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平成29年受療行動調査(概数)の概況を発表 厚生労働省

厚生労働省は、94日、「平成29年受療行動調査(概数)」の概況を発表しました。

結果の概要を次の通りです。

調査項目は、①病院を選んだ理由、②ふだん医療機関にかかる時の情報の入手先、③予約の状況、診察等までの待ち時間、診察時間(外来患者のみ)、④来院の目的(外来患者のみ)、⑤最初の受診場所(外来患者のみ)、⑥自覚症状(外来患者のみ)、⑦入院までの期間、入院までに時間がかかった理由(入院患者のみ)、⑧医師からの説明の有無、程度、説明に対する疑問や意見、⑨今後の治療・療養の希望(入院患者のみ)、⑩退院の許可が出た場合の自宅療養の見通し(入院患者のみ)、⑪満足度です。

 

1. 病院を選んだ理由:この病院を選んだ理由があると回答した者について、選んだ理由をみると、外来、入院ともに「医師による紹介」が最も多く、外来で37.3%、入院で51.0%、次いで、外来では「交通の便が良い」が27.6%、入院では「専門性が高い医療を提供している」が25.2%となっている。

2. ふだん医療機関にかかる時の情報の入手先:ふだん医療機関にかかる時に「情報を入手している者」は、外来が77.7%、入院が82.6%、「特に情報は入手していない者」は、外来が17.2%、入院が14.1%となっている。「情報を入手している者」について、情報の入手先別にみると、外来、入院ともに「家族・知人・友人の口コミ」が最も高く、外来で70.6%、入院で71.9%、次いで、外来では「医療機関が発信するインターネットの情報」が21.1%、入院では「医療機関の相談窓口」が23.9%となっている。

3. 予約の状況、診察等までの待ち時間、診察時間(外来患者のみ):外来患者の予約状況をみると、「予約をした」は70.9%、「予約をしていない」は21.7%となっている。病院の種類別にみると、特定機能病院で「予約をした」が91.3%と最も多く、次いで大病院87.5%、中病院75.4%となっている。また、前回と比べると、小病院において「予約をした」が14.8ポイント上昇し、57.8%となっている。

外来患者の診察等までの待ち時間をみると、「15分未満」が26.1%と最も多く、次いで「15~30分未満」が23.1%、「30~1時間未満」が20.4%となっており、1時間未満の待ち時間の割合が約7割となっている。病院の種類別にみると、特定機能病院では「30~1時間未満」が21.9%と最も多く、それ以外の病院では「15分未満」が最も多くなっている。また、前回と比べると、小病院において「15分未満」が10.1ポイント上昇し32.4%となっている。

外来患者の診察時間をみると、「5~10分未満」が38.1%と最も多く、次いで「5分未満」が28.5%、「10~20分未満」が12.7%となっている。病院の種類別にみると、「5分未満」は療養病床を有する病院で33.4%と最も高く、特定機能病院で17.8%と最も低くなっている。

 

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jyuryo/17/index.html
2018/09/05(水) 15:25