「ジェネリック医薬品産業ビジョン」公表 日本ジェネリック製薬協会
日本ジェネリック製薬協会(GE薬協)は、5月11日、「ジェネリック医薬品産業ビジョン~日本の保健医療とグローバルヘルスを担う自覚と責任~」を公表しました。4月28日に概要を公表しましたが。5月11日に本文を公表しました。
「経済財政運営と改革の基本方針2015」において、ジェネリック医薬品の数量シェア目標80%以上が提示されました。本ビジョンは、その目標が達成された後のわが国の社会において、ジェネリック医薬品や同産業が果たすべき役割についてまとめたもので、業界各社の指針となることを目指しています。本ビジョンは、GE薬協の総務委員会政策部会が作成に当たりました。
「ジェネリック医薬品産業ビジョン」は、ジェネリック医薬品の産業ビジョン策定の背景として、①ジェネリック医薬品への期待と使用促進策の経緯、②製薬産業に係る環境の変化(変化のスピードと大きさ)への適応を示し、ジェネリック医薬品産業ビジョンの基本的な考え方として、「2015年9月4日に厚生労働省から公表された『医薬品産業強化戦略』では、2017年央のジェネリック医薬品の数量シェア目標の進捗状況を確認した上で『総合戦略』の見直しを行うと記載された。ジェネリック医薬品に対する期待に応えるため、かつ取り巻く環境の変化に対応していくためにも、本ビジョンは、ジェネリック医薬品を取扱う全てのメーカーの指針となる」としています。
ビジョンは、
【Vision1 期待される産業像の実現】~海外展開、新たな流通体制への対応~
【Vision2 安心、信頼の追求】~安定供給、品質管理、安全性・情報発信~
【Vision3 未来への挑戦】~不確実な未来(環境変化)への対応~
の3つであり、そのビジョンを支える根底の考え方について記載されています。
2017/05/11(木) 18:01