matsuda's blog

65歳以上の肺炎球菌ワクチン接種についてのコミュニケーション実態調査 ファイザー

ファイザーは、96日、「65歳以上の肺炎球菌ワクチン接種についてのコミュニケーション実態調査」の結果を発表しました。呼吸器内科医150人と65歳以上のシニア300人を対象に認識の違いを探るもので、8割以上の呼吸器内科医が「定期接種と任意接種どちらも重要」と回答した一方、「定期接種だけで十分」と回答の65歳以上シニアは5割強であり、肺炎球菌ワクチン接種の認識の大きなギャップがあることが明らかになりました。

調査は、全国の呼吸器内科医150人と、定期的に病院・診療所・クリニックに通院している65歳以上のシニア300人を対象とした、肺炎球菌ワクチンを巡るコミュニケーションについての実態を明らかにするものです。医師は、65歳以上の患者の成人用肺炎球菌ワクチン接種者をもつ医師、シニアは65歳以上の男女300名(65~69歳男女各75名、70歳以上男女各75名)です。調査の結果、肺炎球菌ワクチン接種の重要性への認識やコミュニケーションにおいて、呼吸器内科医とシニアとの認識について以下のようなギャップや状況が見られました。

    呼吸器内科医と65歳以上のシニアに見られる認識に大きなギャップ

・定期接種と任意接種の両方が重要と考えている呼吸器内科医は8割(80%)。一方、定期接種だけで十分と考える65歳以上のシニアは5割強(53.7%)。

・肺炎球菌ワクチンの接種について、患者さんから質問がなくても説明している呼吸器内科医は7割以上(76.0%)。しかし、肺炎球菌ワクチン接種について医師から勧められたことがないと回答した65歳以上のシニア6割以上(64.0%

    会話時間で違うワクチンの「質問」、届いていない任意接種の説明

・医師との会話が5分以上のシニアで「肺炎球菌ワクチンについて気になったことを質問できている」と回答した方が77.1%。しかし、5分未満の方では61.7%

・医師から肺炎球菌ワクチンについて「ある程度以上の説明を受けた」シニアに限っても、自己負担を伴う任意接種を進められた方は13.6%

    呼吸器内科医も悩んでいる肺炎球菌ワクチン接種についてのコミュニケーション

・肺炎球菌ワクチンについて疑問に思うことがあっても、患者さんが十分な質問をしてこない理由として、「何を聞けばいいのか、患者さんが理解できていない」と回答した呼吸器内科医が8割強(81.9%)。

 

https://www.pfizer.co.jp/pfizer/index.html

2018/09/13(木) 16:31