matsuda's blog

2018年3月

マタニティーマークの啓発活動に参画 フェリング・ファーマ

フェリング・ファーマは、320日、CSR(企業の社会的責任)活動の一環として、「マタニティ-マークの啓発活動への参画」を発表しました。妊産婦にやさしい環境を提供することに貢献します。

今回、マタニティ-マークの趣旨に賛同し、ステッカーを都営地下鉄の一部車両の優先席付近に掲出しました。予定期間は20182月末から1年間です。

この取り組みは、フェリング・ファーマの不妊治療及び産婦人科領域の世界的なリーディングカンパニーとしての活動をさらに強化し、不妊治療に悩む患者さん、妊産婦及びその家族の皆さんの健康と笑顔に貢献していくことの取り組みにも繋がっています。

 

https://www.ferring.co.jp/

2018/03/22(木) 16:03

合格率は医師90.1%、歯科医師64.5% 国家試験の合格発表 厚生労働省

厚生労働省は、319日、医師国家試験及び歯科医師国家試験の合格を発表しました。

 

◇第112回医師国家試験(210~11日に実施)

出願者数:全体10,351人、新卒者9,227

受験者数:全体10,010人、新卒者8,924

合格者数:全体9,024人、新卒者8,330

合格率:全体90.1%、新卒者93.3%

合格基準は、

(1)     必修問題については、一般問題を11点、臨床実地問題を13点とし、

総得点が160点以上/200

   但し、必修問題の一部を採点から除外された受験者にあっては、必修問題の得点について総点数の80%以上とする。

(2)     必修問題を除いた一般問題及び臨床実地問題については、各々11点とし、

総得点が208点以上/299

 (3 禁忌肢問題選択数は3問以下

 

◇第111回歯科医師国家試験(23~4日に実施)

出願者数:全体3,721人、新卒者2,469

受験者数:全体3,159人、新卒者1,932

合格者数:全体2,039人、新卒者1,505

合格率:全体64.5%、新卒者77.9%

合格基準は、一般問題(必修問題を含む)を11点、臨床実地問題を13点とし、

1)領域A(総論)59点以上/99

 (2)領域B (各論~Ⅱ)125点以上/169

 (3)領域C  (各論Ⅲ~Ⅴ)131点以上/205

(4) 必修問題 64点以上/80

但し、必修問題の一部を採点から除外された受験者にあっては、必修問題の得点について総点数の80%以上とする。

 

http://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2018/siken01/about.html

http://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2018/siken02/about.html

2018/03/19(月) 14:27

HTLV-1の啓発活動に体内細胞擬人化TVアニメを起用 厚生労働省

厚生労働省は、315日、「ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)」の啓発活動に体内細胞擬人化TVアニメ「はたらく細胞」を起用することを発表しました。擬人化した「ヘルパーT細胞」が『HTLV-1を正しく知ってください。』と呼びかけます。

厚生労働省は、「ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)の認知拡大と理解促進を目的に、TVアニメ「はたらく細胞」(原作:講談社「月間少年シリウス」で連載中)とコラボレーションを行い、ポスターとリーフレットの配布などを通じた啓発活動を実施します。

HTLV-1」は、血液中にあるリンパ球に感染するウイルスですが、このウイルスに感染しても、そのほとんどの人が生涯病気を発症しないため、疾患そのものへの関心が持たれにくいという現状があります。また、医療従事者の間でも「HTLV-1」の認知度は低いため、HTLV-1関連疾患である「成人T 細胞白血病・リンパ腫(ATL)」や、「HTLV-1関連脊髄症(HAM)」の診断が遅れてしまうこともあります。

HTLV-1」の感染者は、全国で約82万人いると推計されており、さらなる感染者を増やさないためには、若者から中高年までの幅広い層に向けて、このウイルスに関する認知を広め、母子感染の予防などによって、次世代にウイルス感染を伝えない取り組みが必要です。そこで、今回、「はたらく細胞」とのコラボレーションを通じた啓発活動を行うこととなりました。

「はたらく細胞」は、累計発行部数150万部突破の体内細胞擬人化漫画で、今年7月にTVアニメ化が決定した作品です。リンパ球の一種であるヘルパーT細胞は、「HTLV-1」に感染することで異常を起こし、「ATL」や「HAM」を発症させると言われているため、今回、擬人化したヘルパーT細胞のキャラクターが、ポスターやリーフレットの中で、『HTLV-1を正しく知ってください。』と呼びかけます。

ポスター(A2サイズ、約3,200部)とリーフレット(A4サイズ、約13万部)は、全国の自治体・保健所などへ配布します。また、画像は、315日から厚生労働省ウェブサイトでダウンロードできます。

 

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000197632.html
2018/03/15(木) 16:06

「終末期医療 アドバンス・ケア・プランニング(ACP)から考える」を作成 日本医師会

日本医師会は、37日、「終末期医療 アドバンス・ケア・プランニング(ACP)から考える」の作成を発表しました。

超高齢社会を迎え、患者さんの人生の締めくくりの時期に、家族や医療・ケア関係者等がどのように寄り添うかが、これまで以上に大きな課題となっています。

そのため、日本医師会第XV次生命倫理懇談会では、会長諮問「超高齢社会と終末医療」について検討を行い、平成2911月に報告書を取りまとめ、答申しました。

報告書では、患者さんの意思を尊重した医療及びケアを実現していくために、アドバンス・ケア・プランニング(Advance Care PlanningACP)の重要性が指摘されるとともに、地域包括ケアシステムの要を担う「かかりつけ医」の役割の重要性が述べられています。

この提言を受け、日本医師会は「かかりつけ医」の先生方に、終末期医療に対する意識をより一層高めていただきと考え、「終末期医療 アドバンス・ケア・プランニング(ACP)から考える」を作成しました。

ACPAdvance Care Planning)とは、将来の変化に備え、将来の医療及びケアについて、患者さんを主体に、そのご家族や近しい人、医療・ケアチームが、繰り返し話し合いを行い、患者さんの意思決定を支援するプロセスのことで、患者さんの人生観や価値観、希望に沿った、将来の医療及びケアを具体化することを目標にしています。

 

http://www.med.or.jp/

2018/03/09(金) 15:23

「がん対策推進基本計画」の変更を公表 厚生労働省

厚生労働省は、39日、「がん対策推進基本計画」の変更を公表しました。

「がん対策推進基本計画」については、がん対策基本法に基づき策定するものであり、がん対策の総合的かつ計画的な推進を図るため、がん対策の基本的方向について定めるとともに、都道府県がん対策推進計画の基本となるものです。

今般の変更は、当日同時に閣議決定された「健康増進法の一部を改正する法律案」を踏まえ、受動喫煙に関する個別目標として、「2020年東京オリンピック・オアラリンピックに向けて受動喫煙対策を徹底し、本基本計画の計画期間中において、望まない受動喫煙のない社会をできるだけ早期に実現することを目標とする。」を本基本計画に盛り込むこととしたものです。

当日、閣議決定されたことを踏まえ、その内容を公表しました。

<第3期がん対策推進基本計画>(平成3039日閣議決定)(概要)

第1       全体目標

 「がん患者を含めた国民が、がんを知り、がんの克服を目指す。」

    科学的根拠に基づくがん予防・がん検診の充実

    患者本位のがん医療の実現

    尊厳を持って安心して暮らせる社会の構築

第2       分野別施策

1. がん予防

(1)     がんの1次予防

(2)     がんの早期発見、がん検診(2次予防)

2. がん医療の充実

(1)     がんゲノム医療

(2)     がんの手術療法、放射線療法、薬物療法、免疫療法

(3)     チーム医療

(4)     がんのリハビリテーション

(5)     支持療法

(6)     希少がん、難治性がん(それぞれのがんの特性に応じた対策)

(7)     小児がん、AYA世代のがん、高齢者のがん

(8)     病理診断

(9)     がん登録

(10)  医薬品・医療機器の早期開発・承認等に向けた取組

3. がんとの共生

(1)     がんと診断された時からの緩和ケア

(2)     相談支援、情報提供

(3)     社会連携に基づくがん対策・がん患者支援

(4)     がん患者等の就労を含めた社会的な問題

(5)     ライフステージに応じたがん対策

4. これらを支える基盤の整備

(1)     がん研究

(2)     人材育成

(3)     がん教育、普及啓発

第3       がん対策を総合的かつ計画的に推進するために必要な事項

1. 関係者等の連携協力の更なる強化

2. 都道府県による計画の策定

3. がん患者を含めた国民の努力

4. 患者団体等との協力

5. 必要な財政措置の実施と予算の効率化・重点化

6. 目標の達成状況の把握

7. 基本計画の見直し

 

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000181704.html
2018/03/09(金) 11:59

重症気管支喘息患者と医師を対象に現状や治療実態を調査 アストラゼネカ

アストラゼネカは、226日、重症気管支喘息患者と医師への調査結果を発表。喘息が重症化している患者さんの9割に重症の自覚がなく、辛さや不安を抱えていても7割が現在の生活の改善を考えていないことを明らかにしました。

アストラゼネカは、重症の喘息患者さんを取り巻く現状や重症喘息に関わる治療実態を明らかにすることを目的とした患者・医師調査を、国際医療福祉大学臨床医学研究センター足立満教授の監修のもと実施しました。調査対象は、ガイドラインの定義により重症と判断される喘息患者さん100名と、重症喘息患者さんの治療に携わる専門医・非専門医それぞれ100名、合計200名です。

調査はインターネット調査で、患者調査は全国の重症患者さん100名(男性50名、女性50名)、医師調査は全国の重症喘息患者さんを診察している医師200名(専門医100名、非専門医100名)を対象に20171215~1226日に実施しました。

喘息患者さん全体のおよそ5~10%が重症の患者さんと言われていますが、重症喘息は現状、治療の選択肢が少なく、コントロール不良の重症喘息は死に至ることもある過酷な疾患で、患者さんは頻回な症状増悪や、呼吸機能低下という身体的な負担のほか、生活の質(QOL)の著しい制限など社会経済的な負担を余儀なくされていると言われています。

今回の調査では、日本の重症喘息患者さんの実状が明らかになりました。

考察1:重症喘息患者さんは、ガイドラインの定義ではコントロール不十分または不良と判断される状態にも関わらず、自分の喘息の状態は中等症・軽症で、コントロールが良いと考える人が多い

考察2:重症喘息患者さんは日常、風邪を引けない、いつ喘息の発作が起きるかわからない、などの不安を抱えている

考察3:重症喘息患者さんの約7割が、現在の生活の改善を考えておらず、そのうち約8割は現在の治療の継続ではこれ以上は改善されず現状維持にとどまると考えている

考察4:新しい治療である生物学的製剤について知らない患者さんが7

考察5:一方で、重症喘息患者さんは、今の治療よりも自分の症状コントロールを改善し、副作用が少なく、効きめが早いなどの期待に応える新しい治療法があれば、挑戦したいという意欲が高い

考察6:重症喘息治療に携わる専門医の9割以上は生物学的製剤の処方経験があった

考察7:重症喘息治療に携わる医師は、患者さんが新しい治療に対してより良い症状コントロールを期待していると考えている

考察8:生物学的製剤の処方経験がある医師のうち、生物学的製剤の症状のコントロールや効果の強さ、即効性について同意する医師は約6~8割だが、「とても同意する」は約2~3

考察9:生物学的製剤の処方経験がある医師の約半数は、経口ステロイド薬処方前の早い段階で生物学的製剤の投与を検討するが、実際は経口ステロイド薬の投与開始後に生物学的製剤を追加投与する

考察10:重症喘息治療に携わる医師は、経口ステロイドの長期連用、副作用、依存性や抵抗性を懸念している

考察11:医師と患者さんとのコミュニケーションでは、症状や治療についての情報に比べ、日常の困りごとについては十分に共有されていない可能性がある

 

https://www.astrazeneca.co.jp/

2018/03/06(火) 16:11