平成29年度医療機器相談の受付状況を公表 医薬品医療機器総合機構
独立行政法人医薬品医療機器総合機構は、10月4日、平成29年度(平成29年4月~平成30年3月)医療機器相談の受付状況を公表、ホームページに掲載しました。
1.相談者数
相談者数は、平成17年7月に「消費者医療機器相談室」として開設されて以来平成30年3月末までに6,376人となっています。平成29年度は年間401人、1日平均1.6人の相談を受け付けました。
2.相談者の内訳
平成29年度は、相談者の中で、「一般消費者」は177人(44.2%)で、このうち、医療機器を使用する「本人」は141人(全体の35.2%)でした。また、一般消費者から相談を受けている「消費生活センター」が62人(15.5%)でした。これら以外に、「医療関係者」が35人(8.7%)、「医療機器製造販売業者」が34人(8.5%)、「医療機器販売業者」が20人(5.0%)、「都道府県・市区町村」が7人(1.7%)となっています。
3.医療機器使用者の年齢・性別
平成29年度の相談における、医療機器使用者の年齢・性別では、年齢層では70歳代が最も多く、また、性別が明らかな相談者においては、男性が多く、男性52%、女性は48%でした。なお、データは、一般消費者と一般消費者の相談に対応している消費生活センターからの相談における医療機器使用者の情報を集計しています。
4.相談内容
平成29年度の一般消費者及び消費生活センターからの相談を内容別にみてみると、医療機器の「効能・効果」についての問い合わせが56件(19.6%)、医療機器の不具合や健康被害、安全性情報等の「安全性」が51件(17.8%)でした。以下、医療機器の「性能」についての問い合わせが5件(1.7%)、医療機器の「使用方法」が4件(1.4%)でした。「その他」は170件(59.4%)で、認証番号の確認、入手方法などが含まれています。
5.相談品目
平成29年度の一般消費者及び消費生活センターからの相談を品目別にみてみると、特定の医療機器に関する相談が99件(40.6%)、製品が特定されない医療機器の相談が79件(32.4%)でした。製品が特定された医療機器では、「家庭用電位治療器」が23件(9.4%)と最も多く、次いで、「電位・温熱組合せ家庭用医療機器」が20件(8.2%)、「コンタクトレンズ」が13件(5.3%)でした。