平成28年国民医療費を公表 厚生労働省
厚生労働省は、9月21日、「平成28年度国民医療費」を公表しました。42兆1,381億円、人口一人当たり33万2,000円です。
「国民医療費」は、その年度内の医療機関等における保険診療の対象となり得る傷病の治療に要した費用の推計です。ここでいう費用とは、医療保険などによる給付のほか、公費負担、患者負担によって支払われた医療費を合算したものです。
「国民医療費」には、医科診療医療費、歯科診療医療費、薬局調剤医療費、入院時食事・生活医療費、訪問看護医療費等は含みますが、保険診療の対象とならない費用や、正常な妊娠・分娩、健康診断、予防接種など、傷病の治療以外の費用は含みません。
【結果のポイント】
〇平成28年度の国民医療費は42兆1,381億円(前年度に比べ2,263億円、0.5%の減少)。人口一人当たりでは33万2,000円(同1,300円、0.4%の減少)。
○制度区分別にみると、「公費負担医療給付分」は3兆1,433億円(制度全体に占める割合7.5%)、「医療保険等給付分」は19兆5,663億円(同46.4%)、「後期高齢者医療給付分」は14兆1,731億円(同33.6%)、「患者等負担分」は5兆1,453億円(同12.2%)。
○財源別にみると、公費のうち「国庫」は10兆7,180億円(財源全体に占める割合25.4%)、「地方」は5兆5,659億円(同13.2%)。また、保険料のうち「事業主」は8兆7,783億円(同20.8%)、「被保険者」は11兆9,189億円(同28.3%)。さらに、その他のうち「患者負担」は4兆8,603億円(同11.5%)。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-iryohi/16/index.html
2018/09/25(火) 17:29