matsuda's blog

女性向け小冊子「妊婦・授乳とくすり」を公開 くすりの適正使用協議会

くすりの適正使用協議会(RAD-AR)は、1018日、女性向け小冊子「妊婦・授乳とくすり」の公開を発表しました。

くすりの適正使用協議会くすり教育委員会では、国民が正しく薬を使用できるようにとの趣旨で作成されたRAD-AR(レーダー)カードシリーズのリニューアルを行っていますが、妊婦さん向けのウェブサイト等に、妊娠中や授乳中のくすりの使用にあたり不安や疑問の声が多く寄せられている背景を受け、今回は妊娠を希望する方や妊娠・授乳中の女性向けに「妊娠・授乳とくすり」を作成し、ホームページに公開しました。同時に、小冊子(印刷物)の無料提供キャンペーンを開始しました。

妊娠中や授乳中の薬の副用については、妊産婦さんが一度は気にするテーマであり、関連のウェブサイトには多くの不安や疑問が寄せられていることから、本年9月、これから妊娠を希望する方や5年以内に出産・授乳した経験のある女性300名を対象に「妊娠・授乳と薬に関する調査」(インターネット調査)を行ったところ、「3人に1人が妊娠に気付かず薬を飲んで不安になったことがある」、「3人に2人が自己判断で薬を我慢した経験がある」など、妊娠・授乳中の薬の服用に対して強い不安を持っていることが分かりました。

事前に、薬の服用を避けるべき時期や風邪などによる一時的な薬の使用、母乳には殆んど薬が含まれないなど、正しい知識を持つことで不安が緩和され、安心して妊娠や授乳に備えられるようになります。

今回の「妊婦・授乳とくすり」は、医師の佐藤孝道先生(武久レディースクリニック)・酒見智子先生(聖路加国際病院女性総合診療部)の監修の下、妊娠中にくすりの服用を避ける時期、慢性疾患のくすりや一時的なくすりの使用など様々な情報を盛り込み、持病を持ちながら妊娠・授乳に臨まれる方、パートナーの男性の方にも分かりやすい内容になっています。

小冊子は1団体(施設)あたり、1回に限り300部まで無料提供(送料は申込者負担)します。無料提供期間は半年程度、その後は実費での提供を予定しています。キャンペーンは在庫が無くなり次第終了します。

 

https://www.rad-ar.or.jp/

2016/10/21(金) 10:42