平成29年医療施設(静態・動態)調査・病院報告の結果を公表 厚生労働省
厚生労働省は、12月27日、平成29年(2017)医療施設(静態・動態)調査・病院報告の結果を公表しました。
平成29年の「医療施設(静態・動態)調査」と「病院報告」の結果(年報)を取りまとめ公表したもので、「医療施設調査」は、全国の医療施設から提出された開設・廃止などの申請・届出を基に、毎月「動態調査」として、医療施設数、病床数、診療科目などの動向を把握しています。また、3年ごとに「静態調査」として、職種別従事者数(医師、看護師、事務職員など)や、検査・手術の実施状況や診療設備の保有状況などの診療機能の詳細な調査を実施しており、平成29年は「静態調査」の実施年に当たります。
「病院報告」は、全国の医療施設(病院、療養病床を有する診療所)からの報告を基に、毎月、1日平均在院・外来患者数、病床利用率、平均在院日数を集計しています。
【調査結果のポイント】
Ⅰ 医療施設(静態・動態)調査
○医療施設数・病床数
病院8,412施設・1,554,879床(前年と比べて30施設の減少、6,126床の減少)
一般診療所101,471施設・98,355床(前年と比べて58施設の減少、5,096床の減少)
歯科診療所68,609施設・69床(前年と比べて331施設の減少、増減なし)
○「小児科」を標榜する一般病院2,592施設(前年と比べて26施設の減少)
「小児科」を標榜する一般診療所19,647施設(26年調査と比べて1,225施設の減少)
○「産婦人科」又は「産科」を標榜する一般病院1,313施設(前年と比べて19施設の減少)
「産婦人科」又は「産科」を標榜する一般診療所3,327施設(26年調査と比べて142施設の減少)
○「分娩」を実施した一般病院995施設(26年調査と比べて46施設の減少)
「分娩」を実施した一般診療所1,144施設(26年調査と比べて99施設の減少)
○病院の人口10万人に対する常勤換算医師数 全国171.7人
最も多いのは高知県(259.7人)、次いで徳島県(229.9人)
最も少ないのは埼玉県(124.9人)、次いで静岡県(134.3人)
Ⅱ 病院報告
○病院の患者数
「1日平均在院患者数」1,252,295人(前年と比べて0.1%、1,526人の増加)
「1日平均外来患者数」1,346,627人(前年と比べて0.7%、9,130人の減少)
○病院の平均在院日数28.2日(前年と比べて0.3日の短縮)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/17/