や卸売販売業者に対して過剰な発注は行わないよう、また、薬局等において買い占めや備蓄目的での過剰な在庫を抱えることのないようお願いします。
・薬局等へ一度に大量にマスクが納入されると、市場に流通するマスクの在庫量に与える影響が大きいことから、製造販売業者や卸売販売業者の分割納入に協力してください。