令和元年度医師臨床研修マッチング結果を公表 厚生労働省
厚生労働省は、10月23日、令和元年度の医師臨床研修マッチング結果を公表しました。
医師臨床研修マッチング協議会が実施した令和元年度(令和2年度研修開始)の医師臨床研修マッチングにより、臨床研修を受けようとする者(医学生等)と臨床研修を行う病院の組み合わせが決定し、医師臨床研修マッチング協議会より情報提供があったため、公表したものです。
医師臨床研修マッチングは、平成16年度に医師の臨床研修が義務化されたことに合わせ導入され、臨床研修を受けようとする者(医学生等)と臨床研修を行う病院の研修プログラムを、お互いの希望を踏まえて、一定の規則(アルゴリズム)に従って、コンピュータにより組み合わせを決定するシステムで、臨床研修を行う病院等の団体で構成される医師臨床研修マッチング協議会により行われています。
<医師臨床研修マッチング結果>
1. 概要
〇マッチングの募集定員 11,109人(昨年度11,253人)
〇希望順位登録者数
9,784人(昨年度 9,816人)
〇内定者数
9,042人(昨年度 9,202人)
〇内定率 92.4% (昨年度 93.7%)
※内定者とは、今回のマッチングにより、希望順位を登録した研修希望者のうち、臨床研修を受ける病院が内定した者(医学生等)。
2. 地域別の内定者数の状況
〇大都市部のある6都府県(東京、神奈川、愛知、京都、大阪、福岡)を除く道県における内定者数は5,284人(昨年度5,381人)であり、内定者の割合は58.4%(昨年度58.5%)で昨年度と比較し微減であった。
〇内定者が増えた県(対前年度比上位5県)
滋賀県:平成29年度102人→平成30年度92人→令和元年度104人(対前年度+13.0%)
大分県:75人→81人→90人(+11.1%)
岡山県:200人→184人→204人(+10.9%)
青森県:81人→84人→93人(+10.7%)
栃木県:133人→131人→143人(+9.2%)
3. 臨床研修病院と大学病院別の内定者数の状況
〇臨床研修病院の内定者数は昨年度から増加し、大学病院の内定者数は昨年度から減少した。
〇大学病院の内定者数の割合は昨年度から減少した。
全体:平成30年度9,202人→令和元年度9,042人
臨床研修病院:5,461人→5,529人
大学病院:3,741人→3,513人
大学病院の割合:40.7%→38.9%
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000180824_00002.html