平成29年度国民医療費を公表 厚生労働省
厚生労働省は、9月26日、「平成29年度国民医療費」を公表しました。総額43兆710億円、人口一人当たり33万9,900円です。
「国民医療費」は、その年度内の医療機関等における保険診療の対象となり得る傷病の治療に要した費用(医療保険などによる給付のほか、公費負担、患者負担によって支払われた医療費を合算したもの)の推計です。
「国民医療費」には、医科診療医療費、歯科診療医療費、薬局調剤医療費、入院時食事・生活医療費、訪問看護医療費等は含みますが、保険診療の対象とならない費用や、正常な妊娠・分娩、健康診断、予防接種など、傷病の治療以外の費用は含みません。
【結果のポイント】
〇平成29年度の国民医療費は43兆710億円(前年に比べ9,329億円、2.2%の増加)
人口一人当たりでは33万9,900円(同7,900円、2.4%の増加)
〇制度区分別の国民医療費
・「公費負担医療給付分」:3兆2,040億円(制度全体に占める割合7.4%)
・「医療保険等給付分」:19兆7,402億円(制度全体に占める割合45.8%)
・「後期高齢者医療給付分」:14兆7,805億円(制度全体に占める割合34.3%)
・「患者等負担分」:5兆2,750億円(制度全体に占める割合12.2%)
〇財源別の国民医療費
・公費「国庫」:10兆8,972億円(財源全体に占める割合25.3%)
「地方」:5兆6,209億円(財源全体に占める割合13.1%)
・保険料「事業主」:9兆744億円(財源全体に占める割合21.1%)
「被保険者」:12兆1,906億円(財源全体に占める割合28.3%)
・その他「患者負担」:4兆9,948億円(財源全体に占める割合11.6%)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-iryohi/17/dl/kekka.pdf