精度管理に関する会員サービスを開始 検体測定室連携協議会
検体測定室連携協議会(座長:矢作直也筑波大学准教授)は、2017年11月より、検体測定室におけるHbA1cの検査機器の精度管理に関する会員サービスを開始することを発表しました。
検体測定室(ゆびさきセルフチェック測定室)とは、自己穿刺により指先から採取したわずかな血液を用い、糖尿病や脂質異常症といった生活習慣病に関係のある項目を検査できるスペースです。
現在、地域住民のファースト・アクセスの場として健康に関する相談を幅広く受け付け、必要に応じ、かかりつけ医をはじめ適切な専門職種や関係機関に紹介するとともに、健康に関する情報提供を積極的に行う健康サポート機能を有する薬局やドラッグストアが増えており、2017年9月末時点での検体測定室は1,569カ所となりました(厚生労働省医政局地域医療計画課調べ)。
検体測定室における測定の精度を適正に保つ検査機器の精度管理に関しては、「検体測定室に関するガイドライン」で規定されていましたが、そのサポート体制が課題となっていました。
そのような中で、検体測定室連携協議会は、一般社団法人検査医学標準物質機構、測定機器の製造業者等の協力の元で、協議会の会員サービス充実の一環として、外部精度管理に関する会員サービスの準備を進めてきました。
このサービスにより、検体測定室における測定の精度を適正に保つことに寄与でき、検体測定室の信頼性向上につながるものと期待しています。
2017/10/27(金) 15:42