県内で発見されたハーボニー偽造品への対応発表 奈良県
奈良県薬務課は、2月7日、県内で発見されたC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品への対応について発表(第4報)しました。
ギリアド・サイエンシズ株式会社(ギリアド社)が販売するC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」について、県内の薬局等に対する悉皆調査の結果を発表したものです。
1. 調査内容
趣旨:偽造品が発見された薬局以外にも、「ハーボニー配合錠」の偽造品を取り扱っている薬局や医療機関がないかどうか確認のため、奈良市と協力し薬局、卸業者、病院に対して書面調査を実施しました。文書を送付しファクシミリ等で回答。
2. 調査結果
調査対象とした施設のうち、長期休止中の薬局1店舗を除く全ての施設から回答を得ました。
対象施設は、卸業者36施設(このうち取扱い有10施設)、薬局534施設(このうち取扱い有45施設)、病院76施設(このうち取扱い有12施設)、合計646施設(このうち取扱い有67施設)です。
卸業者10営業所は、ギリアド社から直接、または、その営業所から仕入れている卸業者であることが判明しました。
サン薬局10店舗以外の薬局35店舗と病院12施設は、ギリアド社からつながる卸売業者からの購入であることが判明しました。
なお、偽造品、若しくは疑いのある製品に関する情報は寄せられていません。
引き続き、偽造品の流通の防止のための情報収集、並びに、発見した場合の監視指導を行っていきます。
http://www.pref.nara.jp/dd.aspx?menuid=18089
2017/02/07(火) 15:59