喘息治療サポートサイトをオープン アストラゼネカ
アストラゼネカは、5月8日、喘息治療サポートサイト「ぜん息外来.jp」のオープンを発表しました。これは、呼吸の日の5月9日に合わせ、喘息の症状や治療の正しい知識を提供するウェブサイトをオープンするものです。
「ぜん息外来.jp」は、「ぜん息について」「あなたのぜん息タイプは?」「知ろう、あなたのぜん息コンディション」「専門医からのメッセージ」「医療機関検索」の5つのコンテンツで構成され、喘息患者さんに知ってもらいたい疾患が起こるメカニズムや検査、重症化の原因によって分けられる喘息のタイプなど、喘息に関する最新情報を提供します。特に、喘息の患者さんの5~10%を占める重症の喘息については、昨今の研究によって喘息を悪化させる原因として、好酸球などの存在があることが分かってきました。
本サイトでは、ご自身の喘息と向き合い、治療しても抑えきれない症状をいつものこととあきらめず、喘息治療の目標である"喘息がない人と変わらない日常生活を送ることができる"状態を目指して、医師に相談することを提案しています。
アストラゼネカが重症喘息患者さんに対して行った意識調査では、喘息が重症化している患者さんの9割は、ご自身の喘息を重症と認識されていないことが分かりました。また、「風邪を引けない」、「いつ喘息の発作が起きるかわからない」など、日常で不安を抱えていながらも、7割の患者さんは「辛さや不安を抱えていても現在の生活の改善を考えていない」と答えています。このような調査結果から、重症喘息の患者さんは、継続治療をしていても喘息症状があらわれてしまった際に、"いつものこと"とあきらめてしまう心境が推察されます。
一方で、同調査において重症喘息患者さんは、「期待に応える新しい治療法があれば挑戦したい」という意欲が高いことも明らかになっています。アストラゼネカは、今回開設した「ぜん息外来.jp」によって、"喘息がない人と変わらない日常生活を送ることができる"ことを改めて目指すきっかけになることを願っています。
アストラゼネカは、患者さんのアンメットニーズに対応する呼吸器疾患治療の向上に取り組むべく、喘息患者さんとそのご家族の疾患理解を深めるとともに、患者さんを取り囲む社会における理解促進を目指した情報発信に努めています。
「ぜん息外来.jp」:https://www.539zensoku.jp/