兵庫医科大学と兵庫医療大学が統合 2022年4月に新たな医療総合大学が誕生
学校法人兵庫医科大学は、1月10日、兵庫医科大学と兵庫医療大学を統合し新たな医療総合大学の誕生を発表しました。
学校法人兵庫医科大学は、同法人内にある兵庫医科大学と兵庫医療大学を統合し、創立50周年に当たる2022年4月に新たな医療総合大学の誕生を目指すもので、関西有数の医療総合大学が誕生します。
同法人は、法人設立の翌年となる1972年4月に兵庫医科大学を開学。さらに2007年には「チーム医療」をコンセプトとして、薬学部・看護学部・リハビリテーション学部を擁する兵庫医療大学を設立しました。
その後、12年余を経過し、多くの医療機関に有意な医療人を輩出するとともに、教育・研究基盤も拡充し、医療系大学として一定の評価を得るまでに成長しましたが、将来展望を踏まえて熟慮を重ねた結果、①質の高い医師、医療職者を養成するための教育・研究体制の充実、及び教育の質の向上、②法人運営及び組織体制の強化、③医療総合大学としての認知度及び評価の向上、など今後法人に求められるあらゆる観点から、兵庫医療大学の3学部3学科を兵庫医科大学の学部・研究科とすることにより2大学を統合し、医学部・薬学部・看護学部・リハビリテーション学部それぞれにおける教育を従来以上に顕密な連携のもとに実施することが必要という結論に至りました。
統合後は、学部が医学部・薬学部・看護学部・リハビリテーション学部となり、大学院は医学研究科・薬学研究家・看護学研究科・医療科学研究科となります。学生数は約2,700名の予定です。
今後、文部科学省への承認申請手続きを進めるため、2020年1月中に「2大学統合準備室(仮称)」を設置し、2021年3月に文部科学省に統合を申請、2021年度中の正式承認を経て、2022年4月に2大学を統合した新たな兵庫医科大学の誕生を目指します。