日本医師会がIT化宣言2016発表
日本医師会は、6月8日の定例記者会見で「日医IT化宣言2016」を発表しました。
<日医IT化宣言2016>
○日本医師会は、安全なネットワークを構築するとともに、個人のプライバシーを守ります。
・マイナンバー制度のインフラを活用した医療等ID制度を確立させる。
・医療等IDを活用して、国民・患者が安心できる地域医療連携を実現する。
・医療機関が安心・安全・安価に地域医療連携に活用できる医療専用ネットワークの構築を目指す。
○日本医師会は、医療の質の向上と安全の確保をITで支えます。
・患者の同意に基づいて収集した医療情報を研究・分析して、医療の質の向上及び患者の安全確保に努める。
○日本医師会は、国民皆保険をITで支えます。
・日本医師会が開発するレセプト処理システムを電子カルテメーカーに提供、普及させることで、保険医療機関経営の原資となる診療報酬を請求するためのインフラ整備を行い、国民皆保険を堅持する。
○日本医師会は、地域医療連携・多職種連携をITで支えます。
・電子カルテのない医療機関でも、電子化された医療情報で地域医療連携を行うことができるようなツールを開発、提供する。
○日本医師会は、電子化された医療情報を電子認証技術で守ります。
・全ての医師に医師資格証を普及させる。
・保健医療福祉分野の電子認証局(HPKI)の事業発展と安定した運用を行う。
・医師資格証のユースケース拡大を図るとともに、身分証明書としての認知度も向上させる。
2016/06/13(月) 15:41