12月と1月の調剤医療費の動向を発表 厚生労働省
厚生労働省は、6月13日、平成27年12月と平成28年1月の調剤医療費(電算処理分)の動向を公表しました。
<27年12月>
(1) 平成27年12月の調剤医療費(電算処理分に限る)は7,157億円(伸び率:対前年同期比8.4%)で、処方せん1枚当たり調剤医療費は10,021円(伸び率9.8%)であった。
調剤医療費の内訳は、技術料が1,615億円(伸び率▲0.0%)、薬剤料が5,531億円(伸び率11.2%)で、薬剤料のうち、後発医薬品が780億円(伸び率14.6%)であった。
(2) 薬剤料の約85%を占める内服薬4,636億円(対前年同期伸び幅540億円)を薬効大分類別にみると、総額が最も高かったのは「循環器官用薬」の984億円(伸び幅5億円)で、伸び幅が最も高かったのは「化学療法剤」の425億円(総額614億円)であった。
(3) 処方せん1枚当たり調剤医療費を都道府県別にみると、全国では10,021円(伸び率9.8%)で、最も高かったのは京都府(12,426円、伸び率13.1%)、最も低かったのは福岡県(8,800円、伸び率10.2%)であった。
また、伸び率が最も高かったのは佐賀県(伸び率22.1%)、最も低かったのは新潟県(伸び率0.9%)であった。
「後発医薬品の使用状況」
後発医薬品薬剤料は780億円(伸び率14.6%、伸び幅100億円)
後発医薬品割合は数量ベース(新指標)が60.9%(伸び幅+3.3%)、薬剤料ベースが14.1%(伸び幅+0.4%)、後発品調剤率が64.1%(伸び幅+1.6%)、数量ベースを旧指標でみると40.9%(伸び幅+3.1%)
<28年1月>
(4) 平成28年1月の調剤医療費(電算処理分に限る)は6,408億円(伸び率:対前年同期比7.3%)で、処方せん1枚当たり調剤医療費は10,122円(伸び率12.9%)であった。
調剤医療費の内訳は、技術料が1,429億円(伸び率▲2.7%)、薬剤料が4,969億円(伸び率10.5%)で、薬剤料のうち、後発医薬品が707億円(伸び率14.5%)であった。
(5) 薬剤料の約85%を占める内服薬4,165億円(対前年同期伸び幅473億円)を薬効大分類別にみると、総額が最も高かったのは「循環器官用薬」の882億円(伸び幅7億円)で、伸び幅が最も高かったのは「化学療法剤」の362億円(総額564億円)であった。
(6) 処方せん1枚当たり調剤医療費を都道府県別にみると、全国では10,122円(伸び率12.9%)で、最も高かったのは京都府(12,575円、伸び率15.7%)、最も低かったのは福岡県(8,856円、伸び率13.6%)であった。
また、伸び率が最も高かったのは佐賀県(伸び率28.4%)、最も低かったのは北海道(伸び率6.5%)であった。
「後発医薬品の使用状況」
後発医薬品薬剤料は707億円(伸び率14.5%、伸び幅90億円)
後発医薬品割合は数量ベース(新指標)が61.5%(伸び幅+3.1%)、薬剤料ベースが14.2%(伸び幅+0.5%)、後発品調剤率が64.7%(伸び幅+1.6%)、数量ベースを旧指標でみると41.4%(伸び幅+3.1%)
http://www.mhlw.go.jp/topics/medias/c-med/2015/12/index.html
http://www.mhlw.go.jp/topics/medias/c-med/2016/01/index.html