進行・再発非小細胞肺がん患者の薬剤治療に関する意識調査 アストラゼネカが結果を発表
アストラゼネカは、8月8日、進行・再発非小細胞肺がん患者を対象とした薬剤治療に関する意識調査」の結果を発表しました。アストラゼネカとクロエが調査を実施しました。※クロエ:医薬・医療分野における被験者募集、患者調査、疾患啓発など患者さんや企業、医療施設といったステークホルダーのコミュニケーションを支援。がん情報サイト「オンコロ」など運営。
進行・再発非小細胞肺がんは、昨今の治療選択の増加に伴い複雑化しており、治療の実施に当たっては、多角的な検討が必要となります。特に、薬剤治療を初めて経験する患者さんについては、治療に対する期待や不安も様々であると想定されることから、患者さんの心情を理解した上で、ベストな治療を選択する必要性が高まっています。
本調査は、進行・再発非小細胞肺がんと診断された患者さんの治療に対する期待や不安を理解することを目的に、「オンコロ」で募集を行い、インターネットによるアンケート調査を実施、110名の患者さんから回答を得ました。その結果、患者さんは、診断後初めて薬剤治療を開始する際に、高い効果と忍容性が、より長く維持する安定した治療を望むことが明らかになりました。
【調査結果のポイント】
・ 患者さんが薬剤治療に最も期待していることは、薬剤の効果が長く続くことである。
・ 初めて薬剤治療を開始する際には、「副作用が辛くないか(88%)」「効果が長続きするか(86%)」という治療に対する不安が大きい。
・ 初めて薬剤治療を開始する際には、治療回数や副作用による「周りの人に負担(81%)」「仕事や家事等の『出来ること』が制限(79%)」という生活の変化に対する不安を感じている割合が大きい。
・ 治療中、95%の患者さんが「検査で異常がなかった時」に安心している。
・ 治療中、大切にしていることは「変わらない生活」や「普段通りに過ごす」の回答が多かった。
・ 避けたい副作用としては、「吐き気/嘔吐(30%)」、「脱毛(24%)」が上位に挙げられた。
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