製薬協産業ビジョン2025を策定 日本製薬工業協会
日本製薬工業協会は、製薬協産業ビジョン2025「世界に届ける創薬イノベーション」を策定し、1月15日に発表しました。
日本製薬工業協会(製薬協)は、2025年に向け、研究開発志向型の製薬企業の団体として、製薬企業のあるべき姿とそれに向けた戦略の方向性を『製薬協産業ビジョン2025』として策定しました。
新薬開発の難度の高まり、研究開発費用の高騰、国際競争の激化に加え、社会保障費の歳出抑制強化により、事業リスクが増大している中、『製薬協産業ビジョン2025』は、研究開発志向型の製薬企業がその使命を果たすために、今後、どのような視点で何に取り組む必要があるのか等について取りまとめるととともに、全てのステークホルダーの方々にイノベーションの価値と重要性について、理解と協力を得ることを目的として策定したものです。
製薬協では、本ビジョンの実現に向けて具体的な活動を行っていきます。
ビジョンでは、「ビジョン策定の背景と目的」として、製薬産業の重要性、製薬産業をめぐる環境変化と直面する課題を示し、「研究開発型製薬企業への期待と責任を果たすためには、個別企業の主体的な取り組みに加えて、業界団体としても積極的に活動することが重要である。我々が目指す方向性を示し、創薬イノベーションの価値と重要性について全てのステークホルダーに認識していただくこと、我々が直面している問題や必要な改革への理解とその解決に向けて協力を得ることを目的として策定した」としています。
ビジョン1『先進創薬で次世代医療を牽引する~P4+1医療への貢献~』
P4:個別化(Personalized)、予測的(Predictive)、予防的(Preventive)、参加型(Participatory)
+1:進歩的(Progressive)
ビジョン2『世界80億人に革新的な医薬品を届ける』
ビジョン3『高付加価値産業として日本経済をリードする』
ビジョン4『健康先進国の実現を支援する~心おきなく健康で長生きできる社会に~』
ビジョン5『志高き信頼される産業となる』