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28年度くすり相談の受付状況を公表 医薬品医療機器総合機構

独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)は、1219日、「平成28年度くすり相談の受付状況」(平成284~293月)をホームページに掲載しました。

1. 相談者数

相談者数は、平成67月に「消費者くすり相談室」として開設されてから平成293月末までに、183,784人となっています。

平成28年度は年間13,448人、1日平均55.3人の相談を受け付けました。

平成195月から、ジェネリック医薬品については、医療関係者からも相談を受け付けています。平成28年度の相談者13,448人のうち、ジェネリック医薬品に関する相談者は495人でした。

2. 相談者の内訳

平成28年度は、相談者の中で、「一般消費者」は13,140人(97.7%)でした。このうち、医薬品を服用または使用している「本人」からの相談は最も多く、10,763人(全体の80.0%)でした。一般消費者以外では、「医療関係者」が145人(1.1%)となっています。

3. 服用者の年齢・性別

平成28年度の相談における、医薬品を服用または使用している人(服用者)の年齢・性別をみると、年齢層では30歳代が最も多く、次いで40歳代でした。また、性別が明らかな相談者においては、女性が多く、男性は約36%、女性は約61%でした。

4. 相談内容

平成28年度の相談を内容別にみてみると、医薬品の副作用、授乳中の薬の使い方等の「安全性」についての問い合わせが6,634(42.2%)と最も多く、次いで、医薬品の併用可否等の「相互作用」についての問い合わせが2,210(14.1%)でした。以下、医薬品の「効能・効果」が1,400(8.9%)、医薬品の「用法・用量」についての問い合わせが1,336(8.5%)でした。

5. 相談品目

平成28年度の相談を品目別にみてみると、医師が処方する「医療用医薬品」についての問い合わせが12,458(89.1%)と最も多く、次いで、薬局等で販売している「一般用医薬品・要指導医薬品」についての問い合わせが1,025(7.3%)であり、これらに院内製剤などの「その他の医薬品」を合わせた「医薬品」は13,550(96.9%)でした。医薬品以外では、「健康食品」についての問い合わせが165(1.2%)、「医薬部外品」についての問い合わせが34(0.2%)、「化粧品」についての問い合わせが12(0.1%)でした。

6. 薬効分類別医薬品数

(1)     医療用医薬品

平成28年度の相談において、相談者が服用する医薬品のうち、医療用医薬品を薬効別にみてみると、「中枢神経系用薬」が37.8%と最も多く、次いで「消化器官用薬」が11.8%、「循環器官用薬」が8.4%でした。

(2)     一般用医薬品・要指導医薬品

平成28年度の相談において、相談者が服用する医薬品のうち、一般用医薬品・要指導医薬品を薬効分類別にみてみると、「中枢神経系用薬」が45.8%と最も多く、次いで「消化器官用薬」が15.2%、「漢方製剤」が7.2%でした。

 

http://www.pmda.go.jp/

2017/12/20(水) 10:44