ジェネリック調剤を中心に薬局における患者対応等に関する調査 厚生労働省
厚生労働省は、11月13日、「薬局における患者対応等に関する調査-ジェネリック医薬品の調剤を中心として」を公表しました。ジェネリック医薬品の調剤を積極的に行っている7薬局について、ヒヤリング調査した結果を取りまとめたため公表したものです。政策統括官付政策評価官室アフターサービス推進室が発表しました。
今回の調査では、(1)ジェネリック医薬品の評価と採用、(2)調剤時における患者対応、(3)服用後のアフターフォローの3段階に分けてヒヤリングを行いました。
その結果、調査先の薬局では、(1)ジェネリック医薬品への切り替えを円滑に進めるため、総合的な評価に基づき医薬品を採用し、(2)患者に対して資料などを用いた丁寧な説明を実施しており、(3)更に、服用後の継続的な薬効・副作用の確認を行い、患者に体調変化などが生じた場合は医療機関へ情報提供するなど、患者や医療機関との信頼関係の構築に努めていることがわかりました。
調査の結果(調剤の各段階における調査先薬局の取組み)
①
ジェネリック医薬品の評価と採用:収集した医薬品情報に基づき品質、有効性や安全性はもちろん、経済的効果や製剤上の工夫点等を総合的に評価し、採用する。
②
調剤時における患者対応:ジェネリック医薬品への切り替え調剤に当たっては、薬剤情報提供文書に加え、先発医薬品との比較資料や具体的な薬価負担軽減額を提示・説明し、患者が理解・納得した上で銘柄を選択できるようサポートする。
③
服用後のアフターフォロー:患者が安心して服用できるように継続的に薬効と副作用を確認し、万一、患者に体調変化等が生じた場合は、同意を得た後、処方医へ情報提供する。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000103141.html