向精神薬の適正流通及び管理に関する監視指導を強化 厚生労働省
厚生労働省は、11月10日、「向精神薬の適正流通及び管理に関する監視指導の強化」を発表しました。
平成27年7月、東京都内の診療所の医師が大量の向精神薬を営利の目的で不正に譲り渡す事件が発生し、同年10月6日、関東信越厚生局麻薬取締部は当該医師を麻薬及び向精神薬取締法違反で逮捕しました。
本案件においては、当該医師が向精神薬を取り扱う卸業者から大量の向精神薬を購入していたにもかかわらず、医薬品製造販売業者や向精神薬を取り扱う卸売業者等による適切な対応が取られず、結果的に大量の向精神薬が横流しされる事態となりました。
このため厚生労働省では、同種事犯の再発防止を図るため、10日付で関係団体、麻薬取締部及び都道府県宛てに向精神薬の適正流通及び管理に関する監視指導を強化する通知を発出しました。
2015/11/13(金) 11:22