matsuda's blog

スポーツにおける医薬品の誤用や乱用によるドーピングの防止に向けた行動計画 アステラス製薬がWADAと国際的な連携に関する契約を締結

アステラス製薬は、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)と、スポーツにおけるドーピングを目的とした医薬品の誤用や乱用の防止に向けた国際的な連携に関する契約を締結しました。1014日に発表しました。

ドーピングでは、市販されている医薬品だけでなく、まだそれほど知名度が高くない、あるいは検出が困難な開発段階の化合物が誤用・乱用されることが少なくありません。

この問題に対処するWADAの取り組みを支援するため、アステラス製薬は、ドーピングで乱用される恐れがあるアステラス製薬又はその子会社が単独で開発中の化合物を特定し、その検出方法の開発段階において、関連情報をWADAに提供するよう協力します。さらに、アステラス製薬は、乱用を避けるために、臨床試験期間中ドーピングで使用される恐れがある化合物の誤用のリスクを最小限に抑えることにも協力します。

アステラス製薬は、ドーピング防止に向け、製薬会社及びバイオテクノロジー企業の役割を強化するために、WADA及び国際製薬団体連合会(IFPMA)が近年公表した指針に沿って活動しています。

「ドーピング乱用の可能性がある化合物の特定及びWADAとの情報共有」と題された指針には、ドーピングで使用される恐れがある開発段階の化合物が市販される前に、そのリスクを判定する自発的なプロセスの確立に関する成功事例が示されています。

この指針は、最新のドーピング手法と闘うために、WADAIFPMA20107月に署名し、バイオテクノロジー産業協会(BIO)が20116月に承認した「スポーツにおけるドーピング防止活動に向けての協力に関する共同宣言」の延長線上にあります。

 

https://www.astellas.com/jp/

2016/10/14(金) 17:05