健康サポートと薬剤師に関する意識調査結果を発表 日本薬剤師会
日本薬剤師会は、11月29日、「健康サポートと薬剤師に関する意識調査」の結果を発表しました。「健康サポート薬局」を知らない人は92%、使いたい人は51%。「かかりつけ薬剤師がいたらいいなと思う」という意見に対して、かかりつけ薬剤師をすでに持っている人では93%が同意しています。
日本薬剤師会は、2018年9月5日~9月6日の2日間、全国の20歳~79歳の男女を対象に「健康サポートと薬剤師に関する意識調査」を実施し、1,000名の有効サンプルを集計しました。
<健康サポートについて>
●健康をサポートしてくれている身近な人:既婚者の1位は「配偶者」、未婚者の1位は「母親」
●好感度がアップするパートナーの健康サポート:1位は「健康に配慮した料理を作ってくれる」。女性では「病気の時に看病してくれる」「リフレッシュできる場所に連れて行ってくれる」が好感度アップのポイント
●ちょっとした言葉が健康サポートに:パートナーからの「休んだら?」の一言に好感度アップの30代が多数
●健康をサポートしてほしい専門家は?:市販薬などの薬やサプリメント・健康食品について、サポートやアドバイスをして欲しい専門家は薬剤師がトップ
●こんな薬剤師に健康をサポートしてほしい:TOP5は「親切」「積極的」「薬に詳しい」「ハキハキ」「いつも冷静」。30代女性は「忙しい時でも嫌な顔をしない」ウェルカムなサポート姿勢を期待
●「健康サポート薬局」を知らない人は92%、認知率が高いエリアは「近畿」
●「健康サポート薬局」を使いたい人は51%、健康サポート薬局を知っている人では83%が「使いたい」と回答
<薬剤師のイメージ・かかりつけ薬剤師について>
●薬剤師のイメージ:「まじめ」が約9割、「薬剤師は自分が就きたい・就きたかった職業」が3割強
●「薬剤師は子供に就いて欲しい職業」:親の半数以上が同意
●こんな時にも頼りたい・薬剤師に相談できて嬉しかったこと:20代は「ダイエット」、70代は「生活習慣病」や「健康的な食事」
●「かかりつけ薬剤師」認知率41%、「かかりつけ薬剤師」を持っている人は16%。「かかりつけ薬剤師がいたらいいなと思う」は58%、すでに持っている人では93%が同意
●「かかりつけ薬剤師」を持っている人に聞く、薬剤師にまつわる体験談:「薬剤師の優しさや気遣いに感動した」が半数以上
●「お薬手帳を活用している」6割半、20代では半数近くが未活用
●お薬手帳の活用率:高いエリアは「北陸・甲信越」、低いエリアは「九州・沖縄」
●「お薬手帳アプリを使いたい」3割弱、30代女性は4割強が「使いたい」と回答
●お薬手帳アプリの利用意向率:高いエリアは「北海道・東北」