リクシアナ錠とリフキシマ錠の取り違えで注意喚起 第一三共とあすか製薬
独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)は、10月25日、「製薬企業からの医薬品の安全使用(取り違え等)に関するお知らせ」に「リクシアナ錠とリフキシマ錠の販売名類似による取り違え注意」を掲載しました。
このサイトでは、医薬品の製造販売業者等が医療機関向けに発信している、医薬品取り違え等の安全使用に関する情報を紹介しています。
「「リクシアナ錠」と「リフキシマ錠」の販売名類似による取り違え注意のお願い」は、第一三共とあすか製薬の連名で出されているもので、次の通り株式会社要請するとともに、写真付きで両製品を紹介しています。
第一三共株式会社製品「リクシアナ錠(一般名:エドキサバントシル酸塩水和物):経口FXa阻害剤(抗凝固剤)」と、あすか製薬株式会社製品「リフキシマ錠」(一般名:リファキシミン):難吸収性リファマイシン系抗菌薬(肝性脳症における高アンモニア血症改善薬)」につきまして、販売名が類似していることから、誤った調剤による死亡例が報告されました。
「リクシアナ錠」または「リフキシマ錠」を処方・調剤いただく際には、今一度販売名、効能・効果および用法・用量をご確認いただき、また、処方時に薬剤オーダリングシステム等をご使用の場合は、販売名の前に薬効を記載する等の予防策を検討するなど、取り違え防止に一層のご配慮を賜りますよう、お願い申し上げます。
<事例>
リフキシマ錠を処方された肝性脳症の患者に、誤って抗凝固剤のリクシアナ錠が調剤されました。結果として、通常量を超えたリクシアナ錠が複数回投与され、消化管出血が発現し、死亡に至りました。
2017/10/26(木) 15:35