平成29年度無承認無許可医薬品等買上調査結果を公表 リドカイン検出 厚生労働省
厚生労働省は、9月24日、平成29年度無承認無許可医薬品等買上調査の結果を公表し、当該製品の使用中止を訴えています。
いわゆる健康食品等については、医薬品成分を含有し、無承認無許可医薬品に該当する製品が流通しており、これらが原因と考えられる健康被害が発生しています。
このため、厚生労働省では、平成13年度から都道府県の協力の下、日本国内の店舗や運営者の所在地が日本国内にあるインターネットサイトで販売されている、いわゆる健康食品等を実際に買い上げ、国立医薬品食品衛生研究所において、それらの分析調査を行っています。
この調査の結果、その使用により健康被害が発生するおそれがある製品が発見された場合は、その製品を取り扱う業者に対し、その者が所在する都道府県による指導・取締りを行うとともに、分析結果を公表することによって、消費者に対して注意喚起を行うこととしています。
平成29年度調査では、42道府県の協力の下、強壮・痩身を目的として国内で販売されている、いわゆる健康食品等156製品を購入し、国立医薬品食品衛生研究所で分析を行った結果、長崎県が買い上げた1製品から医薬品成分(リドカイン)を検出しました。
現在のところ、この製品による健康被害事例は報告されていませんが、この製品の使用により徐脈、不整脈、血圧降下などの健康被害などを生じる恐れがあります。
分析結果判明後、関係都道府県または保健所設置市が、製品を取り扱っていた業者に対し、販売停止・回収等を行わせるなどの必要な措置を行っていますが、製品をお持ちの方は直ちに使用を中止するとともに、健康被害が疑われる場合には医療機関を受診するよう呼び掛けています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_06872.html
2019/09/24(火) 16:47